「パリでメシを食う。」
前回の書評「カルト村で生まれました。」に続き、「。」終わりタイトル本のご紹介です。
「パリでメシを食う。」 川上有緒(著)
グルメ本のようなタイトルですが、パリで働き、生活している日本人たち10人の姿を書いたルポ本。パリで生活している日本人ということしか共通点の無い登場人物たちですが、パリに辿りついた経緯も十人十色で本当に興味深いです。駐在でも留学でもなく、パリで自活しているというだけあり、どの方もみな逞しく魅力的な人ばかり。
著者は後に第33回新田次郎文学賞を受賞する作家になりますが、この本の執筆当時は国連職員としてパリに赴任していたという異色の経歴の持ち主です。ご自身の生き方を模索されていた時期のようで、彼女自身の人生も11人目の登場人物として読み応えがありました。
実は、私の2016年の最初の読書はこの本でした。とても面白く読んだので、Kindleで読める彼女の著作「バウルの歌を探しに」もすぐにダウンロードしてしまいました。とても幸先のいい読書スタートがきれたと思います。
私もオランダ在住の地の利を生かし、いつかベネルクス三国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)在住邦人のインタビュー本を出版(電子書籍でも)できたらいいなと思います♪
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