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今日から「冬土用」入り。ゆらぎの期間を乗り切る「食とアロマ」とは?

みなさん、こんにちは。こんばんは。

今日、2025年1月17日から「冬土用」に入ります。

2025年は2月2日が立春となりますので、
その前日2月1日までが 「土用」となります。

土用は季節の巡りを生み出す回転軸

土用とは
季節を終わらせ、新しい季節を生み出す「土台」であり、
「回転軸」でもあります。
(コマの回す時の回転軸をイメージするとわかりやすいかも)

土用は、年に4回 。
「四立」(立春・立夏・立秋・立冬)の 前にやってきます。
つまり、「季節の変わり目の期間」ということですね。

季節の変わり目は、
終わる季節と始まる季節
両方の「氣」が入り乱れるトキなので、
心身がその影響により様々なトラブルが出やすいトキ。

東洋医学では

季節のめぐりは
私たちの体、そして心の状態と共鳴している。

と捉えます。
心も体も一つであり、
心と体は自然の巡りに影響を受けている。

ということ。

つまり、
旧暦や陰陽五行のめぐりがわかると、
その相関関係を見てとることができます。

旧暦や陰陽五行を意識して暮らすと、
事前に体を整える方法や
心の状態を安定させる方法がわかってきますし、

自然界のリズムに心身をシンクロさせていくことで、
病気を未然に防ぐこともできるようになっていくのです。

また、病気の原因がわかるようになってくるので、
お医者様や薬だけに頼らず、
自分の体を自分自身で修復再生する
「自然治癒力」を上げていく方法がわかってきますよ。


「土用」の期間に意識したい食べ方

さて土用は
陰陽五行の「土」の経絡である
「脾(ひ)=胃・膵臓」と共鳴します。

これは年4回やってくる「土用」の期間の
全てに共通しています。

土用の期間にトラブルが起きやすい臓器と感情

ちなみに、上の絵図では
「胃・脾臓(ひぞう)」となっていますが
この記事では、私が師事した先生の説、
「胃・膵臓(すいぞう)」系として統一していきます。

なぜ脾臓(ひぞう)ではなく膵臓(すいぞう)なの?
については、もう一歩踏み込んだ内容で
記事を書くときにでもお伝えすることにしましょう。

さてさて。

胃は体の発電所。
あらゆる臓器にエネルギー(氣)を供給、
膵臓は発電したエネルギーの
ブレーカー的な役割を担っています。

この経絡にトラブルが生じると、
発電力が落ちてしまうことで、結果、
全体の氣力が落ちてしまいます。

・免疫機能のダウン
・ホルモンバランスの乱れ
・自律神経の不調

を引き起こす原因となってしまいます。

季節の変わり目に体調が崩れがち・・
風邪やインフルなどの感染症にかかりやすい・・
だるいなあ、やる気が出ないなあ・・
生理不順・・
不妊に悩んでいる・・
眠りが浅い・・

