「中心人物(キーマン)に求めるスキル」の話
チームで仕事を進めていく上で、成功するか否かは「中心人物」にかかっている。成功しているチームには必ず「中心人物(キーマン)」が存在し、失敗しているチームには「間違った中心人物(アンキーマン)」が存在する。
「マネージャー・エース・リーダー」
まず彼らの仕事を整理してみる。
マネージャー:物事を俯瞰的にみて自分の感情に左右されず冷静に判断する存在。
エース:絶対的な力(スキル)を持っていて頼られる存在。
リーダー:チームのみんなを引っ張っていく、もしくは背中を押してチームをまとめる存在。
理想と現実
上記は理想である。感情に左右されるマネージャーもいるし、頼られるほどの力のないエースもいたり、メンバーから不満ばっかり言われるリーダーもいる。現実は厳しい。
ここで話を「中心人物(キーマン)」に戻す
「中心人物」とは「マネージャー・エース・リーダー」のスキルをバランスよく持ってる人である。つまり1つの物事を多方面から見る力・考える力を持っている人である。
しかし現実は、実力が少しある人が上に上がってマネージャーというなのリーダーになり「中心人物」とされる。
でもまとめるのが得意な訳でもないので、マネジメントができず、手を動かす仕事が減るのでスキルも落ちる。結果、自分も周りも不満しか出ない。アンキーマンのできあがりである。
理想の「中心人物(キーマン)」は?
「大丈夫だまだ焦る時間じゃない」これは大エース仙道の名台詞だが、エースとしての言葉ではない。むしろ監督やマネージャーの言葉だ。
もちろん相手の選手の一枚上を行く力や考え方を持ち、周りの選手から「あいつがいればなんとかしてくれる」と思われるくらいエースとしての力を持っていてチームを引っ張れる選手だ。
「複数の視点を持ち、周りに安心感を与えるほどの力を持つ男」つまり仙道こそがみんなが求める「中心人物(キーマン)」なのである。
結論。そんなスーパーな人は作れない。素質の問題である。