学校の授業を見ていて感じること
スクールサポーターとして、中学校にいる中で今感じていることを書こうと思う。スクールサポーターって何をしているかわからない方も多いと思うので、まずはどんなものか書いてみよう。
今年度から会計年度任用職員という形になり、勤務日数日も172日間と定められ、期末手当てもわずかだが支給される。有給や夏休みもある。市の職員である。
1日の拘束時間は6〜7時間。(休憩45分)
そんな業務体系。
職務は実は学校によって様々でこうでなければならないというのが、ない。
私の職務は
・各授業にチーム・ティーチング、通称TTとして入る
・不登校生徒(教室に入れない生徒)の別室対応
・支援が必要な生徒へのサポート
・個別の取り出し補習授業
・教員のサポート(印刷や配布など)
以上のような形です。
学校によっては不登校生徒対応のみとかもあるそうなので、私はわりと多岐にわたった業務をしている方なのではないかと思っています。
T・Tに入っていて感じることは授業の内容や質。
先生と言っても新任からベテランまで様々な方がいます。
私自身、部活動作りは15年くらいやってきていて、楽器の個人レッスンやグループレッスン、塾の講師も10年程経験しているし、家庭教師の仕事も何人も携わってきた。生徒を見る目、授業作りについては中堅からベテランの部類であろう。
そんな自分の経験から養ってきたもので見るものや感じるものは多々ある。
今回T・Tとして生徒をサポートする側として授業を見ていると、とても勉強になる事が多い。教師の狙いや意図していることや大切にしている事が何なのかはとてもよくわかる一方で、それが元でその教科が嫌いになってしまったり、逆にそのお陰で、頑張れて好きになったり、様々な反応がある事がよくわかる。
そんなの当たり前じゃないかと思う方も多いかもしれませんが、そんなの当たり前じゃダメなんじゃないかなと思うのが今の自分。
どの先生も、手を抜かず生徒の事を考え、一生懸命に授業準備をし、授業をしています。(私の周りの先生方は皆さんそういう方です)そんな先生方を責めたり、批判的な事を言おうなんて全く思っていません。
思っていることは、
いい加減に今の学校の制度を変えようよ!って事です。もっと多様化しよう。
選べるようになろう。
詰め込み学習にならないようにしよう。
先生ももっと社会で研修できるようになろう。
やはり学校はとても窮屈に感じる。
もちろん良いところもある。けど今の学校の体質は古くて子供たちの成長促進としては不十分。
文科省に現場をよく知っていて、今の教育を生徒のために変えようと考える人が、どれだけいるのか。いないか。。
学力重視よりも、身体の仕組みや食べ物の重要性、自然環境や人との関わりの大切さ。などと言ったことも私は大切だなと感じています。
もっと人間的な事を大切にする事を若い時に学んでほしい。楽しいこと、やりたい事が思いっきりできる場所になってほしい。
我慢することや、心の痛みとかも、嫌なことから経験するのではなく、楽しい中で経験してほしい。
自己肯定感の低い生徒がいる世の中がどうにかしている。
自己肯定感は高くて当たり前。そこに礼儀や教養、技術が身についてほしい。
教育現場が学ぶ方も教える方もみんなが自己犠牲の精神なく本当に楽しいと思える場所であるように切に願います。