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voice_watanabe
【500字日記】#1 ルーティン
朝5時、一日の始まりをスマホの目覚ましが伝える。立秋を過ぎた外はまだ薄暗く、時の移り変わりの早さを感じる。ほんの数日前は朝5時と言えども太陽が東に昇り、地面のアスファルトを照らしていたのだ。地球はやはり動いているらしい。
「いつもと変わらない、何気ない一日が始まる」。
こんなことを考えていたのもいつのことだったか、今は何も考えず、ベットを出て顔を洗い、髭を剃る。それが終わったら洗濯機を回して、その間に腕立て伏せ15回ー顎を床までつけるのが肝だー と腹筋20回をこなす。そして簡単な朝朝食を食べ、洗濯物を干す。ここまでですでに2時間使う。そして、このようなことを今流行りの所謂モーニングルーティンとでも言うのだろう。おそらく3年以上はこんな生活を送っているはずだ。
でも僕はこれをルーティンとは思っていない。別に無理して続けようともしていない。
僕にとってはもう習慣になっているからだ。習慣になると続けていることに対して何も思わなくなる。逆に続けないとなんか違和感が残るのだ。
歯磨きと同じだと思えば良い。するべき時にしないと胸に変な靄がかかる。
自分に言い聞かせる
「今日最初の仕事ができた、全てうまくいく」。