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湧泉 -Yuusen- KI1

なんだか体がだるい。でも病院に行くほどではないから、今日も頑張って仕事は切り抜けた。でもどんどん溜まっていくような疲労感。なんとか解決できる方法はないのでしょうか。

  • 足の冷え

  • 不眠

  • 体のだるさ

  • 疲れ

  • アンチエイジング

その一助となるツボをご紹介しますので、ここから先をご覧いただきたいと思っております。

この記事では、肩こり、腰痛、頭痛、冷えなど、あなたの身体に身近な症状を「経穴」つまりツボを使って改善できる方法をご紹介していきます。

この記事をご覧いただきたい方

今回は、足の少陰腎経の経穴である「湧泉(ゆうせん)」をご紹介します。

この記事をご覧いただきたい方は、

  • 足の冷え

  • 不眠

  • 体のだるさ

  • 疲れ

  • アンチエイジング

などでお悩みの方です。

参考にしたのはとても読みやすく、東洋医学に興味を持っていただいたらまず手に取って欲しい本「マンガでわかる東洋医学の教科書」です。

では、早速みていきましょう。


湧泉(ゆうせん)とは


湧泉は「足の少陰腎経」の経穴です。
腎経の井木穴です。井木穴は脈気が出るところとされ、心下満、つまり心窩部(みぞおちのあたり)の膨満感や過緊張の主治とされる場所です。

参考にした「マンガでわかる東洋医学の教科書」では、以下の症状に用いられる経穴として紹介されています。

  • 足の冷え

  • 不眠

  • 体のだるさ

  • 疲れ

  • アンチエイジング

湧泉という名前は「命の泉が湧く」という意味を持っています。そのため、アンチエイジングや疲労回復にも効果があるのだとか。

経穴の位置(取穴法)

教科書では、

【部位】足底、足指屈曲時、足底の最陥凹部。
【取り方】足指を屈曲して、第2・第3指の間のみずかきと踵とを結ぶ線を3等分し、みずかきから3分の1のところに取る。

新版 経絡経穴概論 第2版

と説明されています。

本を参考にわかりやすく説明しましょう。

足の指をぎゅっと曲げたとき、足裏で一番へこむところ。足裏を3等分して、爪先側から約3分の1の箇所。

「マンガでわかる東洋医学の教科書」より

つまり……

足の裏をみてください。5本の指をぎゅっと曲げると土踏まずの始まり(爪先側)あたりが一番へこみます。ここが湧泉です。

ツボ押し

では、この辺りを触りながら、軽く押してみましょう。

実は、ツボの位置は人によって微妙に異なることがありますので、周辺を軽く押しながら痛みやコリがある場所を探してみてください。
もし「どこを押しても痛いんだけど!」という方は、その中でも最も痛い、凝っていると感じる場所を探してみてください。

自分で行うツボ押しでは、指の腹で2〜3秒かけて押し、また2〜3秒かけて離します。これを5回程度繰り返してみてください。

ツボを押しすぎると、逆に痛みがひどくなったら、症状が悪化することもあります。くれぐれも押しすぎないようにしてください。

お灸を据える

生まれたての湧泉

市販されているお灸を使うと、ご家庭でもセルフケアができます。
底がシールのように貼り付くタイプの「台座灸」が一般的です。

  1. お灸を取り出し、底にあるシールを取ります。

  2. 台座をつまむか、指先にくっつけます。

  3. ライターやチャッカマンに火をつけ、台座灸を近づけます。

  4. 煙が立ち上がったら、台座灸をツボにつけます。

※台座灸の購入の際には注意書をよく読み、お灸になれていない方は、熱の弱いタイプを選ぶとよいでしょう。
慣れてきたら少しずつ熱い灸にして、使用頻度を増やしていきます。

また、火を使うお灸は十便に注意し、万が一に備え消化用の水を用意しておくことをお勧めします。

お灸はお話しした症状を和らげ、免疫力をUPしてくれる作用があります。
ぜひ、お灸の素晴らしさを体験してください。

最後に

この記事では、肩こり、腰痛、頭痛、冷えなど、あなたの身体に身近な症状を取り扱っています。

ただし、これらの症状には大きな病気のリスクが潜んでいる可能性がありますので注意してください。
例えば、肩の痛みではコリが原因ではなく、関節炎が生じていたりする可能性もあります。
また、心臓などの病気による痛みが肩などに現れる「関連痛」の可能性もあります。

他にも、急な頭痛には即病院へ行った方がよいような「レッドフラッグ」と呼ばれるものもあるでしょう。

痛みや症状が重かったり、長引く場合にはぜひお近くの鍼灸院を訪ねてみてください。

国家資格である「はり師・きゅう師(鍼灸師)」は日本最古の医療技術であり、全国で12万人いると言われます。意識してみると鍼灸院って、とても多いんですよ。

もちろん、症状が酷く病院が必要な場合には、適切に案内してもらえるはずです。

鍼灸の魅力を、多くの方に知っていただけますように。
では、また次の記事でお会いしましょう、バイバイ。


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