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11/24 SHCC ジムカーナご報告 その3

静電気の除電でもっといい走りを

サーキットに足を運ぶのはマニア度が高い方がメイン。入場料も取られるし駐車場の制限もあります。
SHCC Meetingはサーキットとなる大駐車場から、階段を少し登ったところに中駐車場があって、なんと無料で停められます。観戦に行く敷居が低いのに貴重なノスタルジックカーのレースが見られるのです。

たくさんの協賛品が並びます、もちろんマジ軽ナットも並んでいます
たくさんの協賛品が並びます、マジ軽ナットもそのひとつ
毎回エントリーしているロータスのフォーミュラーカー素直にかっこいい
お客さんが次々来店されるので、写真を撮るのが精一杯でした
もはや車種がわかりません。もしかしたらT型フォードなのかも知れません
マシン自体はありましたが、忙しくて走ったかどうかは未確認です
興味を持たれたお客さんにエンジンの性能曲線の説明をしています
タテグロのオーナーさんと(中央)説明を聞くお客さん

マジ軽ナットに興味を持たれたお客さんに、特許証、エンジン性能曲線、排ガスの測定値の三種の神器をお見せしながらご説明しているショット。
これをお見せすると、どなたも驚きます。
写真中央のお客さんにお買い上げ頂き、展示エリアの日産「タテグロ」つまり、縦目のグロリアまで取り付けに行きました。

とてもきれいに保たれています。確か56年前と仰っていたと思います
小さいので鉄製のホイールキャップでも取り付けられました

ホイールキャップは鉄製で、エアーバルブの箇所はかなり狭いですが、中央にエアーバルブが来ていればホイールキャップを外さず取り付けられます。ずれている場合はホイールキャップを外してもらって取り付けました。
実はこのように小さい事もマジ軽ナットのメリットの一つです。
パーツクリーナーとブラシで掃除し、ご説明しながら取り付けしていると、レースにエントリーしているご友人が「何をしているの?」という感じで見にいらっしゃいました。
取り付けをしながら除電チューニングについてご説明しました。このようなやり取りも、除電を知って頂く草の根運動になっています。ちなみにそのご友人は表彰台に登っています。

次々来店されたお客さんに逐次説明しています

レースが終わる頃から寒くなって来ました。協賛品のマジ軽ナットは表彰後のジャンケン大会の景品となりました。表彰式では各個人や周囲の人も写り込みますので、写真は割愛します。

大きく手を上げてのジャンケン大会

薄暗くなった中でのジャンケン大会、担当の方が振りかざした手が見えにくくなるのを気にしながら進行します。そして初協賛となった「マジ軽ナット」の説明をする事が出来ました。

短いですがマジ軽ナットのご説明が出来ました

エントリーしている方の中にはマジ軽ナットを知っている(使っている?)人がいらっしゃるのは、6月に出店している時に聞いたことがあります。
確かミニのショップかオーナーさんだったと思います。
マジ軽ナットの評判がSHCCの会長さんの耳にも入っていたそうで、協賛に至りました。この後、SHCCの会長さんにエンジンの性能曲線のグラフをお見せする事が出来ました。

使っているユーザーさんから口コミで広がる。時間はかかるのですが、実は一時のブームで終わらない根っこの強い広がり方なのです。

エントリーが多かったミニ系、インジェクション化したマシンもあったようです

ミニといってもローバーミニのエントリーが多かったようです。例えパワーが無くても小回りが利く車はジムカーナ向きです。

SR311(フェアレディー)も数台エントリーしていました

SUキャブは昭和の時代は日本車にも多く使われていました。SUキャブは内部にダンパーオイルが入っています。発生した静電気がダンパーオイルに移り、オイルも帯電します。
トヨタの除電の特許文献によると、それを放電しないと、どんどん静電気が溜まって何と1,000V以上にもなると書いてあります。オイルやグリスに帯電するとオイルの粘度が高くなるので、動きが悪くなります。
SUキャブは「しゃっくりする」とか「くしゃみをする」と言われる原因の一つは、静電気によるオイル粘度の上昇です。オイルの粘度が高くなる、例えば指定のダンパーオイル10W-30を入れているのに、実際はもっと粘度が高くなってしまうので、動きが悪くなる。
構造的な事もありますが、静電気の影響を知って対策している人はほとんどいません。それを除電してあげると、ダンパーオイルの粘度が指定に近くなり、物理的に動きが改善される。

