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「教師人生を楽しむ」

野口芳宏先生の米寿記念に出版された「教師人生を楽しむ」(さくら社)を読みました。
前半は、野口芳宏自選論文集でした。以前読んだ論文でしたが、何回読んでも感動します。

特に、この2つの論文はしびれました。
〇「子ども中心主義への生物学的批判」
〇先生は「教える」、子どもは「教わる」

この中で特にしびれたのは、この言葉です。

ヒトを人間たらしめる営為を教育という。その営為とは、「教える」ことであり、その働きかけを受けとめることを「教わる」と言う。教育は「教える」側と「教えられる」側によって成立する。これが、教育という営為の原型であり、それが、教育ということの原型であり、根本である。

「教師人生を楽しむ」p68


後半は、野口先生とつながりが深い全国の実践家の方々が寄稿されたものが収録されています。
野口先生の様々な魅力が伝わってくる素晴らしいものでした。

私も野口先生に魅了された教師の一人です。