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混ざり合った吐息とため息を見送って、降り頻る雪を眺めている。次々と生まれては消えていくそれらは白く濁っていた。
廃品回収は現代の錬金術。ジャンクから新しい何かを作り出していくから。汚濁の中から命は生まれる。
エーデルワイスは、花なんだけど、互換的に脳内に浮かぶのは小さな鳥で、もしかしたら、同じように認知されている言葉から違う存在を想起する人は案外多いのかもしれない。
異国の景色の動画を見ている。同じ世界なのに、別の世界のようだ。世界は不思議に満ち溢れている。この国ですら、私はろくに知らないのに。 若いうちに知るべきだったな。いや、いまからでも。
毎日、誰かが傷つけられたり、害される報道ばかりが続く。それでも世界は美しいと言いきれはしない。 それでも、混ざり合う混沌を隔て、うつくしいものはあるのだと思いたいのだ。
思い込みは大切。勘違いが突破する壁というものは確かに存在する。利口ぶった虚無のフェイクがいちばん醜い。