見出し画像

公園で活動中のボランティアのためのスキルアップ講座

公益財団法人東京都公園協会からのご依頼で、都立公園でボランティアをしている方たち向けに、宿根草ガーデンの楽しさを伝えるための講座を全2回で行いました。

1回目は10月。午前午後通しの座学。なんと4時間?!2回目は11月21日の午後、浮間公園での実習でした。

宿根草ガーデンの楽しさを伝えるという、宿根草のみに焦点を絞った集中講座というのは、今まであまり行われてきていなかった気がします。

その上、参加者はなにせ百戦錬磨の、既に素晴らしいガーデンを長年都立公園でやってきた方々。その方たちが満足できるような内容とは???に、実はとんでもなく悩みました。

座学は…
●宿根草ガーデンとは?
●東京でやるならどういうものがいいか?
●なぜ宿根草ガーデンが今どきいいのか?
●宿根草ガーデンのつくり方
●宿根草ガーデンの手入れの仕方
●生物多様性やSDGsとの関係
座学でやる限界はありますが、とりあえず入門編としてのありったけを入れて構成。

実習は…
●実習先の公園で既に行われている宿根草ガーデンの見学とお手入れのポイント説明
●小さな実習ガーデンづくり
を行いました。

アンケートは概ね好評でした。4時間もの長丁場の座学についてきてくださるか本当に心配でしたが、良かったです!色々と反省点はあるものの、この機会をいただいて面白いコンテンツを生み出すことができたなと思っています。

宿根草ガーデンと言いつつ、低木や常緑多年草も含んだ日本的と言うか東京的ガーデンについてレクチャーしました。気候によって、簡単楽チンにできる種類は変わりますから。

10年前とは明らかに違ってきている1年を通しての温度や雨の状態。喫緊の課題としては夏の猛暑をどう乗り越えるかなど、花壇を美しく維持し続けるための課題はたくさんあります。そのためにも一年草だけの花壇から、多年草を含んだ、より手間やお金がかからない(きちんとした知識で花壇づくりをすれば)花壇へとシフトして行くことは、まちの花の景観を維持していくには急務だと考えています。

横浜市や宝塚市で宿根草花壇講座が行われていることは聞いていましたが、東京でこういう講座の企画があがるようになったのは、とても大切な一歩だなと思いました。参加してくださったボランティアのみなさま、東京都公園協会さま、ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!