立秋(猫じゃらしとデュランタ)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第六十四回目の『立秋』、Mayuからのお手紙です。
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emmyさんこんにちは!
台風が近づきお天気が荒れ気味のここ数日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
先日emmyさんが作られていたドリンク
コーヒーの甘いシロップに柑橘の粒とぶどう酢、想像するだけでも食感・風味豊かでたのしそうです。湿度でじっとりとした今日のような日に冷たくひやしていただいてみたい!
まだ暑い盛りですが、空や風から秋の気配が見える今日この頃。
今日は立秋を迎えました。
草ものに目がいく時期です。
花屋の店先でも秋の七草が並び出しているのを見かけました。
今回は馴染み深い草ものの代表、猫じゃらしをいけました。
この草、犬の尻尾に似ていることからエノコログサ(狗尾草)とも呼んだりします。犬や猫の呼び名がついていることからも馴染み深い植物だとわかって面白いですよね。
合わせたのは紫の房が可愛らしいデュランタ
庭木で見かけると少しトロピカルなイメージがありますが、切り花にするとこのしなだれた房の具合で風情が出ると思っています。
「あなたを見守る」という花言葉もすっと心に入るような優しさを感じる花。
ジャスミンの蔓と猫じゃらしを飛ばして
くすんだ色と夏草の香り
「秋隣」という季語を最近知りましたが、秋がすぐ隣まできているのが感じられる取り合わせになったと思います。
立秋とは名ばかりで、暑さはきっとまだまだ続きますね…
残暑で夏バテになることは避けたいところです、季節の果物、野菜をとって養生して過ごしていきましょう!
それでは、また!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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