色とりどりの光

みんな取り敢えず
巨人の動きを封じるのに
必死だった
アイウェオは
氷の息吹を吐いているし
雑草の髪の少年は
取り敢えず
火花をぶつけてみる
ミナミは
何故だか巨大樹を
出せずにいるし
ライスワイフは
プラズマ弾を
やたらめったら
撃ち込みまくった
空には
花火のような
色とりどりの光が
瞬いていた
各々
どこでこの攻撃を
やめれば良いか
お互いのタイミングを
見計らっていたが
ついに電波塔巨人は
耐えかねて
自壊を始めた

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◆ 戦利品 ─【電波塔巨人の撃破】