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傷の後始末
私は頭部に結構デカい傷があります。
一歳の頃、北国のストーブで負った火傷で、結構な広範囲が熱傷3度。
形成に結構な手間がかかっています。
…というのが前段ですがご心配なく。わが身の不幸を語りたいわけではありません。
大事なのは、何かの事柄が発生した際そこから必ず何かが分岐すること。
私の場合はそこ(=怪我)の経験から得た思考が私自身の人生に役に立っていること、間違いないと断言できます。出世してるかはともかく(笑)仕事や人生において自己表現ができていてそれを評価してくれる人はある程度いる、という事はとても運が良いことだと思っています。
だから、蒼穹のファフナーで冲方脚本に変わった後の、皆城総士の「祝福」という概念はものすごく共感できるものでした。
…その一方で大問題。ファフナー世界の美青年たちを例えにしてわが身の事を語るほど私は度胸がないわけですよ。私おっさんですよ?身の程を知ってるんですよ?
そんなわけでもう少し自分に近いと思われるおっさんずのセリフを引用。
「なんて傷だ」
「そう、とんでもない傷だ。だが、こいつのおかげで、心眼というやつを手に入れたわけだ。目ではなく、脳で直接見るというやつを」
…実はファフナーよりヴェロシティの方が私にはぴったりきます。このセリフを言ってるクルツ・エーヴィスもう最高ですね。何がぴったり来るって、味方側の登場人物達が実に品行方正「ではない」点が最高です(笑)
「心のケアか(笑)形成外科てのはそーゆう治療もするんだよな」
「そうですね そーゆう跡は意外と人生をネガにしますから」
「その時は頼むよ…だが 今はいい このキズがあるコトがまだオレには大事なんだ」
…地獄のチューナー北見 もう最高です!
わが身に置き換えると北見とクルツのセリフがとても心に響くのです。
余談ですが、北見と皆城総士の傷の位置はおおむね一緒です(笑)
もう一つ余談ですが、ファフナーと湾岸ミッドナイトは割と親和性高いと思ってます。
あくまでもある層にとっては、という前提ですが「蒼穹のファフナーのロボットと湾岸ミッドナイトの車は扱いに類似点がある。『両方ともおまけ』」という(以下略