オタクに天皇杯はむずかしい
もうすっかり春ですね。
私の心はいつも通り乱れてます。
私はBリーグの推し活の最中、偶然見つけた違う選手の推し活をしている夢子さんと（一方的に）出会った。
彼女の献身的な推し活に心を掴まれた私は「推し活をする夢子さんの推し活」を始める。
まずは出会った（一方的に）きっかけである2人のときめきメモリアルのInstagramに「いいね」をつけることから始めるはずが・・・
悲しき壁モンスターと夢見る夢子の心温まるハートフルコメディ。
2月14日、天皇杯準決勝。
私の最推しである富樫勇樹選手率いる千葉ジェッツと、私の最推しの夢子さん。の、最推しの比江島慎選手率いる宇都宮BREXの試合だった。
両チームとも強豪。当たり前のように頂上決戦ではバチバチする。
バトル漫画やアクション映画で意外と敵キャラを好きになってしまう事は多い。
そんな時のバトル展開は情緒や乙女心を、西野カナくらい震えさせる。どっちつかず過ぎて震える、お願い、私の（情緒）のために戦わないで！
何と言っても主人公に勝って欲しい。だが、このキャラかっこいいから○んで欲しくない！私の心はいつも暗黒武術会である。
まぁバスケの公式戦で○にやしないが、私としては最推しのジェッツに勝って欲しいの一択しかない。
BREXには申し訳ないが負けてもお決まりの「良い試合やったで👍」で問題はない。
だが、そうなると最推しの夢子さんを悲しませてしまう。
これは急に大問題だ。
漫画を読んでいて唐突に敵キャラを好きになってしまった展開とも違う、私の歴史に例を見ない情緒だ。
配信中の試合では、私の推しと夢子さんの推しがバチバチにマッチアップしている。
きっと夢子さんの「頑張れ！」も最高潮、それに対して私は「頑張れ」と思うが、推しも「頑張れ」だし、そうすると夢子さんの推しにも「頑張れ」だし・・・皆んな頑張れ！なんやけど勝負の世界だから、えっと？
もう、何を言っているのかすらよく分からない。
何をどう応援していいかも分からない。
私は富樫勇樹のブースター。応援スル、当タリ前。
私は夢子さんのブースター。応援スル、当タリ前。
夢子さんは比江島慎のファン。応援スル、当タリ前。
でも私はジェッツのブースター。BREXファンデハナイ。
私、悲しいモンスター。自分ノ立チ位置ガ分カラン。
よし、ここらで一回腰をおろそう。
日本にはこんな時に役立つ素晴らしい賢人の言葉がある。
あわてない、あわてない、ひとやすみ、ひとやすみ。
えっと。
公式戦で当たった時どうやったっけ、私。
あ、あん時はまだ夢子さんを推してなかったから？ハァハァハァ、なるほどね、全然ジェッツやったね、そうゆうことか。
と、いう事はだな。これから先、何度かこのどう折り合いをつければいいのか分からない情緒を何度か繰り返すわけね。
セスナで乱気流に突っ込む様なこの心の乱れにね。千葉ジェッツ✈️なだけにね。
この、情緒を、これから何年・・・
い・・・・一休どのぉおおおおおおおッ！！！！
私の中の新右衛門さんが振り切れたところで無事に千葉ジェッツは勝利を収めた！
おめでとう！その勢いで3冠とって、パリでも金メダルを取ってくれ、私の最推し！！
来る決勝の琉球戦がかなり楽しみなのだが。
やはり手放しに喜べない自分がいる。
あぁ、夢子さんのInstagramが涙で霞んで見れない。
きっと夢子さんは「残念だったねでも、よく頑張ったよ！かっこよかったよ！ジェッツはさすがだね！」って言ってくれる。
讃えてくれるのだ、私の女神は。
そう、こんな時に叩くより称え合える。ブースターの女神、夢子さん。呂布カルマさんを呼んで一緒にラップが出来る資格のある人だ。
いや、待てぇぇぇイ！
初の「いいね」チャンス今ちゃうんか？試合の後の、讃え合い！
おい、私！おい、試合結果と情緒の安定に安心してnote書いてる場合やない！！
私の中の新右衛門さんが愛馬に跨り駆け出している、呂布カルマとか言ってる場合じゃなかった。
それに、あんだけブツクサ言いながら、私のインスタまだ御三家（ナッパ、ピッコロさん、亀仙人）のままやった。
絶賛継続中！ゆうてる場合か・・・ひんッ。
私、おい私！今日まで何してた？え？ボリウッド？インド映画？そうそう、最近カラリパヤットが熱くてね、将軍様（知り合いのインドマスター）と盛り上がっちゃって！
あかん、ほんまに真面目に考えよう。
アドレナリンの乱気流でサウナくらい気持ち整ったし。
明日のToDo
夢子さんのストーリーズに元気もらう
フォロワー様の美麗写真で富樫の可愛いチェック
Xもチェック
姉に可愛いを一方的にLINEで報告
爪を切る
ちゃうちゃう、爪切る前にその流れでInstagramの整理。心の乱れはInstagramの乱れ、乱れるほどやってへんけどね！
なぁんて。
あぁあ、あたしったらまたバカ言ってる。
なんだかんだ言ってたら春になる。
春は卒業のシーズンだ。私も卒業しなくては。
行儀良くまじめなんて出来やしなかった。関係ないフィギアのアカウント放置していた。
うんざりしながら それでも過ごした
ひとつだけ 解ってたこと
この悲しきモンスターからの 卒業
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