11/17 エクスチェンジマート報告 その1
今回の目玉はエンジン性能曲線
素人さんの自作の除電グッズと違うのは、放電量の多さ。書くのは簡単ですが、これは実に難しい技術。
以前も書きましたが、体操の平均台に例えると、あの狭い幅に除電の理論や材質、形状や元素、製造コストまでその幅に載せないといけません。一つでも落ちたらアウト、いくら放電量が多くても1個2万円では買う人はいません。
マジ軽ナットは特許に基づいて作っていますが、特許にはそこまで詳しく書いてありませんから、同じ性能にはなりません、というか、まず放電しません。
はっきり体感出来る、科学的根拠がある、これが素人さんとの違いだと思います。
今日の出店でもご質問を受けました。ついつい「転がり抵抗」という言葉が出てしまいますが、主に乗り物に使われる専門用語です。簡単に言えば、タイヤが回転する際に回転の邪魔をする抵抗の事です。
誰でも分かるのが自転車のタイヤの空気圧が低いと漕ぐのに、より力が必要です。
タイヤの接地面積が増えて摩擦が多くなってしまう。ベアリングが偏摩耗するとスムーズに回転しませんから、エネルギーロスが増えて転がり抵抗が増えます。このようにいくつかの要因によって、抵抗が増えて無駄にエネルギーを使っています。
静電気の帯電もその要因の一つ。例えば、フリースを脱ぐときに静電気が起こると、脱ぐのにより力が必要ですが、帯電防止スプレーで除電するとスッと少ない力で脱げる。静電気を取り除く(除電)すると、少ない力で脱げるのは、日本人なら誰でも経験しているはず。
また、車に乗った事があれば、おそらく「パチッ」となった経験があるでしょう。
あれも静電気の放電現象ですよ!ちなみにマジ軽ナットを付けると、常時自然放電していますから、嫌な「パチッ」はほぼ無くなります。
このように日常で経験しているのに、タイヤとかサスペンションに帯電しているとなると「そんな事ありえない」という方がいらっしゃいます。
私が勝手に言っている訳ではないのを証明する為にも、トヨタやホンダ、ダンロップ(住友ゴム)等の静電気の除電に関する特許文献をやさしく解説していきます。
このように厄介な事ですが、静電気はありとあらゆる状況で発生してしまいます。
特に回転する物には多く発生し、エアコンの室外機、洗濯機、業務用掃除機にもアース線が付いていて静電気を逃がし(放電)ています。ここまでお伝えすると「なるほど、そう言えばそうだね」とやっと理解してもらえるのです。
静電気を逆に活用している場合もあります。スマホの画面操作は指と画面の静電気を感知して操作します。
でも多くの場合は、フリースのように無い方が助かるのも事実。必要なら使う、それ以外は除電してあげればいいのです。
実際にタイヤを除電するとどう変化するのかを、先入観が無いように静電気や除電の話も全く伝えずに、乗り比べしてもらった動画(ショート版)です。
テストドライバー時代は国内外各メーカーの車を比較走行をしていましたから、この検証でもスタート位置はもちろん、ペダル位置の高さまで全く同じにして走行してもらいました。
2023年の5月、これと同様に学校に許可をもらい、転がり抵抗が減るのを試乗して体験してもらいました。論より証拠、自分の足で体感したからはっきり分かります。
このように、今までに無い技術を理解してもらうのは、想像以上に大変です。
説明しても理解されない事も多いのですが、この学校の事務員さんは珍しく先生に繋いでくれました。アメブロの記事です。
これからお付き合いが始まり、Hondaエコマイレッジチャレンジ用のマジ軽ナットシリーズを納品、ヂーゼル、ガソリンエンジンの性能試験まで進んでいます。
エコランにマジ軽ナットを採用しているのは、現在3校。まだまだ除電が広まっていません、早・安で効果大なのですが…。
工業高校というのもあるのでしょう、先生方に結構な割合でマジ軽ナットが広まり、副校長先生にもお使い頂いています、
今回はエコランカーで余ったマジ軽ナット・ボルトで、ガソリンエンジンの性能試験をしました。静電気の除電を授業で教えている、日本で唯一の高校でしょう。
詳しくは前回のブログを読んで頂きたいですが、エンジンのボルト・ナット4か所を交換しただけで、大きな効果が確認されました。
そのブログで、エンジンの除電での軸出力や燃料消費率の改善等を書きましたが、その比較のグラフ(丸印)を掲示しました。反対側には特許証のコピーも掲示しています。
