電子教科書の利用について〜中学校音楽科
さて、まず初めに私が個人的にめちゃくちゃ便利だな〜と思っている電子教科書について語らせていただきます。
私が今まで赴任した学校は、ほとんどが教育●術社の教科書を採択していました。したがって、私がこれまでに使ったことがある電子教科書も、教●芸術社さんの物です。
教育芸●社さんは、指導書のセットを購入すると一緒に指導者用デジタル教科書が付いてきます。こちらは同じ校内であれば複数のPCに入れることもできます。(本当にありがたい!)
この電子教科書、あるのと無いのでは教員側の負担も生徒の食い付きも大違い!
まず、各曲楽譜に合わせて音源の再生ができます。歌唱の単元では、楽譜バージョンと縦書き歌詞バージョンに切り替えて再生可能。しかも、ボタンひとつで歌詞の横に現代語訳を表示させることができます。1年生は「浜辺の歌」、2年生は「荒城の月」や「夏の思い出」、3年生は「花」など、歌詞の理解や言葉の意味が難しい曲も、ボタンひとつですぐに現代語訳を見ることができます。
また、作詞者や作曲者の紹介ムービーを見ることもできます。
そして何より便利なのは、器楽の教科書!
特にアルトリコーダーのページでは、プロのリコーダー奏者によるリコーダーの歴史についての解説や、様々なリコーダーによる演奏を聴くことができます。
その中でも特に生徒達の練習に役立ったのは、曲ごとに階名(ドレミ)を表示させる機能と、運指の手本を動画形式で再生しながら一緒に練習することができる機能です。こちら、再生速度を変えることもできるので、最初はゆっくりからスタートして、だんだんテンポをあげていくなど、練習段階に合わせて再生することができます。
各アーティキュレーションの違いなども、実際にプロのお手本で聴き比べることができるので、とても分かりやすいです。
その他にも、箏や和太鼓、各種打楽器の正しい演奏方法やコツなどを実際に映像で見ることができるので、教員サイドもかなり勉強になります。
ここまで電子教科書について長々と語ってきましたが……、いくら電子教科書が便利だからといって、説明や解説を全て電子教科書に丸投げしているわけではありません!口頭でもしっかりと説明をした上で、内容の振り返りもかねて動画を視聴しています。
実際ずーっと教員が喋りっぱなしや、動画を流しっぱなしよりも、上手く両方を使って変化のある授業をしたほうが生徒たちの食い付きも良い気がします。
それぞれ、指導校の生徒の実態や自身の指導に合った方法で電子教科書を上手くつかっていくのが一番です。
電子教科書については、まだまだ正直語り足りないのですが……。(笑)
続きはまたいつか書かせていただきます。
次回はロイ●ノートを使った授業について書きたいと思います。
では今回はこの辺で失礼します👋
ここまで読んでくださり、ありがとうございました♫ 皆さん明日も良い1日になりますように!
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