見出し画像

Xでバズった『ゴーンぎつね』とは? 日産とゴーンの因縁を語る



こんにちは。
野良猫教授です。
日産の経営不振に端を発したホンダとの経営統合というシナリオはどうやら潰えたようです。
個人的に日産の作るプロダクトにリスペクトはあるものの、
企業の在り方については色々と疑問が湧いてきます。
私は過去、997タイプのポルシェ911に乗っていました。
その当時、ポルシェの最高性能版ポルシェターボが
R35のGT-Rに軽々とテイクオーバーされる絵面を、
YouTubeで何度も見ました。
ポルシェも信じられないようで、
GT-Rのタイヤがレギュレーション違反ではないか、
という訴えを起こしていたほどです。
そんな優れた車を市販車価格で作れた稀有なメーカー、
日産はやはり消えてしまうのでしょうか。
それは残念だと思うわけです。
野良猫教授はバイクも好きですが、
車も好きなのです。
そんな文脈でChatGPTさんと会話してみました。


私、野良猫教授からChatGPTに投げかけた言葉はこんな感じ。

日産がホンダとの経営統合を白紙に戻しましたね。時価総額が5倍のホンダに対して、対等での経営統合というのはいさかか虫が良すぎるように思いますね。

野良猫教授の語りかけ

カルロスゴーンは悪者のイメージもありますが、彼が来なかったら日産は21世紀には存在しなかったかもしれません。さらにゴーンは日産の資産であったスカイラインGT-RやフェアレディZをブランドとして復活させました。これらは日産の幹部にはできなかった仕事であり、私は車が好きなので、非常に評価している部分でもあります。

野良猫教授の語りかけ

私は1989年に広告代理店の博報堂に入社しました。その当時は日産はシルビアの広告が素晴らしく、またホンダはプレリュードなどで画期的な広告を作っていました。あの当時は自動車産業の広告が素晴らしかった。しかしもはやそれは望むべくもありませんね。時代の趨勢なので仕方ありません。自動車自体が懐古的なものになってしまいました。一部の趣味性の高い車を除いて、モビリティはコモディティとなってしまいましたからね。

野良猫教授の語りかけ

もしかすると日産というのは、古い車が好きな人たちの会社なのかもしれませんね。ちょっと美化すると。ラストサムライのようなものかな。でもこの道は滅びの道ですね。

野良猫教授の語りかけ

さて、ChatGPTさんはどのような回答をしていくのでしょうか。


序章:Xでバズった『ゴーンぎつね』とは?

「ゴーン、お前だったのか。日産を倒産から救ってくれていたのは。」

ここ最近、X(旧Twitter)でこのフレーズがバズっている。もともとは小学校の国語の教科書に載っていた新美南吉の名作『ごんぎつね』の名場面をパロディ化したものだ。物語では、主人公の「ごん」が、実は密かに恩返しをしていたことを兵十が気づくシーンで使われる言葉だが、これがカルロス・ゴーンと日産の関係にあまりにもしっくりきてしまったのだ。

ゴーン、お前だったのか。日産を救ってくれていたのは。

この一文が、Xのブラックユーモアと相まって爆発的に拡散された。


なぜ『ゴーンぎつね』が生まれたのか?

カルロス・ゴーンと日産の関係を振り返ると、このミームがなぜこれほどウケたのかが見えてくる。

🔵 ゴーンが来なかったら、日産は消滅していた

1999年、経営破綻寸前だった日産を救ったのが、当時ルノーから送り込まれたカルロス・ゴーンだった。彼は「日産リバイバルプラン」を実行し、

✅ ルノーの資本を活用して巨額の負債を整理
✅ コストカットと生産性向上で利益体質へ転換
✅ GT-R(R35)やフェアレディZ(Z33)を復活させ、ブランド価値を向上

特に、スポーツカー復活は経営陣が消極的だった中で、ゴーンの決断がなければ実現しなかった可能性が高い。

🔴 しかし、日産はゴーンを追い出した

2018年、カルロス・ゴーンは報酬問題で逮捕され、日産の経営から排除された。

「コストカットばかりで日産の未来を考えない」 という批判
「独裁的な経営」 という懸念
「企業資金の私的流用疑惑」 での追放劇

しかし、ゴーンが去った後の日産は、果たして本当に良くなったのだろうか?


日産の現在地:本当に『ゴーンぎつね』だったのか?

ゴーンを追放した日産は、経営再建を図ったものの、

GT-R(R35)は開発停滞し、次世代モデル(R36)の計画は不透明
フェアレディZ(RZ34)は出たものの、EVシフトに伴い将来が不安定
ホンダとの経営統合協議は白紙に戻り、独自路線を進めるも迷走気味
ルノーとの関係も不安定化し、新たなパートナー探しに苦戦中

日産はホンダとの統合話を拒否したが、その理由の一つは「対等な関係を維持したい」というプライドだった。しかし、時価総額が5倍のホンダに対して対等な立場を要求するのは、現実的には難しい。結果的に、ホンダ側が主導権を握る形の統合を拒絶し、協議は決裂した。

統合白紙の背景には、日産が過去のルノーとの関係で「対等ではない統合」の痛みを経験していたことも影響している。ゴーン時代の「ルノー主導の経営」に対するトラウマが残る日産は、ホンダとの交渉でも「自主独立」を貫こうとした。しかし、ホンダにとって日産を救うメリットが乏しい以上、対等な関係での統合は現実的ではなかった。

また、統合が実現していれば、EV開発や新技術の協力で競争力を高めるチャンスがあったはずだが、これを逃したことで日産は今後単独での生き残りを模索することになった。果たして、この決断が「日産の独立性を守るための英断」だったのか、それとも「滅びの道を選んだ判断ミス」だったのか、今後の経営判断が問われることになる。


ネットの反応と今後の展開

Xでは、『ゴーンぎつね』をめぐるさまざまな投稿が相次いでいる。

「ゴーン、お前だったのか。ルノーの金を日産に持ってきてくれていたのは。」
「兵十(日産経営陣)、本当にゴーンを追い出してよかったのか?」
「ゴーン、お前だったのか。GT-RとZを守ってくれていたのは。」
「日産、滅びてしまうん?」(笑えない現実)

さらに、この流れを知ったゴーン本人が反応する可能性もある。

もしゴーンが 「まさか自分がごんぎつねになるとは思わなかった(笑)」 みたいなコメントをしたら、Xはさらに大盛り上がりするだろう。


結論:日産の未来は『兵十』の手に委ねられたままでいいのか?

『ごんぎつね』のストーリーでは、ごんは命を落とした後にようやく兵十に恩を認められる。

もし『ゴーンぎつね』の物語が続くとすれば、

  • GT-RとZが消滅した後に、日産は「ゴーンがいた時代はよかった」と気づくのか?

  • あるいは、日産が再び復活し、「兵十=日産経営陣」が正しかったことが証明されるのか?

いずれにせよ、Xのこのブラックユーモアは単なるネタではなく、日産の現状を的確に風刺したものだ。これからの日産が「滅びの道」をたどるのか、それとも「未来を切り拓く道」を見つけるのか——。

『ゴーンぎつね』は、単なるミームにとどまらず、日産の未来を暗示しているのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!

海野裕(株式会社インターテクスト代表取締役)
おぉ、感謝感激、雨霰でございます😺