厨二病を再発させる本〜スチームパンク〜
私は毎週日曜日はお風呂を、月曜日はトイレの掃除をいつもより頑張る日と決めている。
それはあるトイレの日。
掃除の相棒である「ウタマロ」クリーナーを手に取り、癖で文字に目を通す。
「○ンコの汚れにも簡単キレイ」
いつ読んでも思い切ったキャッチフレーズやでなぁ。と一周回って感心しながらシュッシュ、ん?
んんん?
「ガ○コな汚れにも簡単キレイ」でした。
そうよね、便座とか床とかに使うもの。
君は直にウン○にかかることないよな、余程の粗相がない限り。
ウタマロ殿、失礼仕った。
アタシ、詰め替え2個目まで読み間違え続けてました。
SF書きたい夢現つ
最近、月一短編を一つの物語にしようと書き進めている。
もともと短編も自分の頭の中である程度の設定やバックグラウンドがあったものから書いているから、進みは早い。
長編になると、短編ではあまり書き込まない風景や建物の造形を書くことになる。
BLではあんまり見受けないが、ミステリーやサスペンスでは絶対的に使われている。
読者を撹乱したり、ヒントを混ぜ込めるので、建物や乗り物の造形は必須。
あと、物語に引き込まれる雰囲気作りも大切。
SFになるとそれは更に細かさを増して、ラボの中の説明で数ページ、世界観の書き出しで一章終わりそうなものもある。
私は書きながら途方を失う。
世界観って本当に大切です。
上手くなりたいもんですわ、BLなんか、エロい動きの描写ばっか上手くなんのよ、誰が得すんねん。
書くためには現地に行って目で見て体感したいけど、JAXAいくか、タイムマシーン探すか、どこでもドアいるよな、とか。
先ずは未来の世界の猫型ロボットを探さないといけないし、そうなると私の未来の孫・・・?はちと無理だし。
ガチガチの宇宙ならプラネタリウムでどうにかなるか。
でも、スチームパンクの世界とかいいなぁ。
お腹を掻きながらコーヒーを淹れる、もう出かける気は毛頭ない。
ぼやぼやと作家の千早茜先生のXを見ていたら、本棚に画集だけでなく、建築物の本も置いていることに気がついた。
それな!!
一度は足を取られて目を奪われる、スチームパンクの世界
この世でスチームパンクを知ってしまった後、厨二病を拗らせ無かった人間はいないんじゃないか?と、私は思う。
まずは映画。
元祖の映画版も捨てがたいが、私はやっぱり手塚治虫の「メトロポリス」が好き。
ジャン=ピエール・ジュネの「ロストチルドレン」もいいな。
西野亮廣の「えんとつ町のペプル」は、まさかお笑い芸人のキングコングがこんな事になるとは思いもしなかった一作。
そんな私の目線やと、ONE PIECEのサボくんはスチームパンクの厨二病引き摺りながら革命軍いってるヤバいやつ。
イギリスの革命軍あたりが発祥みたいやから、サボの名前や絵柄を見ても、時代背景はマッチしてる、尾田っちすごい。
厨二を拗らせなかった健康な方に簡単にお伝えすると、スチームとは「蒸気機関」という意味。
シューっと蒸気が噴き出す、鉄製のギミック(からくり、仕掛け)やガラス細工をグロテスクに融合させた世界。
ジャンルとしてはSFに入る。
蒸気期間で動く鉄製の装置や、ロボットが地下や工房などの閉鎖空間にあるイメージ。
ドールハウス教本 vol.7 ミニチュア・スチームパンク
実際の建物の方が圧巻の造形で見物でき、資料も満載やけど、書き込む時は質感や色味、後は作り込まれた世界観と物の配置を考えるとミニチュアの資料は豊富すぎる。
ミステリーは実際に自分が中に入って体感した方が書けるけど、ファンタジーやSFは実際の体感が難しく、想像力の逞しさが求められる。
でも、んなもんいきなり無いから、こういう本って本当に助かる。
映画やとストーリー追ったり、ヴィクトリア朝の色んな可愛い家具や、綺麗なお姉さんのビスチェから溢れそうなおっぱい見てしまうから、本がいいよ。
見ちゃうから、マジで。
写真いっぱいやし、ミニチュアのストーリーや、簡単な作り方まで載ってる可愛い本。
ミニチュアのトルソーとか、点滴台とか可愛すぎる。
秋の夜長に厨二病拗らせるのも、おつですね。
2つの意味で・・・
私、スチームパンクの話なんか書いてへんけどな。
うちのバスケおじさん達は体育館かサウナか家かコミケにしかおらん。
スチームパンクの小説は背景の描写だけで2500字はいくでしょうね、やってられへん。
でも、ファンタジーって根気のいる読み物やから、想像しながら読むのは好きよ。