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マジ軽ナット生インプレッション

除電すれば憂いなし

静電気の除電を始めてもうすぐ13年になります。そこから長い間は、除電の効果を否定する人が殆どでした。やっと「どれが効果があるのか?」という時代に入りました。
テストドライバーの経験からして効果は間違いない、そして面白い。様々な試作品をテストして、友人が画期的な発明をしたのが2013年の後半。意外と早かったのはそれまでのレース部品の製作経験があったからです。
前回の当ブログのスイフトスポーツ等への取り付け時もそうですが、このような静電気の悪影響の気づきから開発の過程まで全て知っていますから、作業だけで終わる事なくそのいきさつもお話ししています。
車好きならだいたいの方は、トヨタのフロントバンパーの裏側にアルミ箔を貼って除電する特許は知っています。「それよりずっと前からいろいろと試していたんですよ」と言うと、皆さんびっくりするのです。

今回の生インプレッションは、毎月遠方から来店されるHさんです。
当ブログで除電に興味を持たれて、エクスチェンジマートに来店されました。
最初はマジ軽ナット タイヤ用をお買い上げ頂き、効果を確認。私が言っている通りの効果を確認されて、翌月にはラジエターホース用マジ軽バンドを購入され、ここでも効果を確認されました。
メールで「次のお勧めの場所はどこですか?」との問い合わせがあり、通販で送る住所が「あれっ、愛知県?」。まぁ、仕事で長期出張されているのだろうと思っていました。
翌月、またご来店されたので聞いてみたところ、毎月愛知からわざわざ来店されていると知り、びっくりしました。確かに除電については、おそらく日本で一番詳しく書いていると思います。それでも当ブログを盗用して模倣品を販売している輩がいますから、ブログではセーブして書いています。
店頭で質問を受ければもっと詳しく説明していますから、「実際に会って話を聞いてみたい」というお客さんは多いです。でも隣の県ならいざ知らず、毎月約300kmを往復して来られているのには恐縮しています。
こんな遠くからエクスチェンジマートやSHCC Meeting等への集客にも寄与しているとは思いませんでした。

前置きが長くなりましたが、そのHさんの生インプレッションの一部です。マジ軽ナットのユーザーさんは、協力的な方が多いのです。
Hさんの愛車は会社の車トヨタ ピクシス バン(写真)です。ダイハツ アトレーのOEMですから、アトレーにもそのまま応用出来ます。
自分の車の性能を高くしようというのは分かるのですが、社用車です。なぜ会社の車に除電チューニングをしようと思われたのか聞いてみました。

ダイハツ  アトレーのOEM生産 トヨタPIXISバン

仕事で重量物を積んで配達しながら走る。それで小回りが利く軽バンでないといけない。軽バンでエンジン出力が限られていますが、改造する訳にはいかない。それで「マイナスを減らす」除電チューニングの入り口、マジ軽ナット タイヤ用を購入されたのだそうです。
直接説明を聞かれたのもあるとは思いますが、タイヤに続いてエンジンのパワーを食われているクーラントの循環の無駄を低減する、マジ軽バンドをラジエターホースに取り付けました。
更にお勧めしたインシュレーター(インテークパイプ)の2箇所にマジ軽バンドを取り付けた状態でのインプレッションです。
何度も頂いたインプレッションの中から一つのメールを「生インプレッションの記事にしてもいいですか?」とお聞きしたところ承諾して下さいました。
生インプレッションとは、マジ軽ナットのユーザーさんから届いたインプレッションの個人的なメールをスクリーンショットし、個人情報だけ隠して掲載。これが作り物ではない証です。
そしてインプレッションを、なぜそのような変化が起きたのかを補足説明するものです。
頂戴したメールのスクリーンショットです。

