【今日の臨床】中学生の頃から顎関節症になっている30代女性。前編
※写真は施術中のイメージ写真で、本文とは関係ありません。
この女性は初めは腰痛で
来られたのですが、腰痛が落ち着くと、
顎関節症が続いていることを
打ち明けてくれた。
口を開ける時にゴリゴリ音がする
夜寝ている時に食いしばりが起きる
食いしばりで歯が
磨耗するのを防ぐために、
マウスピースを使っているが、
壊れてしまい作成中とのこと。
僕が引っ掛かったのは、
「中学生の頃から」というワード。
そんなに若い時から
顎関節症になるんだと思った。
それと共に、
そんなに若い時からなるって
何が原因かなと考えた。
考えられる可能性があるのは、
歯並びではないかなと思った。
歯並びが悪いと、
血流の悪い所が生じます。
この血流の悪い所が、
悪さをするのです。
近年、軟食が増えているため、
顎が未発達の子どもが増えている。
柔らかい食べ物は、
咀嚼の回数が必然的に減る。
咀嚼回数が減れば、
顎が未発達の状態となり、
歯並びに影響します。
それは、
顎の骨が歯列の長さより小さいと、
永久歯の生えるスペースが足りなく
なるからです。
この女性は中学生の頃から
顎関節症を発症しましたが、
永久歯が生えるのが、
6〜12歳なので時期的に考えて
歯並びが影響しているのでは?
と推測しました。
では、本当に歯並びが影響
しているのかを調べてみました。
この女性が中学生の頃から
顎関節症になった理由とは?
次回の投稿へ続く。