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教師の魅力化

先日、長崎県の「教職の魅力化作戦会議」が発表した中間発表資料を読みました。
その中で気になった部分は、
〈参考5〉
「理想の先生はどんな先生ですか?」
「どんな先生に教わりたいですか?」の集計結果です。
中学校だけの結果を紹介します。

1位「授業の教え方が分かりやすい」…73%
2位「どの子どもにも公平に接する」…46%
3位「ユーモアがある、面白い」…45%
4位「子どもとのコミュニケーションが上手」…31%
5位「子どもの意見に耳をかたむけてくれる」…27%
6位「明るく生き生きとしている」…21%
7位「子どもに教えることが楽しそう」…12%
8位「幅広い知識や経験を持っている」…12%
9位「自分に期待してくれる」…9%
10位「子どもとの約束を守る」…8%

「教職の魅力化作戦会議 中間報告」p17


この会議の報告では、
〇全校種とも「授業の教え方がわかりやすい」が最も多い。
〇子どもたちが教員に期待することは、授業に重きを置いていることがわかる。

とまとめられています。

私が注目したいのは、「ユーモアがある、面白い」「明るく生き生きとしてる」「子どもに教えることが楽しそう」いう部分です。
つまり、生徒は、
はつらつとしていて、楽しく面白い授業をしてくれる先生
を求めているのではないでしょうか。
教える教師が楽しくないと生徒も楽しくないのです。

自分で教材を開発し、指導方法工夫し、自由な発想で授業を構成することで教師の授業へのモチベーションは高まります。
「こうしなさい、これをしなさい、これを使いなさい、これはだめ」といった強制や制約が多くなると、教師のモチベーションは高まりません。これが続くと、「いろいろ言われるなら、これぐらいやっておけばいい」という気持ちになる教師が増えるのです。

教師が自由度が高い授業をすることで、生徒の学びのモチベーションが高まると思います。

のびのびとした授業実践がのびのびとした生徒を育てるのです。それが教師の魅力を高めるために必要なことなのです。