どれでも好きな本を1冊だけ−4歳(2回目)
半年ほど前に息子と本屋に行き「どれでも好きな本を1冊買ってあげるよ」ということをした。その時選んだのはウルトラマンの本だった。
買った当時はよく開いていたし、息子のウルトラマン勉強に大変役立ってくれたのだが、その後、誕生日に歴代ウルトラ怪獣メインの本3冊を買ってからはあまり開かれていない。ウルトラマンは相変わらず好きだが、新しく買った方が幅広く分厚く情報も多いので、そちらにいってしまっている感じだ。そちらの本はほぼ毎日読んでいる。息子のウルトラマン熱はまだまだ冷める気配が無い。
さて、そんなこんなで前回本屋に行ってからぼちぼち半年近く経つので、2回目をやってみてもいいのではないかと思った。
買い物ついでに本屋の前を通ると、ちょうど人が少ない。これはチャンスだ。息子と一緒に本屋に入り、「どれでも好きな本を1冊買ってあげるよ」と言った。
前回と同じく絵本、児童書コーナーへ。今回もこの中から選んでもらうこととする。
最初に息子が手に取ったのはゾロリの本だった。
「あ、ゾロリさん!」
「うん。でも、これは文字が多いからなぁ。もうちょっと大きくなってからの方がいいとは思うよ」
たとえどんな本だろうと息子が最終的に選んだのなら買うつもりだし、親の意見はなるべく言わないつもりではあるのだが。何も言わないというのも難しい。この辺、どういう塩梅が良いのだろうな。
とりあえずゾロリ本については、息子も開いて文字が大半なことを確認し、すんなりと戻していた。
その後、アンパンマンやおしりたんてい等、テレビで見て知っているものの本、家にあったり保育園で読んで知っている本を見た後、全然知らない本も開いて見ていた。息子が特に興味を持って見ていたのは『チャレンジミッケ』という本。ウォーリー系というのか、ページにたくさんの物があり、その中から特定の物を見つける本である。しかし大人でもじっくり見ないと見つけられない。興味はあるようだが自分には難しいと判断したようで選ばれなかった。
おしりたんていの本もだが、パズル系というか頭を使う本に興味が出てきたのは、前回無かった傾向である。それだけ成長したということだろう。
ウルトラマンも今やっているトリガー関係の本が何冊かあったが選ばれなかった。トリガーは好きで見ているが、とりあえず今家にある本で満足しているのかもしれない。
最終的に選ばれたのは
『おめんです』
という本。
鬼のおめんをめくると牛が出てきたりとおめんをめくるしかけ絵本である。どうやら保育園で読んだことがあるようで、内容はほぼ暗記して知っていた。0さいから楽しめる感じで書いてあり、内容もおめんをめくるのを楽しむ感じなので、4歳という年齢を考えれば幼いチョイスなのかもしれない。
しかし息子は、小さい頃から「おめん」が好きだった。お神輿や獅子舞等、お祭り関係のもの全般に好きなのだが、おめんも好きだった。『とこちゃんはどこ』という本におめん屋さんが出てくるのだが、出てくるおめんを全部指さして言わないと次に行かせてくれない。たまに「おめんやさんいきたいね〜」と言う。
本自体は年齢よりも幼い子向けかもしれないが、息子がおめんを好きでこの本を選んだのなら、まぁそれもアリかなぁと思う。帰ってから、楽しそうにペラペラめくって何度も自分で読んでいた。
前回に続き今回も、私はまず選ばない本を選んだ息子。やはり息子は別の人間だし、これだけ一緒にいても息子のことはわからないものなんだなぁ。
また半年後くらいに、第3回を開催する予定である。次はどんな本を選ぶのかな。
ではまた明日。