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薬味で食事の満足度を上げる

 休みの日の昼食は、パスタやうどん、手軽に作れるものを選択する事が多い。ただ、あまりにも炭水化物の比率が高いと、血糖値爆上がりで体のリズムを崩しがちになる。それに、味も同じようなものばかりになり、徐々に飽きてくるため、食欲が落ちる。

 そして今日も、昼前に何を食べるか悩むことになった。

 完璧な栄養バランスと、毎回バラエティに富んだ食事が、決まった時間になったら出てくる箱が欲しい。時々切実に思う。こんなに暑い季節で、外食も買い物も躊躇うような時は特に。

けれど、思いつきで好きな物を食べる自由は持っていたい。わがままな事この上ない。


 結局、今日の昼食は冷やしうどんを作ることに。おろし柚麺つゆをかけ、薬味は茗荷とネギ、食べるときにキムチも添えた。

 切ることすら面倒で入れないこともあるけれど、一食で満足度の高い食事にするには薬味は欠かせない。

茗荷には、食欲増進、新陳代謝を高め、冷えやむくみの改善、夏風邪予防といった効果があると言われている。

ネギはビタミンCが豊富だそうだ。

キムチは発酵食品なので健康に良いのは言わずもがな。

 久しぶりに、とても満ち足りた食事となった。様々な刺激が口中でそれぞれに自己主張しながらも、全てがおろし柚麺つゆと手を繋いで口の中で一体化する。懐の深いうどんがそれらを無理なく受け入れて喉に流れ込んでくる。

 栄養がどうとか、正確な知識があるわけじゃない。健康でいたいとは思うけれど、健康オタクになりきれない大雑把さが私らしさでもある。

 けれど、食事の満足度に必要なことって、今日の冷やしうどんに見えてくる気がした。

つまり、複数の性質の異なる刺激があると、たとえ丼ものや麺類一つでも、味覚の満足度が高まるということ。刺激としての味やテクスチャーの組み合わせを考えて何を食べるか考えれば満足感を得やすくなる、という経験則。

 食事って、人生が有限であるように、無限に食べるチャンスがあるわけじゃないんだよね。せっかくなら一食一食満足したい。適当ズボラな時もあってもいいとは思うけれど、できるなら、ね。

今日も満たされた時間を持てました。
ありがとう。

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