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杉浦日向子さんの言葉抄

今日の読売新聞「編集手帳」に漫画家で江戸時代風俗研究家の杉浦日向子(すぎうらひなこ)さんのこんな言葉が紹介されていました。

「七食五楽三会」

「読売新聞」(2024年11月10日)

1年のうちに、
7回のおいしい食事
5つの楽しい日々
3人との出会い
があればいいという幸福論だそうです。

多くを求めず、つつましく生きることの素晴らしさを、とても短い言葉で表しています。
要は、自分の心の持ちようで幸福を感じることができるのでしょう。
この中で一番難しいのは、3人との出会いかもしれません。

〈追記〉

あらためてネットで調べてみると
「七味五悦三会」(ひちみごえつさんえ)という言葉がありました。
江戸時代、大晦日に除夜の鐘を聞きながら、1年間で食べたおいしかったものを7つ、楽しかったことを5つ、そして、初めて会ってうれしかった3人について話し合い、この3つが全部あったから、今年はいい年だったねと喜びあったそうです。