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共同墓に祖父母を納骨するまで

ファフナー観てて思った事は「なんかこの風景見覚えあるんだよな」です。
よく考えてみると生まれ故郷に雰囲気似てる。海が近くて海の近くはすぐ山で斜面に家が並んでるアレ。

割と小さい時に引っ越したので記憶はおぼろげですが、それでも親戚が集まっているエリアだけあって何度も訪ねた土地です。

引っ越しを重ねてすっかり遠い土地に住むようになり何十年。2017年に父が脳梗塞で倒れました。(今はもう故人で、整理もほぼ終わってますのでご心配なく)

父が倒れてから色々と持ち物や口座なんかの整理を始めていたころ、不意に思うところがありました。「祖父母の納骨、逆に父が倒れて意思疎通ができない今だからこそ整理できるかもしれない」と。ファフナーEXOの暉が言ってた「島以外で死にたくない」と広登の帰還を視聴して思う所も色々ありまして。

そんな訳で母と話をしました。
「父さんがこの状態で、このままいくと納骨堂で遺骨がそのままになるかもしれないから、伯父達のお墓に納めてもらうか地元の共同墓に納めるのはどうだろう?」と。

結構母も前向きに話に乗ってくれました。
それで知ったことは…
1.父方の兄弟には私の知らない「長男」さんがいたこと
2.長男だけを大学に進学させ、他の伯父達はほぼ丁稚奉公に出されたこと
3.末弟の私の父は比較的扱いが良かったこと
4.長男とはやり取りが全くなくなり、遺骨は父が預かり納骨堂に納めたこと
5.末弟の父は発言力が(以下略)で、納骨堂からお墓に移動させるという話がとても出しづらかったこと

なるほど、という理由でした。
まあ、だからこそ事情を知らない私やある意味他人の母なら話が出しやすいかも、という事で話をすると伯父達全員共同墓への納骨に前向きだった(笑)

納骨堂のあるお寺には私緊張して電話しました。
どんな書類がいるんだろう?そう簡単に引き渡せないとか言われちゃうの?とかいろいろ妄想してたら「あ、電話で予定貰ってればいつでもいいですよー」とあっさりとした返事が。

そんな訳で2年後に飛行機で故郷に。納骨堂から遺骨を引き取り共同墓に納めて伯父達と会食。めでたしでございました。

おまけとして、昔からの謎がありました。
その納骨堂のあるお寺、私の生家(今は人の家です)から徒歩5分。
私、自分の趣味の関係で検索してたら、私の生まれ故郷にその関連施設がある。住所を観るとその納骨堂のお寺と同じ住所。

割と「?」で、これだけは遺骨を引き取るときに聞いてみようと思って聞いたら「あ、場所貸してるんですよー」とのお答えが。広いからね。ある意味向いてるような向いてないようなw

…生家にずっと住んでたら、今頃練習やり放題だったな、とそれだけは惜しいと思いました(笑)

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