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本を読まない子ども

私は読書とは無縁の子どもだった

無縁というか、
進んで読まなかったという感じかな

4つ上の兄は
あの日本の歴史を全巻持ってて
読んでたし、
科学雑誌ニュートンを
定期購読していた

母は、
毎晩図書館で借りてきた本を読んでいた

本を読む人は近くにたくさんいたけど、
そして
読んだら勉強になりそうな本もあったけど
進んで手を伸ばすことはなかった

『日本の歴史』も邪馬台国のあの髪型の絵の
イメージで終わってる
(一応読もうとしたのかもしれない)

中学生の時、友人から借りたその時大人気だった
物語の本(タイトルすら覚えていない)
も殆ど読めないで返した

唯一好きだったのは
シャーロックホームズのシリーズ
その頃から謎解きは大好きだった
(これも確か祖父がくれた
『小学⚪︎年生』とかの付録が
きっかけだったかな

そして、
なぜか国語の教科書は好きだった
配られるとまず詩のページを
真っ先に読んでいた

好きだったのは
やっぱり 『朝のリレー』
ワクワクした

『おじいさんと雁』で泣き
『徒然草』で笑い
『おじさんのかさ』を口ずさみ
蜜蜂の秘密なんかも学んだ

少し大きくなると
『山月記』の虜となり
文庫本まで買った
『沈黙』の最後に唸り
悟りを開く勢いだった

高校の夏の課題図書の
『こころ』は読み切れず二学期になったが
学校で映画を観させられ、
ストーリーが衝撃的で気になり
読み切った

物語を読んでみようとしたのか
きっかけは分からないが
20歳頃から
江國 香織さんの本を時々読むようになった

そんなもんだ

そして、とうとう
子育て真っ只中の
2018年?19年?
年間100冊の本を読み切った

「読書量と収入は比例する」という
言葉を聞いたから

その頃、
一所懸命になっていた
マーケティングや自己啓発本が
主だったけど
読書って楽しい!と思えた期間だった


今は、気になった本をちょこちょこと 
読む程度

物語は小川糸さんが好き
今読んでるのは、
さとうみつろうさんの
『Noサラリーマン Noジャパン』


娘は、
あの頃の私そっくりで
隣でどんなに読もうとも
小さい頃に読み聞かせしてても
本を読まない 笑

それでもえええやん

私みたいにいつか読みたくなったら 
読むし
別に読まんでもそれはそれでよしと

そう思える、かな…あ、デモ…
(ちょっとは読んでほしいけど…
↑やっぱり!!)

本を読まない子どもが
一生読まないとは限らない

本を読むからこそ得られる体験も
その子には必要ないのかもしれない

さぁ、
娘が本を読まないでも良い理由を
自分を無理やり納得させようとして
つらつらと書いたところで
終わりまーす


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