写真のカブ乗りのSさんは、先月マジ軽ナット タイヤ用のみを購入され、その後ロングツーリングでも接地感の向上や転がりの良さ等も確認。「しばらく乗ったら、一度外してみて下さい」とお伝えしました。
こうすると取り付け前の状態に戻り、効果が確認し易くなります。追加でマジ軽ナットオートバイ用やミッション用マジ軽ボルトを購入頂きました。
せっかく除電に興味を持たれて来店して下さったのですから、〇で囲んだベンチテスターのグラフをご説明しました。
お次もカブ主の Oさん。アメブロで記事を書いて頂いていますので、ご紹介します。
Oさんからはインプレッションのメールも頂いていて、やり取りの中で前述の工業高校の先生の話題が出ていました。いろいろと話をしていると、かなりのカブマニアでした。当店の購買層のカブ主の比率が随分高くなっています。大排気量オートバイや自動車勢もお待ちしております。
N先生が抜けの良いマフラーを作ったら、激しい排気の流動帯電でエキゾーストパイプからの放電現象を奇跡的に撮影出来ました。そのリンクを送って差し上げたら、かなり驚かれたそうです。その状態から除電したら放電現象が無くなった実体験を説明していました。
これはタイヤと路面どころか、排気ガスとパイプ内部の摩擦によって静電気が発生していて、それが目に見える程放電しているのです。静電気否定派の方こそご覧下さい。
その動画です。
SさんとOさんは先月も同じ時間帯に来店されました。その後駐輪場にてしばらくカブ談義をされたそうです。
Oさんが「N先生がそのような方なら、お話を伺いたい」との事で、来店された前顧問のN先生をご紹介。カブ主同士でいろいろと話をされていました。
カブ主でもある、タイヤショップ勤務のヘビーユーザーさんがいますよと話していたら、その Hさんが来店されました。このように店頭で同じ趣味を持つお客さん同士が話をする機会がずいぶん増えました。
これはマジ軽ナットと同じで相乗効果をもたらします。「ここを除電したら、こうなった」というような、ユーザーさん同士の情報交換が出来るのです。いつかオフ会的な事が出来たら楽しいのにと考えています。
性能曲線はグラフだから違いが一目瞭然。何人ものお客さんが様々な反応をされました。「おー、違ってる」、「本当だ」、「こんなに変わるの」、「凄いなー」等、人それぞれの反応ですが、プラシーボ効果かどうかというレベルではない、という事です。
ヨシムラのジャケットを着ているN先生は、去年ヂーゼルエンジンの除電を、これもエンジンベンチテスターで測定していますから、ポイントは分かっています。
顔見知りになった Hさんや他のお客さんに説明している写真です。自動車科のある工業高校の研究発表、全国大会でもデータを基に発表しています。
さすが先生、上手に説明されていました。
効率化の証明はグラフだけではありません、平成14年式 走行169,000kmのバンでほぼフル除電をした結果、予備検査場で測定した排気ガスの数値。これもお見せしたらかなり驚かれました。詳しくはリンクを読んで下さい。
自動車の知識を基に除電の理論に則って除電すると、このように排ガス問題は解決出来るのです。
排気ガスの環境負荷を理由にして日本車を締め出す為に、1970年に成立した米国の法律。ホンダは新しい技術(CVCC)で燃焼効率を改善し、克服しました。
それと同じで1988年に日本車を締め出す為に米国議会で法律が作られました。その根っこは自国メーカーの努力で日本車を超えるのではなく、環境やCO2を理由に締め出すのが目的です。
でも数値で分かるように、新しい技術を使って燃焼効率を改善すれば、ここまで排ガスはクリーンになるのです。
乗り物で一番重要なパーツはタイヤです。理由は簡単で、いくらエンジンパワーを上げても、タイヤが路面をちゃんと捉えなければ、効率良い駆動にはなりません。
乗り物の除電はまずはタイヤから、基本中の基本です。
お知らせ
11月24日(日)神奈川県大磯ロングビーチ駐車場で開催される、SHCC(湘南ヒストリックカークラブ)主催のジムカーナレースに出店します。
出店場所はウォタースライダー下のスワップミートエリアですが、今回は協賛を兼ねての出店となります。
協賛品としてマジ軽ナット自動車用を提供します。
この日、当店を目指して愛知県から来店されるという、ヘビーユーザーさんからの連絡を受けています。
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