トレンダーズ外国人新卒が日本で就職を目指している「外国人学生」に 送るお手紙。


こんにちは!

南殷善(なむ・うんそん)です。
みなみではなく、ナムと読みます。
南までが苗字です!

名前に説明が必要な私は、隣の国、韓国から来ました。

トレンダーズ唯一の外国人であり、初外国人新卒です。(たぶん)
新規事業の運営の仕事をしています。



1.日本に就職した理由?

日本も好きで、海外で暮らしてみたいという漠然な憧れもあり、日本の企業文化や採用文化も好きだったので
「初めて社会人になるなら日本がいいな!☆彡」と思って日本に来ました。

とても単純です(笑)

話しはとても簡単ですが、
就活から、日本に来るまで、そして入ったときも不安なことは山ほどありました。

日本の集団に所属することは初めてなので、
・文化の違いからくる当たり前に形成される共感が私にはないことも、
・行動や言葉遣いの感覚が違うことも
(日本語で困ることはないはず、と勝手に調子乗っていましたが、ありすぎます!w)
・コロナで家族にいつ会えるかわからなくなっていることも
・文章を読むことだけでも人より2倍くらい時間が掛かる私がついていけるだろうか・・
・全然ついていけてないまま一人で孤独に何もできなかったら悲しいな・・とか
・「こんなのまで説明しなきゃいけないの??外国人採用するんじゃなかった!!マジで手間がかかるな!!」とか言われたら泣くな・・など・・
不安なところだらけでした・・・。

こんな臆病で心配性の私ですが、
運よくトレンダーズの中に仲間として入り込んできました。

4月の入社から4か月目に入った今、「私が思うトレンダーズの好きなところ」について書きたいと思います。



2.トレンダーズの好きなところ

弊社が新卒を成長させるために実施していることを紹介します。

弊社の新卒社員はそれぞれ得意分野を定期的に発信しています。

良く言われることが、「今年の新卒はそれぞれ個性が強い!」ということ。その個性を活かしてテーマを決めて、自分のタイミングで発信をしてもらっています。

社内だけの発信はもちろん、このnoteを通して発信している子もいます。
テーマはマーケティング、経済知識、心理学、難しい情報が一目で入ってくるグラレコなどなど・・

もちろん、その発信組には私もいます。

私は子供のときから美容が大好きで、社内でもそのコスメオタク力を認めてもらっているので、そんな私の発信テーマは自然に、
「韓国の美容市場について」になりました。

たとえば、始まったばっかりの化粧品ブランドがあるとしましょう。

美容大国の韓国は、その分コスメブランドも多く、消えていくブランドも多いです。その分その中から目立つためには、単純な努力だけでは難しいということです。
なのでそこで生き残っているブランドにはきっと何かしらの理由があるはずです。

したがっていつも韓国の美容市場の特徴的な動きをキャッチアップして発信するようにしています。

そしてその発信を準備しながら「仕事に直結的に役に立てる情報を入れるために『ビジネス的な目線』を意識しなきゃだな」といつも意識しています。

例えばこんな感じです。

ただのコスメオタクに過ぎなかったときには
「かわいくて、安くて、なんとなく流ってるし気になる、なぜかこのブランドはイメージがいいしほしくなる!」と思っていたことを

発信を始めてからは
「このブランドはどんなところがお客様に評価されているんだろう?その評価の要因は?」や
「A社とB社は品質は一緒なのに、なぜここまで認知度と実績が違うのだろうか?」
「私が欲しいと思うのも実はマーケティング戦略に引っかかっているのではないか?だとしたらそう思う理由はなんだ?」
などを考えられるようになりました。

人に形にして伝えるためには、まず自分がしっかり理解していないといけないので、この過程がとても勉強になります。

パワポでまとめたファイルを発信すると、先輩からいろんなリアクションが来ます。
「すごい!参考になるよ!」などのリアクションはとても嬉しくて励みになりますが、
たまには内容に関して深堀する質問がくるときもあります。

画像1

質問がくるということは情報が不十分だったということだと思うので
次回の発信を考えるときの貴重な材料となります。

そして先輩の持っている「ビジネス的目線」を学ぶ機会にもつながるのでこんな連絡をいただくととっても嬉しいです!

毎週「どんなテーマにしたらいいんだろう?」と考えることはとても大変で、時には業務多忙で勝手にパスするときもあるけれど、
私の考えで完成した資料をみてもらうこと、
社内で会う先輩に
「毎週楽しみにしているよ!」「前回資料素晴らしかった!」
と言われることはとても嬉しいです。



3.届けたいこと


私が初めて日本の来ようと思った理由は
日本の企業は「この子は何を描いているのか?」など、個人をしっかりみてくれる文化があると思ったからです。

しかし、いろんな企業を見ているうちに、
私はいつしか自分のことを「ただの外国人、ハンディキャップだらけ」
と思うようになっていました。

しかしトレンダーズはひとりひとりをちゃんと見てくれている会社です。

自分ひとりだと「覚えていくこと・慣れていくことだらけの人間」
だったものが
トレンダーズは「みんなが見れないものを見れる人」として
思ってくれています。

外国人という大きい枠(偏見)で縛られず、本質をみてもらっています。
これは学歴のような肩書で判断されないという意味でもあります。

このリンクから見れる記事に、
同期の彩ちゃんがまさに同じことを書いてくれました。


これからの自分を考えながら、不安になっているあなた。

もしこれを読むあなたが日本の企業を目指していて、
トレンダーズに興味をもってくれているのなら、

「トレンダーズは外国人としてではなく、人として、個性を尊重してくれる場所」ということを届けることが本望です。

海外生活はとても寂しいですが、どうかくじけずに頑張りましょう!

南殷善より。



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