「完全なる白銀」
岩井圭也さんの「完全なる白銀」(小学館)を読み終わりました。
腰痛の療養でベッドに寝ているだけですから,一気に読み終えることができました。
岩井作品は「夏の陰」や「永遠についての証明」を読んでファンになり,作品をチェックしています。
山岳モノや遭難モノが大好きですから,この本もなかなか面白かったです。
冬のデナリ(マッキンリー)の単独登頂を果たしたリタが下山途中で消息不明となります。加えて,登頂は嘘であるというニュースが流れます。
その真意を証明するために,2人の友人が冬のデナリ登頂に挑みます。
リタが残した謎の言葉「完全なる白銀」の意味を解明するためでもあります。
そういえば,先日読んだ「囚われの山」(伊藤潤 中公文庫)も,冬山遭難と扱ったものでした。