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秋バテ対策の4つのポイント まとめ

秋バテ対策の4つのポイント。
そのまとめです。


秋バテ対策の4つのポイント

  1. 1時間多く寝る/昼寝をする

  2. 肺を補い気を養う食べ物を多く摂る

  3. 適度で穏やかな運動

  4. ツボをマッサージして疲労感を解消

1.1時間多く寝る/昼寝をする

『黄帝内経(こうていだいけい)』という
黄帝と名医との問答の形で記録された古代中国の医学書ともいえるものには、
こう書かれています。

秋は「早寝早起き」が推奨されており、
1時間早く寝ることが勧めてられています。

秋は乾燥しやすい季節なので、
気(エネルギー)が徐々に減少しやすいのです。
なので、早めに休むことが体内の陰陽バランスを保つのに
役に立ちます。

なぜなら、寝ている間に陰を養うことができるから。
陰=液。
乾燥すると液体は蒸発してしまうので、
陽に傾く→さらに乾燥

秋は空気が乾燥しやすいのに
さらに乾燥が進んでしまいます。
そして、その乾燥を嫌うのが「肺」。

なので、秋バテの予防には十分な睡眠がポイントなのです。

2.肺を補い気を養う食べ物を多く摂る

秋は空気の乾燥が強くなる季節。
つまり、乾燥を嫌う肺に負担がかかりやすい季節なのです。

中医学では「肺は乾燥を嫌い、湿気を好む」とされています。
肺を潤し、気を補う食材を取り入れるのがポイント。
肺を潤し、気を補う食材は
免疫力を高めてくれて、秋バテの予防になります。

例えば……
食材とその効果:

白きくらげ
肺を潤し、乾燥による咳やのどの渇きを和らげてくれます。
滋陰作用もあり、美肌効果も期待できます。
サラダやスープに入れるのもおすすめですが、
美肌効果を期待するなら、トロトロになるまで
煮込むのもおすすめです。

ナツメ
気を補い、血を養う食材で、
疲労回復に役立ちます。
特に秋バテで元気が出ないときにおススメです。
お茶にしたり、スープに入れたり、そのまま食べたり。

百合根
肺を潤し、ストレスや不安感を和らげる働きがあります。
心を安定させ、リラックス効果も期待できます。
いろいろ考えすぎて眠れない方にもおススメ。
ご飯に炊き込んだり、スープに。

はちみつ
肺を潤し、喉を癒してくれます。
のどに炎症があるときにも。
便秘の予防にもおススメです。

麦門冬(ばくもんどう)
肺や胃の乾燥を防ぎ、体を潤します。
喉の乾燥や咳に良い食材です。
日本では中華街や漢方薬局だと手に入りやすいかも。
ドラッグストアでは錠剤になっているのは見たことがあります。

ギョクチク(玉竹)
潤いを与え、体内の乾燥を和らげます。
肺と胃の滋養強壮に良いとされています。
これも日本だと中華街では手に入るかと。

3.適度で穏やかな運動

秋は体内のエネルギーである「陽気」をキープしつつ、
消耗しないようにすることが大切です。

汗をかくと、一緒に体内の気(エネルギー)も
排出してしまいます。
大汗をかく運動は陽気を体外に排出してしまうことになるので、
秋の運動は激しいものではなく、
体を温める程度の緩やかなものがおすすめ。

ストレッチやヨガ、
ウォーキング。
紅葉の便りもちらほら。
眼の保養もかねて、自然の中に出かけるのもいいですね。

おすすめの運動
ウォーキング:
穏やかに身体を動かしながら、血液循環を促進してくれます。
特に早朝や夕方の涼しい時間帯がおススメです。

ストレッチやヨガ:
ゆったりとした動作で身体を伸ばし、
筋肉をほぐしながら心身のバランスを整えてくれます。
呼吸を意識して行うことで、
気の流れを改善し、心を落ち着かせてくれます。

八段錦(気功):
伝統的な気功の一種で、軽い動きと深い呼吸を組み合わせです。
体内のエネルギーを高めます。
特に疲れがたまりやすい秋にはおススメです。
*気になる方は、youtubeなどで見てみてくださいね

4.ツボをマッサージして疲労感を解消

ツボ押し、というと、
面倒臭い感じがする方もいるかもしれませんね。
ツボってどこ?となってしまいますし💦

けれど、やはりツボは意味があるから
今も残っている療法。
自分の体に意識を向ける意味でも、
秋の夜長はツボ押しでも~

ツボを刺激すると、
体内のエネルギーの流れを改善してくれて、
疲労感を取り除くのに役立ちます。

秋バテの予防や改善には、
主に以下のツボがおススメ。

太陽穴:目尻から指2本分外側で、こめかみよりやや内側のくぼみ
頭痛や疲れ目を和らげ、集中力を高めてくれます。
軽く押しながら円を描くようにマッサージしてみましょう

百会穴:左右の耳を結んだ線と顔の真ん中の線が交差する頭頂
精神をリフレッシュし、頭の重さやだるさを解消してくれます。
軽く指で押すと、開放感が得られます。

足三里穴:ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところ
胃腸の働きを助け、全身の気を高める重要なツボです。
両手の親指で強めに押しながら、ゆっくりと円を描くようにマッサージ。

中脘穴:おへそに小指をあてて、親指までの指幅5本。 親指があたっているところ
消化不良や胃の不快感を和らげるツボです。
ツボの周辺を指圧でマッサージすることで、胃腸の調子を整えてくれます。

まとめ

秋バテを放っておくと、
肺が弱った状態で、冬を迎えてしまいます。
冬の乾燥はさらに肺に負担をかけてしまいます。
しかも、肺が弱っている状態だと、
冬の寒さで弱りやすい腎へのエネルギーのバトンタッチができなくなるのです。

これがバランスを崩すと、ほかにもアンバランスを招く理由。
これは陰陽五行論の考え方です。


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