【中受の親にできること】下剋上受験を読んで自分の関わり方の枠を取り払う
こんにちは、カタンチャンピオンで東大非常勤講師、発明家5代目のso-soです。お陰様で娘2人が難関と言われる中学に合格したので友人たちから話を聞かせてほしいといわれて書いてます。
【できること:下剋上受験を読む】
二月の勝者を読んで、さらっと中学受験の「塾に通った場合の事情」が分かったら、「下剋上受験 両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した! (以下、下剋上受験)」を読むことをお勧めします。
TVドラマにもなったみたいですが、映像で受動的に見るよりも、本で一行一行、噛みしめて読む本だと思います。
もちろん、中身の一部は、一人っ子だったり、近くに家庭教師を頼めるような大学生がいたりと真似ができないことも多いです。
しかし、ぜひ感じてほしいのは、そうか、親とはそこまで考えることができるものなのか、と。
いい意味でやることの枠が外れていて刺激になります。
私も小6の1年間の中、なるべく普段から受験の手を考え、GWや夏休み、年末年始はその考えたことを活かして次女の相手をしましたが、この下剋上受験の桜井さんに比べたら足元にも及びません。
この桜井さんが書いた「下剋上算数」がまた素晴らしいのですが、それはまた独立したエントリで。
【できること:父娘の記念受験のエントリを時々読む】
なお、この桜井さん、現在もblogを書いています。相変わらず熱い。完全な中学受験信者(というより教祖?)です。
そのblogもツボをついたいいエントリが多いです。
特に「下剋上受験」読了後に再度読むことで、より深い思いを感じることができます。
中でも、いつ読んでも涙腺が緩んでしまうエントリが以下です。
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父娘の記念受験「徒労に終わる」の一節から
http://oyakonokinenjuken.blog.fc2.com/blog-entry-1470.html
寒い冬にぶかぶかのコートを着て子どもたちは受験会場に立ちます。
そして、スカスカのカバンを背負って受験会場に立ちます。
もうみんなカバンがよれよれでした。
いつもはぱんぱんになるほどのテキストを入れていたのでしょう。
それを全部閉じて、筆記用具だけの日を迎えます。
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この一節を読んで、涙が出る人と、そうでない人で、子供の中学受験に面と向き合った人と、そうでない人は区別できます。そしてエントリ自身を読み終わったときに、なんか感じるものがあるでしょう。
【できること:子供の、カバンの重さと可能性と重責を知る】
娘が塾に通って、一番びっくりしたのが塾のカバンの重さでした。
私もPCと書類を入れていて人から「どうしてカバンがそんなに重いの?」と驚かれますが、それよりさらに数段重い。
そんなカバンを背負って週に4回、塾に通います。最初は重そうですが、最後にはそのカバンを背負って片道30分くらい先の校舎まで自転車を立ちこぎできるようになるのですから、子どもってすごいですよね。
受験生の親が気を回して、気をもんで、少なくない教育費を払って、迎える試験当日。
でも最後に、すべてを背負って、試験会場に入っていくのは、子供自身。
問題を前にして、刻一刻と少なくなる時間で必死になって解くのも、子供自身。
そして、結果を受けて、中高の6年間を過ごし、一生の友が決まるのは子供自身。
その責任の取り方に比べたら、ほんの1~3年間の併走や、学費の負担なんて、本当に小さなものでしょう。
もちろん、中学受験より高校受験の方が幸せになる子も多いと思います。
でも、子供が私立中学を受ける気があるのなら、「中受の親ができること」色々あると思っています。
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