多くのインプレッションのメールのうちの一通です

メールでの文面が横長なので、原文をそのまま以下に書き写します。
マジ軽バンド、到着しております。
ご連絡が遅くなりました、申し訳ありません。
純正のインテークバンドと入れ替えをいたしました。
画像を添付いたします。
エンジンが軽く吹け上がります。ただそれだけではなく、車を前に押し出す力も、相当に、出ている体感をしています。
普段通りに加速をしようとすると、アクセルの入力が少なくて済みますし、アクセルの入力を普段通りにすると、いつもより車が前に出ていき、速度を作るにも、かなり楽に作ることができます。
アクセルの入力もそうですが、アクセルをOFFにしているのに、動力の残り、CVTかデフか、ブレーキをかけているのに、後ろから押される感覚、が、随分と影を潜めた印象を持ちます。
街中で、アクセルとステアリングのきっかけで、スッと、車の向きを変えるようなことが、とても楽に行えるようになりました。
エンジンの力も、力の出始めに角感があったことが事後的にわかるほど、スムーズに出ている印象です。
街中でのアクセルのオンオフに対しても、レスポンス良く加速、減速する、そのことが、運転していて不自然さを感じられません。「間が良い」ということは、このようなことだと、感じています
燃費は、気持ちよく加速していますが、落ち込みがない、これはブログの記事に書かれていたように、燃費を上げる運転をした際の燃費の上がり幅が高まった、ということを実感しております。
ありがとうございます。
10月のエクスチェンジマーケットも、顔を出させていただきます。
それでは。

ここまで書き写しです。
「画像を添付いたします」というのは、下の取り付けた後の写真です。後にエアフィルターの除電、ラジエターホースに2個目のマジ軽バンドも取り付けています。

インシュレーター2か所にマジ軽バンドに交換

私が取り付ける訳では無いので、取り付け後には確認の為に写真を送って頂きたい。それを見て「こう取り付けた方が効果が高いですよ」と、修正をお願いする事もあります。これが「お買い上げ頂いたところからが始まり」という意味です。
文面から人柄が分かると思います。お客さんなのに、こちらが恐縮するほど凄く真面目で丁寧な方です。

インプレッションの解説をします。
「エンジンが軽く吹け上がります。ただそれだけではなく、車を前に押し出す力も相当に出ている体感」ですが、エンジンを除電すると各部品が少ない力で動くようになります。部品が動くのには様々な抵抗がある上で動きます。摩擦や重力、オイルの粘度等もありますが、その中に静電気の抵抗もあります。それは静電気でフリースが脱ぎにくくなるのと理屈は同じです。
車を前に押し出す力」は、クーラントはエンジンのパワーでウォーターポンプを回転させて強制循環しています。流体が流れる際に発生する流動帯電を除電すると、無駄に消費しているエンジンパワーが使えるようになるからです。「アクセルの入力が少なくて済む」のもこの為です、当然ですね。
アクセルとステアリングのきっかけで、スッと、車の向きを変えるようなことが、とても楽に行える」のは、ステアリング操作での「タイヤが付いてくる」感覚ですね。エンジンの吹け上りが良くなるのは、エンジンベンチテスターのグラフでも証明されています。
除電によって各ボールエンド等のグリスも除電されて、少ない力で作動する、タイヤの除電と相まって走行安定性も高まります。
エンジンの力も、力の出始めに角感があったことが事後的にわかるほど、スムーズに出ている」のは、エンジンの除電をすると皆さん体感されます。体感だけではなく、エンジンのベンチテスターで測定した性能曲線のグラフでも、未除電に比べて曲線の乱れが少なくなっています。それが体感としても分かるのです。アクセル開度に対してのレスポンスの良さも、同様にグラフに表れています。

燃費に関しての報告もたくさんありますが、私が同乗して確認している訳ではありません。積載量も一定ではありませんし、一般道ですからコメントは控えます。
ただ、エンジンベンチテスターでは、グラフの通り燃料消費率は大幅に改善しつつ、軸出力も向上しています。これは除電により各部品が少ない力で作動した結果です。要はパワーロスが減るから、エンジンもそれほど頑張らなくていいのです。
ただし、機械で測定して良い結果でも、実際に乗ってみて感じ取れないという事は珍しい事ではありません「データでは良くなっているんだけど…」という事もあります。それが実際に乗ってみて感じ取れるというのは、エンジンだけに限らず、タイヤも含めて総合力で性能の変化が大きい、という事です。そうでないと限界走行をしない一般道では体感しません。
Hさんはこの後も更に除電を進めて、エアフィルターと2個目のラジエターホース、未装着だった金属製バルブキャップも取り付け、それぞれ効果を体感されています。

エアフィルターは除電ネットを使用

除電は相乗効果があるので、ポイントを押さえて進めると更に前に進み、スムーズさが増します。エンジンが淀みなくスムーズに吹け上り進む。タイヤの転がりも良くなって振動も軽減すると、運転していて楽なのです。走行安定性が高まると、ストレスも減りますから緊張も低減します。それが疲れにくいに繋がります。
軽バンで愛知との日帰り往復は結構きついと思いますが、除電チューニングを進めていった結果、片道で2回の休憩を取っていたのが、1回の休憩で済むようになったそうです。転がり抵抗だけではなく、疲れも軽減されたのですね。
先月のSHCC Meetingに来られた際は、2個目のマジ軽バンド ラジエターホース用、マジ軽ナット タイヤ用を友人へのプレゼントに購入、追加で金属製バルブキャップも購入されました。
タイヤの真美知識ですが、乗用車のタイヤ側面のスリットや模様も、そこから空気中に放電させるのが目的ですが、効果は高くはありません。

