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#005_外腸骨動脈内の繊維化症(入院2日目)

頭が痛い朝

消灯時間が前日21時から朝6時と非常に長い。長すぎる。2日目にして入院というものは私にとっての苦行と化した。とにかく横になりすぎて頭が痛い。
朝3時に起床して猫のお世話から始まる私の1日が退院後ちゃんと戻ってくるだろうか。戻ってもらわなければ猫が困るものね。今からプレッシャー。

"下肢血行再建術"

執刀医から手術の説明を受けた。動脈の手術は執刀医がきちんとしてくれるだろうと信じられるから怖くない。でも、術後・術中の合併症による死亡は1%……あなどれない数字だと思う。この数字を聞いて正直今はビビっている。もちろん死にたくはないし、左足や身体のどこかに障害が出るのは怖い。
こんなことを書いていて、つくづく私って勝手な人間だなぁって気づく。
足の症状は出ないようにしてもらって、リスクはゼロでお願いしますなどあり得ないのに。分かっていてもみょうちくりんな考えが浮かんでしまう。
だって、こわいもん!

腸骨動脈内の変異した箇所は左だけでなく、右にもあるらしい……(怖)

腸骨動脈を切り開き、内側の厚くなった膜を取り除いて縫合部にパッチを縫い合わせることで縫い代を確保するらしい。(認識が違っていたときは訂正します。)

こんなイメージ……

手術の説明書を読み返すほど不安も大きくなる。
やると決めたのだからやるのだけれど、万が一が起こらないとは限らない。
今の症状だって自転車乗り、エンデュランス系競技をしている多くの人たちの中でも発症は少ないと聞いている。なかなかの狭き門を潜ってしまったわけだ。
これ以上経験値を増やさなくてもいいかなぁ。

今回のことをこうして本音でまとめられているのは良いことだと思っている。
もしも同じような症状で苦しんでいたり闘っていたり、悩んでいたりする方がいたなら、この療養過程を一つの例として決断の参考にしてもらえるかもしれないから。
そのためには私がきちんと競技復帰したいなぁ。

実は……

入院の前日、2025年の宮古島大会に申し込んだ。
自分を前に向かせるために飴ちゃんをぶら下げたってところ。
今年の宮古島は苦しかった。また苦しむかもしれないけれどスタートできたら嬉しい。飴ちゃんめがけて突進だーーーっ!

選考結果発表が11月22日「いい夫婦の日」

術後約1ヶ月半で参加の可否を決められる状態にあるかは未知なので、悔いのないように準備はしておく。これが私のやり方っぽい。
下手したら2025年の佐渡まで申し込みかねない。大丈夫か?
いやいや、モチベーション上がる!はやく自転車で峠行きたい!
今度は減量しながら体幹もしっかり鍛えて運動にとりかかろう!
とりあえず、今できることは病院の設定した食事(1日1600kcal)で過ごすこと。間食なしのスタイルに慣れたらこっちのもの!よしよし!この調子。

食事

今日も楽しみな食事の時間。

なんとまぁやさしい朝食
毎食これくらいのボリュームでもいいなぁ
いろどりもあって焼き茄子の生姜の効き具合がよかった

薄味好みの私には良い塩梅。
家で実践しようとしたらこんなに多くの品目を摂られないなぁと思った。
食材高いし……

今日もごちそうさまでした。

また明日。

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