Mega Rocks 2006【前編】
※2006年に仙台で行われていたラジオ局主催のロックフェスをmixiでライブレポ書いたやつ。
若い頃はライブたくさん行っていたんだなー。
ライブレポぎみな感想文にも満たないものです。
やたら長いので、疲れている人は読まぬように。
で、前編・後編に分ける事にしました。
今回のはZEPPでのライブまでを書いてます。
下手な文章ですが、読んでくださる方、よろしくお願いします。
朝、風の強さを感じながら目を覚まし、ぐだぐだ怠惰な眠りからの覚醒を感じながら、布団から抜け出して、きなことココアを混ぜたものを飲み、フルーツグラノーラの豆乳がけを食してから、家を出た。古着屋で、数枚シャツを選び、時間を潰して、また家に帰った。
ライブの会場ZEPP SENDAIは近所なので、まあ一時間前に行けばいいなと思っていたら、実際にその時間に行ったらけっこうな数の人が並んでいて驚いた。友人と来ている人が多いので、こういう待ち時間に普段はなかなか出来ない会話をしたりするのかもしれない。
「ハイロウズとクロマニヨンズって何が違うのかわかんねーし、意味ねーよな」といっていた若い兄ちゃんには、「貴様の理解度で、ロックバンドが解散・結成するわけでなし、音のうんぬんを考えずに表面で判断するなら、もう音楽聴くな馬鹿」と心の中で毒づいた自分がちょっと嫌・・・。
一人で行っていたので、暇を持て余さないようにと、小さ目のポーチを首から下げて、中に入れてきた村上春樹の「風の歌を聴け」を読んだ。外で、大人数の中での読書って、すこしストレンジなかんじがしたけど、なんか自然に言葉が胸に滑り込んできてよかった。公園で読書する時とは、また違った感じだったけどね。読書って言うのは、孤独のすぐ側にあって、それを和らげてくれる友なのかもしれない。
そして、会場が開場。腕に巻かれたプラスティック製のリストバンドをかざして、中へ。なんだかんだで、一番前のフロアの中心辺りに行けた。野朗の姿が近くにいなくて、あれっと思ったが、まあ気にしないことにした。できれば、女子を前にして、前の人が邪魔で見えないって思いをさせたくは無かったのだが、いかんせんそう思ったときには既に人が増えすぎていた。
オープニングアクトは、【N.E.S】仙台のバンドで、ガレージとハードコア半々な感じ。ヴォーカルの人の声が以外にがなっていて格好良し。ライブの予告に、よく名前は見るのだけれど、見るのは今日が初めてだった。メンバーに元fra-foaの人がいて、なんだかドキドキした。デヴュー直後のライブには何度も通っていたので、切ないやら、懐かしいやら。いい感じに場内を暖めてくれたと思う。
次はシークレット・アクトとされていたのだが、僕はクロマニヨンズかと予想していた。なんとなく、ライブでシークレットというと彼らのイメージがあったのだが、出てきたのは、吉井和哉だった。会場に響き渡る歓声。むしろ絶叫か。ここで後ろのやつらが、一気に前に突っ込んできてバランスを崩しかける。さんざんアナウンスでそういうことするなって言われてるのに、低能がと毒づく。気持ちは分かるけど、ライブを楽しく過ごすためには、熱狂しつつも、冷静な頭をどこかに残しておいてもらいたいもんだ。
吉井さんは、アコギと、キーボードの方の二人のみのシンプルな演奏スタイル。アコースティックなアレンジで【CALL ME】【TALI】を披露。斜め前の女の人が大泣きしていたのが印象的だった。生の吉井さんと100mも離れずにいるんだから、気持ちはわからんでもない。実に彼らしい出で立ちをして、首に巻いたスカーフがおしゃれでした。のびやかな声と、キーボードとギターのみの演奏が、よけいに歌詞を引き立たせてくれて痺れましたね。最期に、今回のアルバム最終曲を演奏して、タイムアウト。途中で、誕生日おめでとーって声がかかって、みんなが祝福の声と拍手をしていたのが印象的。そういえば、ロビン誕生日だものね。ほっこりした
ステージ転換の時間に、後ろからまた波が。まあ、The Birthdayなので無理もない。吉井さんの演奏で気分が上がっている人も多かっただろうしね。さすがに今回は野郎衆が前へ前へとやってきました。そしてセッティング完了。SEでハッピーバースディと歌っているおしゃれっぽい海外の歌が流れる中、メンバー登場。
会場内大絶叫。私もw(・ω・)wうぎゃぎゃがぁぎゃっややーッと叫んでおりました(汗)
チバが、髪がまた短くなっていて、服装もミッシェル初期【High Time】の時くらいの感じみたいになっていて、ああチバさんやっぱりカッコイイと思った次第。キュウちゃんは、黒ズボンにタンクトップ。今井さんは、ライダーススーツの胸元を開けて、かなりセクシーないでたちになっておりました。ハルキ君は、おされな古着スタイルっぽくて、写真で見るより男前でしたね。てるる。。。をビジュアル面でダメで解雇されたって噂はデマだな。
