飲み会の断り方
年末も近づいてきて、飲みの席も増えつつあるシーズン。
コロナも明けて、連日連夜ご予定が入っている方もいらっしゃるかもしれません。
2年前、「立食パーティーの過ごし方」という記事を書きましたところ、好評をいただきました。
今回は、その逆で「断り方」について書いてみようかと思います。
飲み会、二次会、お茶、お出かけ、その他もろもろ、誘っていただけるのはとても嬉しいこと。
けれども、ときには、行きたくない、という時もあると思います。
他にやりたいことがある、体を休めたい、その場所にはいきたくない、そのメンバーでは今はいきたくない、などなど。
以前の私は、何かを断るときには、いつも、何らか、それっぽい理由をくっつけていました。
「すみません。ちょっと仕事が忙しくて」
「ごめんなさい。ちょっと体調が良くなくて」
他にも、「家族の用事があって」なども一般的につけやすい理由でしょうか。
その時の問題点は、とってつけた理由に自分が縛られてしまうところです。
その後もその人の前では、忙しそうなふりをしたり、体調が悪そうなふりをしなくてはいけない気持ちになってしまいます。
このご時世、SNSで元気に遊んでいる様子を投稿して見られてしまっては厄介、みたいな話もあるかもしれません。
「断る」ことへの恐れは、誰しもあると思います。
私の場合、学生の頃は、みんなが行くなら自分も行くべき、外れてしまうのは嫌、という心理がありましたし、
社会人になってからは、みんなが楽しそうに何かを企画・参加しているところに水を差したくない、という気持ちが働いたりもしました。
今も、時々こうなります。
こういう思考にハマったときに自由にさせてくれるのは、お気に入りのポッドキャスト番組「叶姉妹のファビュラスワールド」の冒頭の言葉。
そう。
無理に楽しそうにしなくてもいいし、無理に参加しなくてもいい。
行きたいと思うものにだけ、行けばいい。
また、断るのに ”もっともそう” で “やむを得なそう“ な理由も言う必要も、本来はありません。
参考になるのは、これもお気に入りのインスタグラム「英会話カフェLanCul(ランカル)」のリール、「アメリカに染まった日本人シリーズ」での「断りたいとき」。
「お誘いありがとう。今日はやめておきます。」ーこれだけで十分です。
理由をつける もしくは 聞かれて答える場合も、「今日は気分が乗らなくて」「やりたいことがあって」「休みたくて」「大切な人と過ごす時間を取りたくて」など。
前者と後者、同じことを言っているようでもあるのですが、主体が違います。
前者では、外部環境・外部要因を引っ張り出しています。
「本当は行きたいのですが、自分ではなんともならない事情で行けなくて」という感じ。
誰も傷つけたくない、というような配慮かもしれませんが、
自分にもそう思い込ませているとしたら、自分自身を傷つけているかもしれません。
後者では、自分の望みを大切にしている感じがあります。
仕事をやり終えたい、休みたい、家族と過ごしたい、など、自分の欲求や自分の喜びを尊重している。
お誘いには感謝しつつ、それには興味がない、行きたくない、あるいは、今日は自分の響くものを優先したい、という自分を許して認めている。
それはとても正当な権利です。
これは飲み会に限らず、他の場面 ー 例えば残業を頼まれた時も! ー も同じかもしれません。
今日、どのお誘いを選びますか?
では、今日もよい一日を!
◆今日のカバーアートは、いつかの仲間内の家飲みにて。コーチングを学んだ影響は、楽しいと思える会にしか顔を出さなくなった、というところにも表れています。
この記事は、2024年11月13日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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参考1:ポッドキャストでも、以前に、断り方について話しました。
独立後のリアル
Ep. 225 「大丈夫」って「大丈夫」お誘いの断り方
参考2:過去記事
「立食パーティーの過ごし方」
参考3:お気に入りのポッドキャスト番組
「叶姉妹のファビュラスワールド」
参考4:お気に入りのインスタグラム
「英会話カフェLanCul(ランカル)」
アメリカに染まった日本人シリーズ「断りたいとき」