現在、キャブ本体の除電をどうするか検討中

写真はマジ軽ナットヘビーユーザー Mさんの BMW R100GS パリダカールのSUキャブ。キャブレター自体は除電していませんが、何か所かを除電したら、「アクセルが重くて引っかかるような症状が改善された」、「アクセルを開けるのが楽しくなりました」と驚いて連絡をくれました。
ご説明すると、オートバイですからハンドルからキャブまで長いアクセルワイヤーがあります。ワイヤーはオイルで潤滑しているのと、SUキャブにはダンパーオイルも入っています。ここまで書けばもうお分かりでしょう。
ダンパーオイルが入っていなくても、機械的な動きも改善します。例えばFCRキャブレターも動きが良くなります。
Mさんはチェンジペダルから繋がるミッションや、フロントフォークもマジ軽ナットシリーズで除電チューニングしており、それぞれ作動の改善の報告を受けています。
はい、そうなるのでお勧めしました。

ミッションもオイルで潤滑していますから、粘度が上昇すると抵抗が増えます。前回のレースでも数台がシフトミスでタイムロスしていました、実にもったいない。
マニュアルトランスミッションも除電の効果が大きいところ。だからオートバイの除電の三種の神器に入っています。
ではオートマ車でメリットが無いかというとそんな事はありません。
スイフトスポーツで除電チューニングを進めているSさん。毎回インプレッションの報告を送ってくれています。
エンジンの除電を進めていって、いつもは普通のATで走行テストを繰り返していた。ある日、パドルシフトを使ってみたそうです。
そうしたら、「1→2速にシフトする際、ガションという音から、カシュ、という音になり、シフトの入りも速かった」と報告がありました。
ご説明すると、ミッションが少ない力で動くようになったので、音が軽い音になったのです。少ない力でスムーズに動くから速くギアチェンジ出来る、当たり前ですね。
これだけでも大きなメリットですが、除電チューニングにはまだ先があります。各部品が少ない力でスムーズに動くから、部品の寿命が延びるのです。これが「少しのお金で結構な効果、そしてお金が節約出来る」除電チューニングの真骨頂なのです。

チェンジペダルから繋がるミッションを除電
フロントフォークインナーチューブをマジ軽バンドで除電

よくある、「プラスチックやゴムは電気が導通しないのだから、帯電しているというのはおかしい」という疑問については、下記を読んで下さい。

Mさんはマジ軽ナットシリーズの大ファンになりました。スーパーカブも数台持っていて、ご自分の頭で考えて試されています。例えばハイテンションコードもその一つ。

マジ軽クリップでアイドリングが安定しました

写真は Mさんの MD09(スーパーカブ)のハイテンションコードに、マジ軽クリップを取り付けたもの。目玉クリップにマジ軽ナットを溶接した、お試し用のものです。「アイドリングが安定しました。さすがマジ軽ナット」と、大喜びでDMをくれました。
配線に電気が流れると静電気や電磁波が発生します。それは電気の流れ、つまり電子の流れを乱します。除電によってその乱れを抑制すると、電子がスムーズに移動して効率が良くなる、オーディオならクリアーな音質になります。
自動車業界では殆ど知られていませんが、コアなオーディオマニアは昭和の時代から静電気の除電によって、音質を向上させる事をしています。
これが静電気に関して「オーディオに比べると、自動車は40年以上遅れている」という根拠です。

旧車でいえば、インシュレーターがゴムならば、ゴムは絶縁体だから静電気が流れる先が無くて帯電します。例え金属製でも熱対策でシリンダーとの間にベークライトを介して取り付けてあります。ベークライトは絶縁体なので帯電します。
帯電すると空気や混合気を引き寄せて、効率良く流れなくなります。これを否定する人がいますが、思い出して下さい。
小学生の頃、下じきで静電気を起こして髪の毛をくっつけて遊びましたね。静電気は髪の毛を重力に逆らって持ち上げるだけの力があります。では、髪の毛と空気の分子や混合気、どちらが軽いでしょうか?
インシュレーターの除電で始動が困難だったエンジンが、簡単にかかるようになった実例もあります。
空気や混合気を効率良く流す、クーラントを効率良く循環させる、タイヤの回転の抵抗を減らしてあげる、サスペンションが少ない力で動くようにしてあげる、キャブやインジェクションの噴射を助けてあげる、このように各部の静電気を「地産地消」してあげる事で、驚くほど走りが変わります。
物の動きが悪くなる要因はいくつもありますが、その要因の中に静電気が含まれる場合、除電によって作動が改善する理屈はお分かり頂けたでしょう。

