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LAGOS到着


20年間悩み続けた・・・
という訳ではないけど
なんとなく気になっていた問題がある

僕の駐在していたナイジェリアの町 ”LAGOS”は何と読むのか?
レィゴスなのかレゴスなのか・・・・?

以前 ラジオ番組でピーターバラカンさんに 
「相手の名前は ちゃんと正しく発音しないと失礼だよ!」
とお叱りをいただいたことがある。
例えば ピーターガブリエルじゃなくて ピーターゲイブリエル

その方程式から言えば
Lagosも正しく発音しないと!

そしてついにLagos到着
駅のアナウンスは??   ・・・・無かった
なのでわざと駅員さんに町の中心への行き方を聞いたりした
(本当は知っているよ。というかほぼ1本道なので間違えない)

駅員さんは「ラゴスの中心?それなら駅を出て目の前の橋を渡って左へ真っすぐだよ」

正解は”ラゴス”だった!

ナイジェリアの最大都市の名前は
駐在していた欧米人よりも
我々日本人の方が正しく発音していた!!

なんだか勝ち誇ったような気分
ハレルヤ!
これからはもっと堂々と”ラゴス”と発音しよう!!

まぁ ちょっと考えればLagosの語源はLagoon なので
”レぃ” ではなく ”ラ” なのですよね

これだけ確かめたらもう帰ろう

なんていうのはもったいないので
ラゴスに2~3泊することにしました
鉄道駅からベンサフリン川沿いに海へ向かうと
右手にラゴスの町が見えてくる
この川の西側の歩道と、ラゴスの中心地は
素焼きのタイルが敷いてありいい雰囲気

ベンサフリン川

町に入ったらまずは宿探し
情報によると町中にもけっこうホテルがあるようだ
Booking .com や expedia, Agoda なんかを見比べて
お手頃な宿を・・・

って
なんだ!?
ラゴスってホテルが高い!!
首都からこんなに行きづらいのに??

いろいろ情報を集めたら
なんとポルトガルのラゴスは
”欧米人、特にイギリス人に人気のリゾート”
らしい

げげー
知らなかった
ついナイジェリアのラゴスの感覚でいました

何とか安い宿を・・・って調べていたら
ありました! 1泊20ユーロくらいのが
しかも!
なんと懐かしいことにホテル名が ”カラベラ”(Karabela)
僕が80'sにケアンズで半年くらい住んでいたのが
Caravella Hostel (ドミトリー1泊6オーストラリアドル=約600円)
しかもしかも
ケアンズのCaravella と同じくトイレ・シャワーは共同
(シングルルームも一緒)
うわー! 共同トイレの宿って久しぶり!
と思ったけど
日本の温泉旅館だって そんなのたくさんある
ヨーロッパも昔は多かったのだろう

カラベラホテル入口

最近 そういうホテルに泊まっていなかったから忘れてた

あぁ
なんだか懐かしいなぁ
と思いつつも 空腹だったので
次は腹ごしらえをしに町へ

ポルトガル・ラゴスの町はとてもオシャレで
つい1杯飲みたくなる店が多い
そして気候は温暖 2月のここは日本の5月くらいかな
そのせいか、ほとんどの店が路上にテーブルと椅子を出していて
まるでゴッホの絵のよう
ぼくはとてもいい気分で町を物色して歩いた

浮足立っていた僕の足を地面に引き下ろしたのはオシャレなカフェやレストランの店頭にあるメニューでした

カフェでワイン1杯飲んで 軽くつまむだけで
20ユーロ(3000円くらい)以上はする
ちゃんとしたレストランで食事したら1万円は下らない

なんてこった!
ほんとうにリゾートだ!
でもお腹減った! そして飲みたい!
日没後の町も うまい具合にライトアップされていていい感じ!
でも高いし、一人なので
とりあえず安そうなカフェでかんたんな食事を済ませ
スーパーでワインを買ってホテルへ戻ったのでした

共同トイレ、共同シャワーの宿ではもちろん
キッチンも共同
グラスやお皿は自由に使える
ビニールクロスのかかったテーブルで
ワインを開けて 少し飲んだ後
部屋にグラスを持ち込んで飲み直し

けっこう飲みました

明日は少しくらい観光してみよう




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