音楽は思い出を濃くする
小学校時代からの友人であるKくんから、ある本を紹介してもらいました。これまでもKくんは、折に触れて本を紹介してくれました。
それらの本は、私の読書心の波長と合うものが多く、楽しむことができました。
忘れた頃にKくんから本の紹介が届きますが、先月紹介してもらった本を福岡の書店で見つけたので、買って読んでみました。
「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」(スージー鈴木 ブックマン社)
これが、今年読んだ本の中で、最高の1冊となりました。
1966年東大阪生まれの著者が小中学生の思い出を、当時、流行した歌と重ねわせて描いています。
そして、子供から大人になるということをノスタルジックにしかも感動的に描いています。
私も1962年生まれですから、この本が持つ世界観にどっぷりとはまることができました。
タイトルは、言わずと知れたTHE BLUE HARTSの『TRAIN TRAIN』の歌詞です。
そして、最後の章が『TRAIN TRAIN』でした。
読み終わると涙が出ました。
この本に出てきた曲をYOUTUBEMUSICで聴きながら、感動をかみしめます。
まったく知らない作家とまったくしらない本を紹介してくれたKくんに感謝です。
もちろん聴きたい曲は、長渕剛『乾杯』です。