
【旅行記】草津よいとこ何度もおいで 1泊2日草津温泉の旅
みなさんこんにちわ。夫が私の副題「お出かけジャンキー」がダサいと言ってきます。TRIP_YUKOです。
1泊2日で群馬県の草津温泉に行ってきました。前日に夫がフルマラソンに挑戦する予定だったので、そんな疲れた身体を癒やすには温泉しかない!という理由をこじつけ、草津温泉に行ってきました。
マラソンでボロボロの夫を翌日旅させることが、癒やしなのかは分かりませんがね。
■草津温泉へ
草津温泉の源泉はph2.1の強酸性。1円玉を1週間漬けておいたら溶けるらしい😱毎分の自然湧出量は日本一。誰もが知る名湯です。
草津温泉街はとても活気があるにぎやかで楽しい「名実ともに日本一の温泉街」というイメージです。草津温泉は人生2回目。久しぶりの草津温泉にワクワクっ!
□7:48 東京駅 北陸新幹線

□8:53 高崎駅 吾妻線(高崎〜長野原草津口90分)
高崎駅でローカル線 吾妻線に乗り換えて「長野原草津口駅」まで各停で90分。車窓がだんだん自然豊かな景色へと変わっていきます。
生活路線で旅するのが私は結構好きです。夫は吾妻線が出てくるミステリー小説を読んでいました。なかなかツウな楽しみ方してるなー。

□10:26 長野原草津口駅 直行バス
長野原草津口駅からはバス。Suica使えます。

□10:50 草津温泉バスターミナル

草津温泉バスターミナルに到着。立ち込める硫黄臭に温泉気分が盛り上がります。
歩いて数分で草津温泉の中心地「湯畑」に到着。これこれ〜!!草津温泉を代表するこの景色!湯畑です!

この湯量。モクモク立ち上がる湯気。エメラルドグリーンの色合い。草津温泉と一発で分かるシンボルです。温泉テーマパークを地でやってる。
■ランチ:柏香亭
まずは腹ごしらえと、食べログでNo.1の蕎麦屋さん「柏香亭」さんでランチ。開店前から並ぶ人気店です。中は6-7組くらいしか入れません。大体45分ほど待って入店できました。

こちらのお店は「舞茸」が美味しいと評判らしいので舞茸の天ぷらを注文。山の方に来ると舞茸天や山菜天ぷらが食べたくなりますね!

もりそば、ざるそばを注文しました。細めの麺で、つるつると優しい喉越し。清流で作られるお蕎麦は爽やかな口当たりです。

■温泉街散策と外湯めぐり
□草津ガラス蔵で温泉たまご
午後は温泉街の散策と外湯めぐりへ。メインストリートの西の河原公園を歩きます。まずは草津ガラス蔵で名物の「温泉たまご」を食べる。

かなり柔めの温泉たまご。黄身がとっても濃くて美味しかった。けど、草津の温泉のおかげなのか?それとも、もともと黄身の濃い卵を使っているのか?それによって違う気がします…。

ん〜?なんか普通だなぁと感じてしまったのは、情緒に欠けるからかも。常に茹でられている卵のかごからスタッフさんが取って渡してくれるだけなので…。自分で茹でられたら‘’ぽい‘’のかなぁ。
□西の河原公園
西の河原公園通りの一番奥。西の河原公園です。源泉が流れる河原の側には整備された遊歩道があり温泉風情ある散策が楽しめます。地からもくもくと湯気がのぼる様子は不思議と飽きないですね〜。

温泉がいたるところから湧き出ていて、草津温泉の圧倒的な湯量の豊富さを実感します。公園内には足湯スポットもいくつもあるのですが、どれもとにかくでっかい!こんなに広い足湯はなかなかありません。贅沢な足湯!


□外湯めぐり① 西の河原露天風呂
西の河原公園のつきあたりにあるのが「西の河原公園露天風呂」。野趣あふれる露天風呂で洗い場はなく、とってもシンプルです。

露天風呂の総面積(男風呂+女風呂)は500㎡を超える広さがあり、日本有数の大露天風呂。野趣溢れるお風呂ですが、脱衣場も清潔でしたし露天風呂は本当に広くて開放感があって良かったです。
自然に囲まれた露天風呂が、こんなに温泉街から近い場所で入れるのは珍しい。カジュアルに楽しめる良い露天風呂でした!

□外湯めぐり② 大滝乃湯
今度は湯畑まで戻って、西の河原公園通りとは反対側の地蔵通・滝下通りへ。
旅館が多く立ち並び、民家も増えるこの通りは、湯畑の賑やかさとは雰囲気が一転し静かです。湯畑から徒歩6分「大滝乃湯」で外湯めぐり2軒目。

こちらの「大滝乃湯」は、西の河原露天風呂に並び、草津温泉を代表する日帰り温泉施設のひとつ。「合わせ湯」という入浴方法を体験できるのが大滝乃湯の特徴です。合わせ湯とは、低い温度からだんだん身体を慣らして、熱い温度のお湯に入っていく方法。4つの段階があるのですが、私は3つめでやめました。一番上は熱すぎた!
■本日のお宿:小泉屋旅館
今夜のお宿は湯畑からたった30mの「小泉屋旅館」。湯畑すぐの最強立地!5室のみの小さな旅館で、ご夫婦が経営なさっています。
14時すぎにチェックイン。いつもならガンガン出掛けに行く私達ですが、この日は…
①泉質の強い温泉を2つはしごして湯当たりした
②さすがに夫もマラソン明けでいつもよりパワーが残っていない
夕食の時間まで3時間ぐっすり。こんなにゆっくりする旅はおそらく過去ありません。

