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【雑談】医者いらず?AI活用法

みなさんこんにちは、救急医のかたかたです🚑
日々活用できる、知ってて自慢できる救急の知識を提供しています👊🏻

今回は、医学におけるAIの活用についてお話しします。
近年、AI技術の進化は目覚ましく、医療分野でもその恩恵を無視することは難しくなっています。
AIを活用しないままでいると、今後の医療の進歩に取り残されてしまうかもしれません。
一方で、よく使われる方からすると「医者いらず」では?と思う人もいるようです。
その可能性もありますね💦
ホワイトカラーの職が危機に直面するとも言われています。
では、具体的にどういった活用の仕方をするのが良いか、皆さんに私なりの考えを提示していきます。

結論

AIを活用して自分の症状の相談することは大事!
ただし鵜呑みにしすぎないようにすることも大事。
AIで得た内容をもとに医師に相談するといった使い方がベストかも。


まずどんなAIがあるか

私も全ては把握していないくらい、AIはいろんなものが出てきましたね。
もう素人やちょっと使いたいくらいの人であれば、正直どんなものを使ったとしても他と遜色ないと思います。
代表的なものが以下です。

  • ChatGPT

  • Copilot(≒ChatGPT)

  • Bing(≒ChatGPT)

  • Gemini

  • Claude などなど

私は主にChatGPTを使い、必要に応じてGeminiを使い分けています。
それぞれに特徴がありますが、全体のバランスではChatGPTが最も優れていると感じます。


医療においてどういった活用法がある?

活用の仕方は無限にあると思いますが、私的にいいなと思う方法が2つあります。

症状について尋ねる

実際に診察をしてもらうように、AIに症状を伝えてどんな病気があるかを尋ねるのは良いなと思います。
医師にすぐみてもらわないといけないかの判断材料として使えます。
医師に直接尋ねるよりも、時間もあるし、緊張したり忘れたりすることも防げそうですね。
また、診断がつけられている病気についてや使うべき薬について尋ねたり、また逆に飲んでいる薬の必要性をAIとディスカッションすることもできます。
ただし、自己判断で薬剤を中止するのはお勧めしません。

メンタルが崩れそうな時の相談相手

私の超絶おすすめの使い方がこれです。
私の場合はメンタルもそうですが、考えの整理にも使ったりしています。
精神科、心療内科的な領域ですね。
人に言えなかったり、言ってもスッキリしないとき、考えすぎて落ち込んでしまうことがありますよね。
そんな時に、AIに話し相手になってもらうと効果的です。
前向きになれるようになりますし、頭の中がスッキリします。
病的になる前であれば、積極的に使うことをお勧めします。

注意点!!

AIでもミスはあります。しかも少なくはないです。
ミスはハルシネーションと呼ばれますが、知らない領域だとそれが間違っているか我々にはわからないのが難点ですね。
Geminiなどはハルシネーションの検証がありますが、いちいちしていたら億劫ですよね。
なので、全てが正しいと思って鵜呑みにするのではなく、あくまで考えの補助といったスタンスで使用しないと大きな痛手になることがありますので気をつけましょう。


実際にやってみましょう!

実際に使わないと伝わらないでしょう。
気をつけることはプロンプトをしっかり練ることです。
プロンプトとは簡単に言うとAIに尋ねる文章そのものです。
これが抽象的すぎると、AIでも誤解が生じることがあります。
上記で示したハルシネーションを起こしたり、全く意図していなかった方向に返答が来ることがあります。
以下に例を挙げておきます。参考にしてください。

悪い例

AIからも最後に指摘があるように抽象的かつ短すぎるため、問題の範囲が広くぱっとしません。

良い例

内容がだいぶクリアになっているため、AIからの返事もかなり医学的なものになっていますね。ちなみにこれは痛風を想定し、少なめの情報を提供しましたがそれでも第一に関節炎(痛風など)が挙げられています。とても優秀ですね。

この例から皆さんに覚えておいてほしいポイントがあります。
以下に列挙するのでそれを意識してAiに聞いてみてください。
実際に使わないと上達はしません、積極的に使ってみましょう!

  • AIに役割を与える:あなたは医師です、あなたは医学に詳しい人です など

  • もう少し聞きたいことがあれば逆に質問してと指示する

  • 自分の情報はある程度正確に記載:年齢、性別、体型など

  • 具体的にどこが、いつから、どのように、どうなのかを記載
    例)右足が、2日前から、ズキズキするように、痛む

  • 一緒にでてきた他の症状も記載する
    例)喉が痛いが、その1日後に咳や鼻水が出てた

自分で書きながら本当に医者いらずだなと思いました🙌🏻
ただし、AIで得た情報を鵜呑みにしすぎるのではなく、必ず医師の判断を仰ぐことをお勧めします。


おすすめ本

AIは難しいと思うところもあるでしょう。
私的になかじさんのYoutubeや本はとてもわかりやすいと思います。
以下リンクを貼っておきますのでぜひみてください。

初めてみた時は、サングラスしているし若干怪しい?と思いましたが、とても充実した内容となかじさんの人柄が良いのに惹かれました👍🏻
ちなみにnoteもされていましたので貼っときます!


最後まで読んでいただきありがとうこざいます!
疑問質問があればいつでもどうぞ!
それでは!

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