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SNSが繋いでくれたご縁の漫画「ブラッディ チャイナタウン」
私の過去記事「ディスレクシアでも教師になれるオランダ」は、以下のツイートたちが元になっています。
今学年から娘の担任になった先生の1人には驚かされっぱなし。まず、新任なので超若い。なんとまだ20歳!それでも週3日受け持ってる(複数担任制)。見かけも若々しくて、まだ学生みたい。それだけでも驚きなのに、既に結婚しているそう。更に私が一番驚いたのは、先生自身がディスレクシアだということ。
— Naoko Kurata(オランダ在住ライター) (@trinity705) September 15, 2019
娘曰く、時々文章を読むのに手こずることはあるらしい。でも子供たちはiPadを使ったりしてるので、特に問題ないそう(娘の感想)。ちなみに娘のクラスには、ディスレクシアの生徒も2人いる。そういう子たちにとっても、ディスレクシアの先生の存在は励みになるんじゃないかな。
— Naoko Kurata(オランダ在住ライター) (@trinity705) September 15, 2019
ちなみにオランダでは、ディスレクシアの生徒が平等にテストを受けられるように問題文の読み上げサポートも受けられる。今回更に、教員免許取得にも障害にならないと知ることができて良かった。さすがオランダだな。
— Naoko Kurata(オランダ在住ライター) (@trinity705) September 15, 2019
このオランダの学校におけるディスレクシアの状況に注目し、私のツイートをリツイートしてくださった方がいます。
日本でこのように先生がディスレクシアであると堂々と表明し、生徒の指針になれて、読み上げサポートも受けられる状況が日本でもいつか来るかなあ?RТ
— 杉本亜未/ブラッディチャイナタウン連載中 (@SugimotoAmiInfo) September 18, 2019
この方は、漫画家の杉本亜未さん。「ファンタジウム」という漫画の作者さんです。
ファンタジウム(1) Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TKMTHMT/
「紳士淑女の皆さん! 摩訶不思議な手品の世界をご覧に入れましょう!」少年は何ものにも従わず、軽やかに己の道を歩む――。マジシャンとして天性の才能を持ちながら、何ものにも縛られることなく自由に生きる少年・長見良(ながみ・りょう)。マジシャンだった祖父・龍五郎(たつごろう)に憧れて育ったサラリーマン・北條(ほうじょう)。龍五郎が生前にとった唯一の弟子だった良には、ある秘密があった。そして、良の才能に魅入られた北條は、ともに歩んでゆく。
こんにちは!オランダのディスレクシアの先生に関するツイートをした者です。先日は、私のツイートを見つけてくださってありがとうございました。私もディスレクシアのことをもっと知りたくなり、その一環で「ファンタジウム」もKindleで購入しました。大切に読んでいきたいと思います。
— Naoko Kurata(オランダ在住ライター) (@trinity705) September 18, 2019
はじめましてファンタジウム作者の杉本です。ご購入くださりありがとうございます!オランダではディスレクシアの先生がいらっしゃってサポートもなされているツイート拝見し素晴らしいと思う一方、日本は後進国だなと思い知らされました。世界中の国での取り組み方で、国民性が垣間見える気がします。
— 杉本亜未/ブラッディチャイナタウン連載中 (@SugimotoAmiInfo) September 19, 2019
こういった素敵なご縁を呼んでくれるのも、SNSの素晴らしいところですね。ツイートに書いた通り、「ファンタジウム」一気購入の一気読みしてしまいましたよ。
あらすじには書かれていませんが、主人公はディスレクシアを抱える少年。ただし、ディスレクシア特有の苦悩を抱えつつも、それはあくまでも設定の一要素。私が一番心惹かれたのは、さまざまな人々との出会いを通し、成長していく主人公の姿です。
作中に「あなた自身がマジックであれ」という言葉があるのですが、まさにこの漫画自体がマジックのような作品なんです。作画が美しいのはもちろんなんですけど、マジックが生み出す驚きやワクワクが、しっかり空気として伝わってくるんですよね。読みながら、その空気を共有できました。
折に触れて、大切に読み返したい作品です。
私はすっかり杉本亜未先生のファンになってしまったので、先生がここnoteで連載されている「Bloody Chinatown:ブラッディ チャイナタウン」も、既出の10話まで一気購入してしまいましたYO!
「ファンタジウム」のときも思ったんですけど、杉本先生のキャラクターには説得力があるんですよね。一見すると荒唐無稽なような人物設定でも、物語の中で動き出すとすごく自然に見えるんです。そして、普通に考えると「えー、そこでそうしちゃうの!?」というような言動でも、杉本先生の漫画の中だと「ああ、この人なら確かにこうするかも」と矛盾を感じないんです。読みながら、そこに唸りました。
物語は10話を迎え、いよいよ事件の核心に迫りつつあります。何話まで続くんだろう? 早く主人公たちの想いの行方が見たい気もするけど、終わって欲しくない自分もいます。それよりも何よりも、11話まであと3週間も待ちきれない~。
※毎話ラストページにある中華街ガイドもとっても可愛らしくて、大好きです。いつか横浜の「ブラッディチャイナタウン聖地めぐり」もできたら楽しいな。
杉本亜未先生の「ファンタジウム」と「ブラッディ チャイナタウン」、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
==========お知らせ==========
電子書籍出版しました!
(Kindle版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
(紙版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
レギュラーで書いている主な執筆媒体のご紹介です。
ぜひ読んでみてください♪
「現代ビジネス」(不定期掲載)
http://gendai.ismedia.jp/list/author/naokokurata
「Glolea!」(プロフィール&執筆記事一覧)
http://www.glolea.com/ambassador/kurata-naoko/profile
「未来住まい方会議」(執筆記事一覧)
http://yadokari.net/author/kurata/
「TABIZINE~人生に旅心を~」(執筆記事一覧)
http://tabizine.jp/author/kuratanaoko/
「ima(今) 海外リポーターが伝える世界の生活情報サイト」 (執筆記事一覧)
http://ima-earth.com/contents/profile.php?userid=kurata