などのお悩みがある方は、
氣が下がることで、
元の氣が落ちる状態「元氣」ではない状態
になってしまうのです。


土用の期間だけでも、
ご飯、味噌汁、海藻、豆類、納豆など、
日本の伝統的な食を腹八分目でいただくことを
意識してみてくださいね。

できれば主食となる「穀物」には
ミネラルたっぷりの「玄米」を選ぶのもおすすめ。

また、無農薬の食材や、古式製法、伝統的な製法で
作られた味噌や醤油、塩(自然海塩)などを
選ぶことも実は大切なこと。

地味に見えがちな日本人の基本食ですが、
材料や調味料にこだわるだけで、
日本人のDNAが喜ぶ「滋味」にあふれた
セラピー食になります。

いつも朝食はパン。という方は
夕食時でもいいので、
滋味あふれた日本の基本食に立ち返ってください。

「土は季節を動かす土台」とお伝えしましたが、
食においては胃・膵臓系のように
体の中心にある臓器と共鳴しています。

コマが美しく回転している時、
そのコマの中心軸は地面と垂直に
まっすぐに静止しているように高速で回転しています。

土用の食も
その中心軸のように、
民族としての「基本食」に立ち返るだけでいいんだ。
という意識を持っていただけるといいですね。

静止しているように美しく回転するコマの軸の役割=「土用の食」


合わせて、
「白い食品」も できるだけ避ける
ようにしましょう。
白砂糖、生クリーム、牛乳などが白い食品です。

甘いものが欲しくなったら、
胃・脾臓系と共鳴する「黄色」のものを。
さつまいもを蒸したもの、焼き芋など、
黄色くて自然な甘みが食養になります。

「土用」の期間のおすすめのアロマ

植物が持つ力をご自身の力に変えていく方法、
アロマでの感情のケアも取り入れてみましょう。

土用の期間には
「思」の感情=クヨクヨと思い悩んでしまう。
という心持ちになりがち。

いつもクヨクヨしている方は 慢性的に
胃・膵臓系が弱い とも言えるのですね。

心と体は連動しています。

体の中心にある胃の弱りは、
自分の中心軸である「意志の力」も弱めてしまいます。

決断できない。
自分で決められない。
優柔不断
他人任せ
責任転嫁
他者の顔色を見て自分を変える

といった
「思」=クヨクヨ 状態の心を作り出してしまうのです。

そんなクヨクヨ状態を少しでも軽減できるように、
植物の香り=アロマを役立てましょう。

まずは、
心をしっかりと 自分の中腑におさめ、
地球と繋がることができる =グランディングしてくれる香り。

木部、樹脂、根

このような部位から採油される精油がおすすめです。

これらの植物が幹や根っこで
大地とつながっているように、
同様のエネルギーを得ることができるようになります。

ヒノキの森

例えば
サンダルウッドやヒノキ(和の精油)
フランキンセンス、ミルラ、(ベチバー)などがおすすめ。

一人の時間を作って内省することも
この期間にはとても効果的。

瞑想などを取り入れている方は、
お部屋に香りを芳香させて
深くてゆっくりと呼吸を楽しむこと。

「天と地と自分が真っ直ぐにつながっている」

と意志して、瞑想することも効果的。
グランディングの意識を高めることができます。

また、おすすめ精油の香りを
ホホバオイルなどに数滴たらし、
ロールオン容器などに入れて持ち歩いても。

気分が滅入った時、
自分の心の在りどころがわからなくなって
ワナワナしてしまうようなシーンがあったら、
ささっと手首などに塗ってみる。

その香りを感じて、呼吸を深くしてみる。

そんなことでも心を落ち着かせる
グランディングの効果を期待することができますよ。

精油選びの時に意識してほしいこと。

ここで精油を選ぶときに意識してほしいことをちょっと。

精油はエッセンスシャルオイルとも呼ばれますが、
・人工的な加工がされていないもの。
・採油の元ととなる植物に農薬などが使われていないもの。
・香りを構成する成分がわかっているもの。
・植物の学名や採油地などの詳細がわかっているもの。

ぜひ、この条件を満たしているものを入手してください。

私のおすすめは
プラナロム社の精油。

ベルギーのメーカーですが、
日本の輸入代理店(健創医学舎)が
日本国内で輸入した精油の成分を分析。
問題のないものだけを販売しています。
(一つ一つの精油に成分分析表が付いています)

日本産の精油を選ぶ場合は、
yuicaさんなど、トレーサビリティが明確なメーカーさんを
選ぶことも大切です。

※トレーサビリティーとは
製品の原材料の調達から消費までの過程を追跡できる仕組みのことです。


「アロマ」という言葉は
人工香料を使った柔軟剤や洗濯洗剤などの
商品名にも使われてしまっているので、

自然本来の香りも、人工の香りも「アロマ」と
いう言葉で一括りに理解されてしまっているので注意が必要。

いずれにしても人工の香料は、
植物本来の香りではありませんし、
セラピー(療法)には使えません。

これはしっかり心に留めておいていただきたいポイントです。

また、口に入れてもいいよ、飲んでもいいよと
うたっているものは「ハーバルな食品添加物」。
つまり、加工品であって、心身のケアを目的とする
アロマテラピーに使えるものではないです。

自然のものだから飲んでもいい。は安直です。

自然界は安全と危険、両方の側面を持っていて、
それが一体となっているからこそ
素晴らしい力を発揮してくれる
のですから。

このマガジンでの次回の更新は
冬土用が明ける「立春」ごろの予定です。

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自然が根っこのシンプル暮らし*トロワ
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