暗いところで待ち合わせ
著者:乙一
出版社:幻冬舎
初版:2002年
あらすじ
主人公のミチルは視力を失い、独りで静かな暮らしを送っていた。あるときミチルの家から見渡せる駅のホームで殺人事件が起き、それをきっかけに犯人として追われるアキヒロはミチルの家に潜伏する。ミチルはその気配を感じるが、身を守るために知らないふりを続ける。
印象に残ったセンテンスなど
視力がないからこそ起こる、2人の奇妙な共同生活。
巻末の解説など
著者あとがき:本作品は死にぞこないの青のプロットに書いた内容をリサイクルしたもの。本人の体重のはなし。
感想
とても面白い設定。視力のない善良な一般女性であるミチルと、殺人容疑のかかっているアキヒロという歪な組み合わせが、図らずとも共同生活をするという展開はワクワクドキドキする。