ローカル局発信のドラマが好みな件
最近ローカルテレビ局が作るドラマはサブカル的なものや、ミニシアター系映画に通ずるようなものが多くてすごくツボなのです。 ローカルと言ったら失礼かもしれないですが、ローカル的なテレ東とか本当そっちよりで、やっぱり低予算でどれだけ面白いものを作れるかと趣向を凝らしてますよね。 だから、夜ふかし族に刺さるニッチなドラマに仕上がってるんですよね。 孤独のグルメとか正しくどんぴしゃなのですが、敢えて外してあります。 有名すぎるし。
1.名建築で昼食を
関東でも始まったのを知らず何回か見落としてしまったのですが、配信始まったので今回やっとじっくり観れました。
こう言うドラマって田口トモロヲ率高いですよねー。
名建築とランチなんて最高すぎる組み合わせ、ただひたすら名建築を愛でて、のんびりランチするだけなのですが、そのゆったりした時間が良い。
田口トモロヲがカメラ好きなのも好感。
池田エライザのおうちもカリモクとかレトロおしゃれ感があって抜かりがない。
もちろん音楽も。
流し見に良いドラマ。
2.おいしい給食
これが本当の「くだらないの中に」なのだと思わされた。
くだらなさとくだらなさの中の大きな幸せ。
中学校教諭、市原隼人演じる甘利田幸男の給食に対する異常すぎるくらいの愛。
そして、同じく給食愛の強い好敵手の生徒神野ゴウ。
脇を固める俳優も個性豊かで二人に負けず劣らず。
笑いすぎて息が止まるかと思うほど馬鹿げていて面白い、そしてほのぼのと、たまにほろり。
3.デザイナー渋井直人の休日
こちらも放映時見落としていたので見直し。
光石研演じる、まずまず有名なデザイナー彼女なし、モテそうなのにモテない「渋井直人」が、特に女性に翻弄され、関わる人々にことごとく翻弄され、それでも相手を憎まず愚痴も溢さず…
本当に人が良くて前向きな人物であることが心地よい。
こんな代表の下で働ける岡山天音は羨ましい。
そして、渋井さんの食べ物屋のチョイスや服のセンスも好みで、家具や事務所件自宅の内装も、最高におしゃれ。
そして、ブックカフェピータードッグの店主に髭丸メガネの池松壮亮とか最高でしょ。
4.ホームルーム
近年最高の変態ドラマ。
そもそもの観るきっかけは、またパスピエがエンディング曲をやると言うところから。
観てみたらここまで変態でぶっ飛んでるドラマはなかなかないなと(先生を消す方法に近いものがある。やはり山田裕貴は幼稚で狂った役が上手い)。
高校の美術教師である山田裕貴の教え子に対する歪んだ愛から、教え子の家に毎晩忍び込んで全裸でベッドの下に潜んでいると言う…
狂気じみているのだが、幼稚性がありコミカルな要素も多いので気持ち悪さは少ない。
5.夢中さ、君に。
途中から観たところ、シュールで訳がわからない感じが面白かった。
高校生達の群像劇。
高橋文哉くんと言う子のことは全く知らなかったのだけれど、
美形すぎるが故のトラブルから高校ではその美形をひた隠しネクラでキモいやつに徹する演技が上手すぎて、まさしく「夢中さ、君に。」状態になってしまったと言える。
大西流星くんも不思議ちゃん役が上手くハマっていた。
全体的に不思議な世界観のドラマ。
拗れている気がする。
後から気付いたけれど、消えた初恋に出ていた福本莉子ちゃんがあの女子高生だったとは。イメージ全く違うから驚いた。
今後成長株の若手が使われていたと思う。
6.文学処女
森川葵率も高いなぁ。
渋井直人にも出てましたね。
トラウマで恋愛ができない小説家 城田優に恋愛経験なしの森川葵が翻弄される。
女子の好きなツンデレキャラに城田優がハマりすぎているくらいハマり役。
森川葵も鈍臭くて恋愛経験少ない役が本当上手い。
原作は読んだことはないのですが、「恋愛漫画の世界観」を上手く落とし込んでいた感じ。
7.不便な便利屋
もう、出演者だけで観たくなってしまう。
岡田将生/遠藤憲一/鈴木浩介
そして、監督は「水曜どうでしょう」のミスターこと鈴井貴之氏
ミスターの作る映画とかドラマって決して面白くはないんですよ。
でも、北海道の広大な風景とキャストと音楽が良い(もちろん洋ちゃんたちも出てます)。
なんせ音楽は、ストレイテナーとスピッツですよ。
鈴井さん監督映画の「銀のエンゼル」もGoingのトワイライトでしたし。
そういう感じが好きな人におすすめです。
岡田将生が妄想癖のある脚本家で、ひょんなことから、あとの二人が働く北海道の便利屋で働くことになると言う話。
毎回毎回話のつながりはそんななくて、ハプニングが起きてそれに巻き込まれて行くという。。。
とりとめないやつ。
8.きのう何食べた?
ちょっと有名処すぎますが、原作のよしながふみさんと言えばBLものの印象が強い。
「西洋骨董洋菓子店」とか。
ドラマも良かったなぁ。ミスチルの曲も良かったし、youthful daysは一番好きな曲かもしれない。
西洋骨董洋菓子店もパティスリーが舞台だったので美味しそうなケーキがたくさん出てきましたが、
きのう何食べた?もお手頃で美味しい家庭料理がたくさん出てくるのもとても良いですよね。
そして、内野さんの演技が上手すぎて恐ろしいくらい。
臨場での男臭い役とのギャップがすごすぎる。
同棲愛の苦しみや悲しみも書かれていて、ほろりとすることもあれば、内野さん演じるケンジの明るさに救われたり。幸せな気持ちにもさせてくれるドラマ。
磯村勇斗のわがまま振りに振り回される山本耕史カップルもなくてはならない要素。
9.GIVER 復讐の贈与者
与える者giverと奪う者taker
復讐代行業者の話。
心のない、人を殺すために作られた人間を演じるお亮(吉沢亮)さんが良かったです。無表情がより美形を引き立たせてました。
そして、その指示をするtakerがまたもや森川葵!森川葵率高すぎます。
この時はゴシックファッションの女王様的な役柄だったのですが、これまた人形のような無機質さがありはまり役でした。
10.コタキ兄弟と四苦八苦
結婚せずに実家で一人暮らしをしていた堅物の兄のところに、家族とうまく行かなくなったちゃらんぽらんな弟が転がり込んでくる。
無職の二人は便利屋を始めるのだが…
二人のキャラクターがすべてで、狙いに狙ってるんですけど、ハマり役ですし、悩みを解決しながら正反対で癖のある性格の二人が歩み寄ってく様が良いですよね。
11.まほろ駅前番外地
三浦しをんと言ったらこれとか「舟を編む」とかが思いつくのですが、また舟を編むとは全く異なるお話で。
これまた、よくある便利屋シリーズですが、何って瑛太と松田龍平のバディが良いですよね。もう、この二人が出てるだけで観たい。
12.ミラーツインズ
裕福な家庭に育った双子の兄弟。
幼い頃に兄が誘拐され、行方不明に。
兄の事件の真相を調べるため、刑事になった弟の身の回りで兄の誘拐に関連する殺人事件が起こる。
キスマイの藤ヶ谷太輔が一人二役です。
彼の演技は初めて観ましたが、上手く演じ分けていて驚きました。
キスマイは玉ちゃんも演技が上手いし侮れません。
次項、ローカル局以外の番外編へ続きます。