廊下やお部屋隅々までホコリなく、ピカピカで大変清潔なお宿です。女将さんは上品、大将も優しく品のある方だったのでお二人のお人柄が出ているようでした。
この日は1泊2食付ひとり12,650円+入湯税。大きなお風呂やラグジュアリーなお部屋ではありませんが、この最強の立地と施設の清潔感、お二人の丁寧なお人柄からしてお得なお宿でした。
■夜の温泉街散策
夕食の後は夜の散策に出掛けます。草津温泉といえば夜の温泉街散策が醍醐味!!ライトアップされた湯畑は華やか。公園通り沿いのお店は夜も開いていて活気があります。
いわゆるイメージ通りの「温泉街散策」が実際に楽しめるのが草津温泉です。
□西の河原公園ライトアップ
前回草津温泉に来湯時には知らなかった「西の河原公園ライトアップ」へ出掛けました。草津温泉のライトアップといえば、湯畑が圧倒的に有名なのですが、西の河原公園も毎夜22:00までライトアップされています。

西の河原公園のライトアップは湯畑に比べてあまり知られていないため混雑していません。湯畑とはまた違った神秘的な雰囲気が良いし、広い足湯にゆっくり快適に入れてとってもGOOD!幻想的な西の河原公園の夜の散策はオススメです!

□湯畑ライトアップ
草津温泉の魅力のひとつが「湯畑ライトアップ」です。華やかにライトアップされた湯畑には、食事を終えた多くの宿泊客が繰り出します。

夜の温泉街はにぎやかで活気があります。温泉街がある温泉地でも夜はお店が閉まり寂しいことがほとんどですが、草津温泉は昭和の時代のようなにぎやかな温泉街が今もなお楽しめる貴重な温泉地です。草津温泉を訪れたなら絶対に夜は散策に出かけてほしいです!
■朝散歩
□朝の湯畑
翌朝7:00〜朝散歩へ。草津温泉のお泊りの方はやっぱり「ゆっくりする」がコンセプトなんでしょうか。昨夜あんなに人がいたとは思えないほど人は疎ら。

あまりに人がいないので、湯畑で人が映り込まない写真も撮れちゃいます。

□人気No1の温泉まんじゅう 松むら饅頭

朝7:00から営業している温泉まんじゅう屋さん。草津温泉の温泉まんじゅうで食べログ人気No1のお店です。閉店は売切次第で夕方には閉まってしまうため昨日食べそこねました。
バラで購入すると焼き立ての温かい温泉まんじゅうが頂けます!皮がふっわふわ!あんこは甘いけれど後味はさっぱりしていて上品な味。人気なのが頷けますね。
■湯もみと外湯めぐり
宿をチェックアウトし、湯畑そばの熱乃湯で行われる「湯もみショー」に向かいました。
公演は1日6回。30分前からチケットが販売されます。初回の9:00販売を目指して9時前に着きましたがすでに長蛇の列。施設はかなりの人数が入れるので心配はありませんが、良い席を確保するなら発売前から並んだほうが良さそうです。
□9:30 湯もみと踊りショー
□草津温泉の湯もみ
草津温泉の源泉は高温のためそのままでは入浴することができません。温度を下げるために加水してしまうと温泉成分が薄まってしまいます。そこで温度を下げる方法として生まれたのが木の板で湯をかき混ぜて冷ます「湯もみ」です。

湯もみは「草津よいとこ〜 一度はおいで(チョイナチョイナ)」の歌いだしで有名な民謡・草津節を歌いながら行われます。湯もみガールズの大変美しく力強い歌声が素敵。
お湯がうねうねとかき混ぜられ冷まされる様子が実演だとよく分かります。後半、お湯を高く跳ね上げる様子は迫力!これは相当体力仕事だなぁ👏
湯もみという伝統を目の前で見ることができ、ここでしか味わえない体験が出来ました。
湯もみショーは草津マストの観光です!

□外湯めぐり ③御座之湯
最後は熱乃湯の隣りにある「御座之湯」で朝風呂です。明治〜江戸時代に実際に存在した共同浴場を再建したもの。2013年にオープンした施設です。全面木造の雰囲気の素敵な入浴施設です。

朝から日帰り入浴に来る人は少なく、ゆったりとお風呂に入ることができました。今回の外湯めぐりだと御座之湯が一番良かったかな。
結局、草津三湯全部入ってしまった。こんなことなら三湯手形を買っておけばよかった…。

■12:05 特急 草津・四万号
帰りは長野原草津口駅から直接上野駅まで直通で行ける「特急 草津・四万号」で帰路へ。2時間20分前後かかりますが、終点まで寝て帰るだけなのであっという間で便利でした!
※電源コンセントは付いていません。

■新たな楽しみ 旅酒を発見!
長野原草津口駅の売店で「旅酒」というものを発見しました。47都道府県の酒蔵とコラボしている地域限定酒だそうです。こりゃまた集めるのが楽しそうなものが出てますね〜!新たな楽しみができそうです。

■夫の名言「草津よいとこ何度もおいで」
夫曰く「草津よいとこ何度もおいで、だね」。以上、草津温泉一泊二日の旅でした!