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ウィントン・マルサリス
トランペット奏者で一番好きな人は、と訊かれたら、ウィントン・マルサリスと答えるかもしれません。他にも素晴らしい奏者はたくさんいますので一人に絞れないのが正直なところですが。
そんなウィントン・マルサリルが来日すると聞いて発売開始日に即予約してからずっと楽しみにしていました。
今回の席はこんな感じの角度だったので、
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残念ながら演奏しているマルサリスの顔が全然見えなかったのですが、ピアノの演奏見放題。
もう、本当に期待を裏切らないどころかどこまでも上に行く素晴らしい演奏でした。正直、ジャズのことはそこまで詳しいわけではありませんが、マルサリスのアルバムはクラシックもジャズも昔からずっと聴いていて、その技術力の高さも、美しい歌も音色も、ステージ上でもそのままでした。
全員の演奏技術の高さも言葉にできないくらい高いのですが、それ以上に感じるのがアンサンブル力の高さ。機械的な統一感ではなく、あくまでも意志と方向性と、音楽的要素が完全に噛み合っている演奏に引き込まれっぱなしでした。
数年間に来日した際にも新宿文化で聴きましたが、今回のほうが聴きやすい選曲にされていたように感じます。アンコールも多分ホール側が想定していなかった2曲目までやってくれて(照明も影アナも入っている状態から急遽2曲目のアンコールスタートだったので)、贅沢な時間、贅沢な音楽を浴びっぱなしでした。
音楽の持つ力ってやっぱりすごいな。心が動かされるって、なかなか体験しないので、改めてそう感じました。また近いうちに来日してもらいたいです。
荻原明(おぎわらあきら)
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