ジムカーナのエントリーキットの中には、マジ軽ナットのチラシと共に、除電で完全燃焼して排ガスがクリーンになった下の写真、エンジン性能曲線の比較のグラフや除電したエンジンルームが見られる旨のお知らせも入れておいたのですが、ドライバーの皆さんはレースに集中していたのか、私の知る限り残念ながらご来店されませんでした。
次の開催は来年の4月6日だそうです。タイヤを除電すると路面との接地感が変わります。一般道なら問題ありませんが、レースではいい意味でフィーリングが変わるので慣れる必要があります。エンジンも除電すると、性能曲線のグラフのようにスムーズに走れます。
次回もエントリーされる方は早めに除電チューニングをして、変化に慣れて参戦すればタイム短縮間違いなし。
次は「除電、どうでしょう」のステッカーでも作りましょうか。

テストドライバー時代の無理がたたって、長い間、首や肩の凝りがあるので、毎月のように整体に通っています。整体の先生も車好きなので、毎回施術してもらいながら話をしています。
ちょうど車検を取って間もなかったので「先生にこれをお見せします。22年落ちのガソリンエンジン、169,00kmだけど、除電するとこうなります」と排ガスの測定器の写真をお見せしました。
車が好きなだけあってびっくりしていました。「こんなになるの?ハイブリッド買っちゃった…」と思わず口走りました。

CO (酸化炭素)0.00%、HC(炭化水素)1ppm

まさに百聞は一見に如かず、話より目で見た方が説得力があります。
今回のジムカーナでも混合気が濃すぎて、カブっている車が何台もありました。音を聞けばそれ位は分かります。
除電をして完全燃焼すれば、タイムにも好影響ですし、ピストントップや燃焼室、排気バルブやポートにもカーボンが付着しにくい。エンジンオイルの汚れも少なくなります。
ホンダのCVCCエンジンがそうであったように、静電気の除電は新たな環境保全技術でもあるのです。
下はHonda エコマイレッジチャレンジの紹介動画です。エコランでマジ軽ナットの除電技術を採用しているのは、現在3チーム。まだまだ、除電のメリットが広まっていません。

「1ℓの燃料で、何km走れるのか?」 速さではなく燃費を競う、Honda エコ マイレッジ チャレンジ。 今年の優勝記録は、なんと「3,010km/ℓ」でした 🙌 今年からは「CN燃料クラス」が新設され、未来を担う中学生チームも参加しました ✨

Posted by Honda 本田技研工業 on Tuesday, November 26, 2024

出店で掲示したエンジンの性能曲線や特許証、排ガスの数値は、どれも科学的根拠に基づくものです。これは、除電チューニングが効果があるか、無いかではなく、「どの位の効果があるのか」という段階に進んだ事を示します。
これらを見た方はどなたも驚きます。「たかが静電気だろう?」と言えない程、物の動きを邪魔している証明です。
マジ軽ナット・ボルト、たった4個でエンジンを除電するとどうなるのか?
下記の記事を読んで下さい。

ただ単に除電パーツを取り付けるのではなく、技術的なアドバイスも求められればしています。特にこれからの日本の産業を担う学生さんには、除電技術を知って頂きたいです。
特許製品「マジ軽ナット」はネットショップでかんたんに購入出来ます。
これからの季節、車を降りた際の「パチッ」もほぼなくなります。

マジ軽ナット 自動車用とオートバイパチッ、メルカリでも販売を開始しました。「マジ軽ナット」で検索して下さい。

3回に渡り、THE 71th SHCC Meetingのご報告を書きました。レースは当日の準備だけではなく、事前からさまざまな準備や根回しも必要です。
ですから、エントリーキットに同封して下さったチラシも出来る限り急いで発送しました。
改めましてこの素晴らしいレースを開催、運営して下さったSHCC(湘南ヒストリックカークラブ)事務局並びに会員の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
来年のTHE 72th SHCC Meetingにも是非出店したいと思います。欲を言えば、少しはゆっくり観戦したい。望遠レンズで撮影もしたい。
そして来年こそ、1階のスペースに出店出来ればと思います。

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