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きらきら✨推し

非常事態が発生した。
インドの旅行記も大詰めだが、それより私の侑太郎さんについて語らねばならない恐ろしく個人的欲求が噴出しているので、一回出し切ることにする。

BGMは、レキシより「きらきら武士」

私の推しは名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(6月10日現在)の須田侑太郎選手、の、上腕三頭筋である。
間違っても二頭筋ではない。

シュッとした横顔と、形のいい唇から胸鎖乳突筋のラインもいいし、後頭部の丸みと高めの耳もいい。
綺麗な人は頭蓋骨が違う。
最近は肋骨もいいなと思っている。
なにせ骨と筋肉の綺麗な人なのだ。

いつもキラキラしていて、3年在籍した名古屋ダイヤモンドドルフィンズから、キラキラキラキラ光りながら、新天地へと流れて行った。

「流星の如く」とはよく言ったものだ。


Bリーグ観戦を本格的に始め、推しのチャンピオンシップ出場が決まった1番の正念場に私は日本を離れることを姉に告げた。
先にシーズンが終了したSR渋谷を推している姉に「どうしちまったんだ、なみさん!!」と背中に罵倒を浴びながらインドへ渡った。

言い訳するなら、今まで最推しにしていたプロレスにシーズンなんてなかったんだよ、やからその概念ないねん。

それにね、そうはいいますけどね、今はネットを介してどこでも推しの動向や試合が観れるんや。
そのためにESIMも入れ、万端でインドに赴いたんですわ、私。

滞在していた南インドのケララは、のどかな田園風景が広がり、牛が草を喰み、野良ニワトリが早朝から精を出す田舎オブ田舎。
停電がめっちゃある。
水力発電で補っている電力は最弱だった。
日本の電力が江頭2:50なら、ケララはエスパー伊藤と言えば分かりやすいだろう。

Wi-Fiなんぞ当てにしてはならない。
ここでESIMが生きるんですわ。

だが、そんな私に新たな試練がやってきた。

1日遊んで写真を撮ってリゾートに戻ると古のiPhone(まだXS)は虫の息。
そこからXで推しの試合動向を追おうにも、動画は充電ドロボウだ。

急いで充電器をコンセントにさして・・・はて?このコンセントに電力を流すスイッチはどれだ?
スイッチが部屋に11個ある地獄の中でパチパチやっていると(この間にも停電を最低でも1回はさむ)1階のリビングからママが呼ぶ。
「コーヒー飲む?マンゴーむいたよ!」

一生充電できないコンセント、そしてママの誘惑。

電池残量が赤くなったスマホをほったらかし、一階に走ってしまう。

私はチョロい。
のんきが過ぎるから、すぐに何でもどうでも良くなる。
私が観れなくても侑太郎さんが勝てば、帰国した後にセミファイナルからは観れるもんな〜!

そして帰国後、コロナの魔の手(2回目)にかかり3週間寝込みながらセミファイナルで敗退していく推しのキラキラした「やり切った笑顔」をOS-1を片手に見つめた。

嬉しい時も悔しい時も、1番最初に汗と涙にまみれながらべしょべしょに泣いてしまっていた。
滝行の後くらい汗をかくので、涙との判別は難しいが、肌が白いのですぐに鼻と耳と首が赤くなるから泣いている事はすぐバレる。

なのにこのシーズンはキラキラの圧倒的キャプテンに成長し、涙を流すチームメンバーを抱きしめ、声をかけている。

あ、キングス戦で一回べしょべしょに泣いたな。
いつも感情に素直な推しはキラキラしている。


ところで皆さんは「バスケをする彫刻」の異名を持つギリシャ系アメリカ人のザック・オーガスト選手(シーホース三河 在籍)をご存知だろうか。

顔が小指の爪サイズで、股下は5メートルと言われている、身長2メートル8センチのキラキラしたPF/Cだ。
知らない方は何言ってるかわからないと思うが、知っている人は頷きの勢いで顎で地球を割れる説明だと私は自負している。

とりあえず日本人だけの遺伝子では生み出せそうもないが、ジャパニーズ漫画文化でなら生み出せる3の次元ビジュアルで、おまけにお洒落で人柄も温厚。

私は初めてその姿をバスケットライブで見た時、世界の広さを体感し、一度休憩を挟んで窓を開け、外を見た。

情報量が多い。

だがしかし、彼は希望だ。
今世は積んで、来世に全てを託して生きている私の細胞は今、歓喜に湧いている。

私、来世はこんな人になる!
人型哺乳類の無限の可能性に震えるだけでなく、惜しみなくもっとせっせと徳を積もう!と、心のふんどしを締め直した。

「次のシーズンは愛知ダービー(愛知県内のB1・4チームの争い)に便乗して生でオーガスト様を見る!」
しっかりとその御尊顔を脳に焼き付け、ビジョンを強く持つことで、心のふんどしをしっかり食い込ませる事が狙いだ。

大声を出して手を叩き(私はいつもクラップスタイル)ストレスを発散させつつ、さらにイケメンで女性ホルモンも呼び覚ます!

後半は煩悩丸出しに聞こえるだろう。
だが、煩悩とはそもそも罪悪感を抱かせる行為「欲望」「欲求」「妄念」「妄執」

私の本来の目的は、来世の自分をより良くする為に徳を積む行いの一つとしてオーガスト様を見るのだ。

大丈夫。

さてと。

シーズン終了後の、オーガスト様はシーホース三河で契約を更新した。

あとは侑太郎さんがドルフィンズで更新したらドルアリ(ホームアリーナ)で2人をハッピーセットで堪能する!
と脳内未来日記に力強く書きしるし、侑太郎さんの動向を待った。

私はチームでなく、選手個人を推すので基本的にどこに移籍しようが元気に走って筋肉を育ててくれていれば問題はない。
でも、できれば同地区(試合回数が多い)が有難いので急に「北海道に帰る」はご遠慮願いたい。
それと、一緒に観にいく姉の推しとの兼ね合いもあるので、B2もご遠慮願いたい。

愛知県のチームなら4チームあるし、SR渋谷とも同地区。そこに収まってくれていればなんの支障もないな。
と、思っていたら。

なんと

キラキラのオーガスト様のいるシーホース三河に、キラキラの私の推しの侑太郎さんがキラキラと流星の如く移籍したのだ!

鴨がネギ背負ってきた!いや、オーガスト様が侑太郎さんを背負ってくるぞ!!
一石二鳥ではないか!


「犬は人に懐き、猫は家につく」

姉の推しの田中大貴選手は、ルカ・パビチェビッチHCについて行く「犬みたいな選手だね」と話したことがある。

千葉ジェッツに在籍10年の西村文男選手は「猫みたい」だ。

だが、私の推しの侑太郎さんは、より自分を高めるため、強さを求めチームを渡り歩く「プレデター」みたいな人だと思う。
戦闘民族気質なんだろう。サイヤ人にも近い。

チーム、メンバー、HC(監督)が変われば、求められる役割も変わる。
しかも日本代表の招集もかかった上での移籍、どこまで自分を追い込むんだ侑太郎さん。

でも、分かる。

そうやって邁進する自分が死ぬほど好きな侑太郎さんが、私のきらきら✨推しなのだ。

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