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#16 猫と魔法と肉シチュー

おーい!

前にも言ったかなあ、
私は、本当に
ウルトラ爆裂スーパーリアルグッジョブベリバリどきゅぴぃな程、猫が大苦手😢

昔住んでた家の前に
たくさんの捨て猫が住み着いていて、
幼いながらにも、
「あ~この猫さんたちも、家族がおらんのかなあ」
とか
「家族は居ても、住むところがないのかなあ」
とか
想像しては、自分のその時の境遇と重ね合わせ悲しい気持ちになっていたよ!

そんなある日、
突然「おんぎゃぁ、おんぎゃぁ」
と家の周りで赤ちゃんの泣く声が夜分遅くに
鳴り響いてた。
私はめちゃくちゃビックリした!

電気が通ってなかった私の家では
真夜中にウロウロすることなんて、
常識はずれ💫
寝ている弟の手足をいつ踏んでしまうか分からん中で、手探りで壁づたいに玄関まで向かう。

真夜中であろうと、
灯りのない部屋よりも、やはり外灯がついている外のほうが明るく、団地の廊下についている今にも消えそうな蛍光灯がチカチカしていることさえ、少し眩しく感じる。

そんななか、
先程の赤ちゃんの泣く声が気になり
団地の階段を何度も登っては降りてみた。

気のせいかなあと思い、
再び階段の手すりに手をかけ
1つ目の段に右足を着いたとき

「おんぎゃぁ、おんぎゃぁ」

後ろで聞こえだした!
ぎゃあーーー!と叫びたい気持ちを必死に抑え
恐る恐る団地の外へ出てみるも、
赤ちゃんなんてもちろん居なくて
人の姿さえもない!

こっわ!!!
すぐさま部屋に戻り、
明るいところから暗いところへ行ったときのあの目の錯覚が残るなか、壁づたいに部屋を渡り寝床へ着いた。

その日は、
なかなか眠れなかった。
朝方までその赤ちゃんの泣く声が止まなかったから。

数日たった下校途中、
あのときと同じ声が聞こえてきた!

彼氏とのイチャイチャ話をする友達の口元を抑え
一瞬、もしかしたら嫉妬していると友達には思われたかもしれないという不安はさておき、
「赤ちゃんの泣く声聞こえへん?」と切り出した!

爆笑する友達。
???な私。

「これ、猫の盛りやで😆🤣💥🎉💫」

「???????????????」

友達のその言葉にピンと、こやんかった!
今思うと、その当時から私は
ただのアホやん!!

それから私は友達にアレコレ聞いて、とりあえず猫の鳴き声だということを知ったよ!

でもそれからというもの、
元々少し怖かったあの猫の目に加え
赤ちゃんの泣く声ならまだしも、
猫がムラムラしているときに出す声なんやと思うと
その声がとてつもなく恐ろしく、
気味の悪いものとなり、
猫を遠ざけるようになったよ🙇💦

そんなこんなで、
テレビやあらゆるSNSに出てくる動画、
Twitterなどのタイムラインなどに、
猫が流れる度に驚きと怖さのあまり携帯を落とし、
幾度となく画面バキバキにしてきた🐈️

過去脳(いわゆる過去経験してきたことで構築されている脳=わたしの勝手な造り言葉)が、
今脳(いわゆる現在。今。この瞬間の脳=こちらもわたしの勝手な造り言葉)に、
【苦手】というものを突きつけているだけ。


その積み重ねで、その【苦手】というものが
日に日に増している、

自分が自分にかけている呪縛
この仕組みを分かってるのに🤒

それでも、
猫の呪縛から中々解き放たれずにいます🤒🤒🤒

けど、そんな私が猫にもひとつだけ感謝していることがあるよ!

それは、わたしが介護しているときに学んだことで
ペットと人間の切っても切れない愛について。

介護をしてるとき、
元気で活発なおばあさんが入所してきた😊

でも、おばあさんは
淋しさから口数は少しずつ減って、
みんなの輪のなかにも入ろうとせず、
いすに座ってボーッとしている時間が増えてたいった。

それでもお声かけし、
たまに、外に散歩に行ったりもしたよ😊

そんなある日
一匹の捨て猫が、おばあさんに近づいてきた。
捨て猫のため、
病気をもっていないかなあ?と知識がないがゆえ心配し、あまり触っちゃだめですよ~と声かけをしていた。

それでもおばあさんは
うれしそうに猫を抱き抱え
久しぶりに元気な声で、
「ご飯食べてるんか~??」とか
「おうちないんか~??」とか喋りだした。

まるで
わたしが小さいころに、猫に思ってたことを知っていて、それを思い出させ、わたしの猫嫌いをなおそうとしてくれているかのようで少しビックリした😳

そんな事を思ったのもつかの間。

私は猫が怖く、近づく気にもなれず、
そこからは

散歩へいくのもためらっていたほど!笑っ

でも、
おばあさんは逆に散歩にいくたびに、
あの猫いるかなあ?
と笑顔が、増えていきました!

ほんまにうれしい気持ちになった!
その後、介護業界でも
ペットとのふれあいは高齢者にとっても
刺激になり、脳も活発になると発表されたんやよ🎵

ありきたりなお話やけど、
あのとき
猫に出会えておばあさんは
ほんっまに、みるみる元気を取り戻してたんよ!
ほんまに心から「ありがとう」って思った!

わたしは十数年生きてみたけど、変わらず自分が出来る事というのは、

言葉を発する事と態度で示す事🥰

だからこの2つの方法を存分にお使いさせて頂きたいなあってほんまに思う🎉

「ありがとう」という言葉もそのひとつ。

何にもしてないのに貰える「ありがとう」なんて、もはやベテラン魔法使いも使いこなせない程の力が宿ってる✨

人間に与えられた暖かさ大事にしたいな💌

ほんまに人の暖かさは、いつからあるものなんやろ。

肉じゃががビーフシチューの失敗作という昔話。

これも暖かさと温かさの融合やなあ💌

全くビーフシチューを知らない料理人が昔、ビーフシチューを作れと言われた。

作れる気とか更々なくとりあえず見よう見まねで作って、出来たのが肉じゃが😊

これってただのラッキーパンチ👊

でもこのラッキーパンチを繰り出すには、作れと言われた運と醤油を入れて見ようというセンスと経験値😳

ラッキーパンチは結局、人徳🎉

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