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夢なんてって思ってた

「諦めなければ必ず夢は叶う」
 
よく聞くけど、嘘だと思う。
運良く夢が叶った人が、軽く言えることだなぁって思う。
もちろん夢を叶えた人は血の滲むような努力をしたと思うけれど、血の滲むような努力をして叶わなかった人もいる。それでも夢が叶うのはやっぱり運が良い人だろうな。
 
私は誰かに「諦めなければ必ず夢は叶う」って言えない。
だって叶わなかった夢が、今までにたくさんあるから。


私は最近、叶えたい夢に向けて勉強を始めた。
3年前に叶わなくて、諦めた。
でも3年ぶりに叶えようと、動き始めた。
今度こそは何が何でも絶対に叶える。叶うまで、諦めない。
 
だから今度は、夢が叶う自信がある。


高校野球で甲子園に行く。
自分のやりたい仕事だけで食べていく。
〇歳までにアイドルになって舞台に立つ。
…これらの期限付きの夢は時間が過ぎてしまえば、必ず叶わないものになるだろう。
 
しかしそういった夢には、必ず形を変えて叶う機会がやってくる。
監督として生徒と甲子園に行って、学生時代の思いを晴らせるかもしれない。お客さんの前で舞台に立つことはできなくても、裏方として、舞台に立って働けるかもしれない。
 
もとの夢が、夢ではなくなるほど、次の舞台に光が見出される瞬間が来るはずだ。
もちろん、諦めなければ、の話だ。

諦めなければ、夢は勝手に必ず叶うものではなくて、
叶うまで諦めなかった人が、夢を叶えるのだろう。
 
今すぐじゃなくてもいいから、
一度ダメで諦めてもいいから、
描いていた道から、少し脇道にそれてみてもいいから、
極論、最後の最後、死ぬときまで、
叶うまで諦めなければ、夢が叶うのだろう。


結局は「諦めなければ必ず夢は叶う」と大差ないのだけれど、
だから「叶うまで諦めなかった人が、夢を叶える」と伝えたい。

夢を諦めて、こんなの綺麗事だと信じることができなかった過去の私のような人が、ちょっと視点を変えて、また夢を追う機会を得られれば、と思っている。


私はいつからか、多く人たちの背中を押す仕事がしたいと考えるようになりました。
 
今までこのnoteでは、私の状況とどこか重なる人がたまたま読んだら、その読者の力になる文章になればと思い、自分自身の話を書くようにしています。
人には人の事情があると思うので、直接的な言葉で、こうすれば解決するからやってみてとか、これはダメだよとか、分かったように振る舞うことは避けてきました。
 
ですが、今回はあえて、少し偉そうになっても、伝えたいことを書いてみようと思いました。

読んでいただいた方、ありがとうございました。

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