タイヤ側面の模様も放電が目的

駐車場で車を拝見すると、タイヤはブリヂストンのエコピアでした。エコタイヤは転がり抵抗を減らすためにシリカを配合している事が多く、タイヤの導電性が低くなるので路面への放電量を少しでも増やそうと、多くが導電スリットを設けています。

まだまだ知られていない路面へ放電する為の、通称導電スリット

矢印で挟んでいる部分が導電スリットで、鋳込んでいますからその線が見えますね。
とはいえ、静電気が流れる先のアスファルト舗装は導電性が極めて低いので、路面への放電を当てにせずに自己放電させるのがベストですが、市販されているのはマジ軽ナットしかありません。

マジ軽ナット+金属製キャップで放電量が増大
横浜ゴムのホームページから引用

「気体の流れで静電気なんて起こる訳ない」という方がまだいらっしゃいます。下の動画を見て下さい、激しい排気の流れで多量の静電気が帯電、スーパーカブのマフラー表面から放電現象が起こっています。

あるマジ軽ナットのヘビーユーザーさんは、飛行機の空気と機体の摩擦によって発生する静電気を放電させる為に、翼に設けられている「放電索」をご存じで、静電気の影響に関心があったそうです。これについては後で記事にしたいと思っています。
この動画を見て別のカブのオーナーさんからも、「私のカブも同じようになります」とコメントがありました。これはかなりエンジンを回したからですが、目には見えなくても放電はしています。
フリースがそうであるように、帯電量が多くなると目で見える放電が起こり、それは車から降りて「パチッ」となるのも同じですね。
ちなみに、マジ軽ナットを取り付けると、その様な「パチッ」はほぼ無くなります。
ホンダのアフタマーケットパーツで、「パチッ」とならないだけのシールが4千円前後。
それに比べたら、走行安定性が高まりタイヤが長持ちするのですから安い物です。まさに「除電すれば憂いなし」ですね。

性能のインプレッションではありませんが、マジ軽ナットは目立たない。たくさんのお客さんを廻る仕事上、目立つパーツはダメなのだそうです。「目立たないのがいい」とは、スイフトスポーツに取り付けたオーナーさんも言っていました。
「目立たずに性能を向上させたい」という需要もある事を知りました。
今回、生インプレッションにご協力頂きましたHさんに感謝致します。
ご自分の車では無いので除電チューニングは「もう、この位でいいのではないですか」とお伝えしています。

年末年始は長距離走行する事が増えます。せめてマジ軽ナット タイヤ用で渋滞でも走り出しを良くし、振動が減ればドライバーだけでなく同乗している方も乗り心地が良くなります。ご自分が楽にドライブする為のご褒美として使うのも、ありだと思います。
奥様が運転するなら、こそっと付けておいて後で感想を聞いてみる。マジ軽ナットのユーザーさんは結構これをやりますが、ある程度走行してからこそっと外して、また走らててみる。これがポイント。
それをやったら「タイヤが古いんじゃない?交換したら」といった奥様もいらっしゃいます。
「タイヤが長持ちするから、節約にもなる」と言えば、納得されるでしょう。一番のメリットは走る事が楽しめる、ストップ&ゴーが楽になる、走行安定性が高まるから安全性も向上するのですが、奥様的には「節約の為の投資」というのが腑に落ちるところではないでしょうか。

マジ軽ナット 自動車用とオートバイ用のみメルカリでも販売を始めました。メルカリのホームページで「マジ軽ナット」と検索して下さい。

お知らせ

12月15日(日)午前6時より 神奈川県厚木市あゆみ橋で開催予定のエクスチェンジマートに出店の申し込みをしました。
天候による開催の有無は、開催予定日前日の13時にエクスチェンジマートのホームページで発表となります。
開催当日は、ネットでは公開していない特許証と、ベンチテスターで測定した除電前後の性能曲線のグラフ、理論通りに除電して排気ガスの有害物質がほぼ無くなった測定器の写真もお見せします。
性能曲線のグラフの写真撮影はお断りしております。


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