そして演奏スタート。祭りでした。ライブ見に来ているのに、肉弾戦のようなダンスタイム!!【stupid】で始まって、数曲。「KIKI THE PIXY」も確かやったはず。押し合いへしあいされすぎて、だいぶ記憶が飛んでます。ワンマンもしいけたら、後ろか横の方で踊ってようと決めました。暴れたいだけの人たちの中にいると、なんだか音楽を楽しみきれないお年頃。楽しめれば、ライブはいいんだって考えもありますが、エゴエゴさんは、できればご遠慮ねがいたい。
ラストに演奏された【ハレルヤ】のアレンジが、かなりヤバイ事になっていて、やっぱりチバさんの作るバンドはライブでこそ、本領を発揮するんだなと実感。ゼッタイライブで見たほうが上がります。ミッシェルの時の【水色の水】なんてのは最強でしたから。
来年のワンマン楽しみだなー。MCでチバさんが「明日何の日か知っている?」って言って、会場から「体育の日ー」って言葉が帰ってきたときに「違うよ、明日は10月9日でトークの日だろ」って悪戯好きな子供みたいに笑ってくれたのが印象深かったです。
いい意味でリラックスしていて、ああ、心からバースディ楽しいんだなあって思いました。
次が、OVER GROUND ACOUSTIC UNDER GROUNDで、TOSHI-LOWを生で見るのが初めてな僕はドキドキしてました。曲は聴いていたので、激しいのが無いって思っていましたが、実際に始まってみると、ヴァイオリンの入った斬新な曲に終始ご機嫌。ヴォーカルのMARTINさんの心温まる爆笑MCも最高でした。
だって、「英語ムツカシイからキライ」とか「靴脱いでイイ?」って言って、そのまま靴下まで脱いで、観客が欲しいっていうから、それまで投げちゃうんだよ?笑わせていただきましたw
音は、ケルト音楽とロックの融合みたいな感じで、まったりとしていて心地よかったな。TOSHI-LOWも終始リラックスして楽しそうに演奏してたし。聴いていて思ったんだけど、THE BOOMの宮沢さんが今やっている新しいバンドと対バンしたら、かなり面白いイベントになりそうだなって感じましたよ。
そして次にバックホーン。随分と初期から聴いていたけど、実際に見るのは初めてでした。もう、圧倒されまくり。
激しめの曲しかやらなかったのは残念だったけど(キズナソングが聴きたかった)菅波栄純を生で見れたのは、本当に良かった。あれは人間じゃないです。彼のギタープレイの凄さを目の当たりにしました。レッチリのジョン・フルシャンテと同じで、彼は音楽という亡霊に取り付かれた男なのかもしれない。山田君もかなりキレキレで狂気をまとって歌っていたけれど、菅波栄純の咆哮と絶叫するギターに釘付けになってしまいました。ワンマンで見たいなと思った。次来たら行こう。でも、最新アルバムの曲が、どうもしっくりこない気がするので、新しい音源に期待。でも、あのギターみれるなら、それでいいって気もしますね。嗚呼、すごいもんみた
で、ZEPPラストはストレイテナー。始まる前に機材のトラブルがあったらしく、物凄く長いこと待たされて、腰の痛みが出始めていた僕は、若干(▼皿▼)=3 って気分になっていました。テナーにっていうよりは、スタッフに。ああ心の狭い男だなあ・・・。
ようやく出てきた彼らは、キラキラサウンドを聴かせてくれました。が、ここでも、ひなっち、ホリエ氏を差し置いて、ナカヤマシンペイのドラムテクにぶっとばされましたね。あの長髪を振り乱して、情熱的に叩き付けるビートにぶっとばされました。
一曲演奏が終わって、MCになると、雰囲気がいっきに朗らかになるのが不思議w。ONとOFFの切り替えが凄すぎる!!
新曲【BERSERKER TUNE】も最高にクレイジーだったし、【KILLER TUNE】も聴けたので、大満足でした。っていうか真のBERSERKERは、ナカヤマシンペイだよ!!なんだあのドラミング。まさにネ申!!
場内にアンコールの雰囲気漂う中、テナーの曲がかかっていたけど、そこから始まる各ライブハウスでの祭り後半のために、そそくさと会場を後にしました。体も心も完全に火をつけられて、疲れているんだけど、まだまだいけるって根拠の無い自身が沸きあがっていました。そして、一度家に帰り荷物を置いた僕は、ライブハウス【HOOK】に向って走り出したのです。
長いので続く。
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