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広島祈りの日

今日は、広島は祈りの日です。朝から、平和祈念式典を見ているときに、道徳授業「祈りの花瓶」をしたことを思い出しました。

この授業は、教科書を使ったものではなく、自主開発教材を使った道徳授業です。
長崎県に生まれましたが、今まで原爆や被爆者を扱った道徳授業をつくったことがありませんでした。しかし、ある新聞記事と出合ったことで、道徳授業をつくる決心をしました。

それが「祈りの花瓶」です。

この道徳授業を定年退職した令和4年1月に1年3組で行いました。
現役最後の道徳授業でしたから、市道徳部会の部員に参観してもらいました。
その時の生徒の感想です。

〇特別な県に生まれた私たちが平和の尊さを伝えてえかなければいけません。と言っても,大きなことはでいないので,ケンカをしない,みんなにあいさつをするなど小さなことから始めていくと,やがて大きなことになり,世界平和へとつながると思う。
〇「原爆が落ちて人が死んだ」という知識があっても,考えない人が大半です。確かに自分の目で見たわけではありません。ですが,それ以外にもわかることがたくさんあると思います。だからこそ,たくさんの人に「戦争が起きて…」という話の内容を,そしてそれを考える」必要があることを発信していきたいです。
〇私たちは,長崎県民として平和を見つめ直す機会がたくさんあったし,これからもたくさん関わっていくと思います。だから,世界中の人々と平和を大切にしようとする行動を広めていきたいです。
〇みんなが平和に安心して暮らすためには,まず自分が行動しないといけないと思った。自分にできる小さいことを進んで実行したい。

教師は、折に触れて平和について、真剣に本音で教えていく必要があると思います。

ちなみに、この道徳授業「祈りの花瓶」は、「中学校編 とっておきの道徳授業17」(日本標準)に収録されています。