雨水(アイリスと桜)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、Mayu Araiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第二十八回目の『雨水』、Mayuからのお手紙です。
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emmyさんこんにちは。
積もった雪も水になると言われる『雨水』の節気となりました。
気温はまだまだ低くても、太陽の光はオレンジ味を増して確かに暖かな雰囲気をまとい始めています。
先日のEmmyさんの金柑と糀のドリンクで、ふと小学生の頃の通学路にあった金柑の木を思い出しました。帰り道に取って食べたりしていたので、酸味と甘さを思い出し懐かしい記憶が蘇りました。田舎の通学路は時々果物がなっていて楽しいのですよ。
如月の最近は、雨が降ると少しずつ土が緩んできているようなそんな気がします。春の植物たちが芽を出すのが楽しみですね。
まもなく桃の節句も近く、お雛様を飾り出すご家庭も多い時期です。雛祭りといえば桃の花。しっかりと色付いたピンクの花が特徴の桃の花は、音読みで「トウ」と読むため、刀の「トウ」とかけて邪気を払う意味から身を清める花として飾られるのだそうです。
そんな桃と並べて日本人が春の花木として思い浮かべるのは桜ですね。今回は少し早めのお花見としましょうか。
枝の立ち上がる姿をとらえて桜とアイリスを合わせました。
梅は枝
桃は色
桜は花
春の花木をいける際に心配りするポイント。
見所を活かして剣山へ挿していきます。
アイリスの深い青紫が良いコントラストになります。
花だけでなく葉も大切な要素。
落とした枝も寄せ集めて。
昔は花見といえば「梅見」だったそうです。平安時代以降、桜を見物するようになり、農作業準備の前に豊作を願って花見を楽しむようになったとか。今年も私は近くの神社へ行ってみようかと思っています。
三寒四温という言葉がぴったりのここ最近、体調を崩しやすい季節かと思います。emmyさんもどうぞご自愛くださいね。
それでは、また!
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