大暑(利休草とルリタマアザミ)#二十四節気の手紙
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、ミックスドリンクスタイリストのemmyと、いけばな作家のMayu Araiによるドリンクとお花の交換会をはじめました。
二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしていきます。
今回は第十五回目の『大暑』、Mayuからのお手紙です。
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emmyさんこんにちは!
今回は大暑の節気を迎えました。とっても暑くて夏が来た事を実感するお天気が続きます。そして今日は海の日にふさわしい良いお天気!水分補給をして熱中症にも気をつけましょうね。
二十四節気のなかで十二節気目にあたる大暑とは読んで字のごとく1年で最も暑い頃とされています。梅雨の不安定な気候に振り回された身体が、急なこの暑さでびっくりしてしまいますよね。
土用は年に4回ありますが、やっぱり大暑の時期の土用は「土用の丑の日」があるため一番ポピュラーな気がします。この時期は土の気が盛んになるので土いじりなど、土を動かす事や新しい事は避けた方がいいとされているそうです。単純に暑さで免疫力も落ちているからパワーの必要なことは避けた方がいいと言う事なのかもしれませんね。
暑さもピークに差し掛かるこの大暑の時期には目から涼を、と思い涼しげな緑と青の小さな生け花をいけました。
斑入りで線の美しいキキョウランと、小さな葉が可愛らしい利休草
利休草は江戸時代に中国から日本に入ってきた葉物で茶花でもよく使われます。
花はルリタマアザミを合わせました。
キキョウランの白い斑入りの葉とルリタマアザミの青が爽やかさを連れてきてくれます。
そうそう、前回のemmyさんの「青梅シロップを使ったアレンジドリンク」もいつものことながら香りと味覚のさりげないカスタマイズが繊細でとても美味しそうでした。青梅のシロップ、来年は私も作ってみようかな。
ドリンクと花から季節を楽しめるのはなんとも贅沢ですね。
それでは、夏バテにお気をつけて!
二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしていきます。
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