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今日は何の日?1月1日に日本で公開された映画をまとめてみた
1月1日は1年の始まり、元旦です。ところで、これまで1月1日に公開されてきた映画には、どのような作品があるのでしょうか?ここでは年代別に同じ日付で公開された映画をまとめてみました。
誕生日や大切な記念日を調べてみると、「あの有名な作品」や「お気に入りの映画」が同じ公開日だったなんてことがあるかもしれません。その時代に思いを馳せながら、こういう形で映画に触れるのも、作品を知るきっかけの一つだと思います。
テーマ上、未見の映画もありますが、取り上げる場合はリサーチしているので、気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
※参考サイト
・公開年から映画作品を探す|MOVIE WALKER PRESS 映画
・劇場公開スケジュール - allcinema
・映画.com - 映画のことなら映画.com
■2020年~2025年公開の映画
![](https://assets.st-note.com/img/1735759783-C9LNe06KdUwtiHAsolW2MY54.png?width=1200)
【2020年】
恐怖のアンソロジー(2020年製作 / インド)
【2021年】
今求められるミニマリズム(2021年製作 / アメリカ)
劇場版 生徒会役員共2(2021年製作 / 日本)
新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作 / 韓国)
Swallow / スワロウ(2019年製作 / アメリカ、フランス)
チャ・インピョはどこへ消えたのか?(2019年製作 / 韓国)
燃えよデブゴン / TOKYO MISSION(2020年製作 / 中国)
ルーブル美術館の夜 ― ダ・ヴィンチ没後500年展(2020年製作 / フランス)
【2022年】
チーフ・ダディ2 家族で当たって砕けろ!(2021年製作 / ナイジェリア)
BanG Dream!ぽっぴん’どりーむ!(2022年製作 / 日本)
マルチプル・マニアックス(1970年製作 / アメリカ)
【2024年】
虚構の錬金術 セントラ・テック詐欺(2023年製作 / アメリカ)
【2025年】
イングリッシュ・ナショナル・バレエ団『白鳥の湖』(2024年製作 / イギリス)
DON'T DIE "永遠に生きる"を極めし男(?年製作 / アメリカ)
ロマンスは嘘から始まって(?年製作 / イタリア)
2020年~2025年の1月1日に公開された映画は15本ありました。2021年の『新感染半島 ファイナル・ステージ』は、ゾンビ・パニック『新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編です。前作から4年後という設定ですが、まるで『マッドマックス』と『バイオハザード』を合わせたような印象の映画でした。個人的には、前作の人間ドラマがなかなか面白く、まったく新しい今作の展開はやや意外でした。
そういえば、このシリーズを見て以降、韓国ではこの手のジャンル作品がとても増えた気がします。例えば、時代劇×ゾンビ『キングダム』、引きこもり×ゾンビ『#生きている』など(共にNETFLIXオリジナル)、ユニークな設定も多く、韓国のゾンビものを見つけると気になってしまう私です。
■2010年~2019年公開の映画
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【2012年】
善き人(2008年製作 / イギリス、ドイツ)
【2016年】
痴漢電車 淫コースは夢いっぱい!(2016年製作 / 日本)
2010年代の1月1日に公開された映画は2本ありました。2012年の『善き人』は、ヒトラー政権下でナチスに入党した平凡な男性が、政権の圧力や自身の道徳的葛藤に翻弄される姿を描いたヒューマンドラマです。
主演は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで有名なヴィゴ・モーテンセン。今作でも高く評価されていますが、彼の初期作品、レニー・ハーリン監督による1988年のホラー映画『プリズン』が印象に残っています。特別な作品というほどではありませんが、芯を感じさせるモーテンセンの演技と特殊メイクや特殊効果を巧みに使った丁寧な演出で、数あるB級ホラーの中でもお気に入りの1本です。
■2000年~2009年公開の映画
【2000年】
愛は波の彼方に(1999年製作 / 香港)
ジーンズ / 世界は2人のために(1998年製作 / インド、アメリカ)
NATTU(1999年製作 / 日本、インド)
ファンタジア 2000(1999年製作 / アメリカ)
【2001年】
プロデューサーズ(1968年製作 / アメリカ)
【2002年】
玩具修理者(2001年製作 / 日本)
美女と野獣(ラージ・スクリーン・フォーマット版)(1991年製作 / アメリカ)
【2003年】
ライオン・キング(ラージ・スクリーン・フォーマット版)(1993年製作 / アメリカ)
【2005年】
カンフーハッスル(2004年製作 / 中国)
【2006年】
ムシ・ワンダーランド 昆虫たちの不思議な世界(2003年製作 / カナダ)
シャークス 3D(2004年製作 / フランス)
トップスピード(2003年製作 / アメリカ)
【2007年】
伝説のヴァイキング 果てしなき探求への旅(2004年製作 / カナダ)
ミステリー オブ ナイル(2005年製作 / アメリカ)
2000年1月1日といえば、コンピューターの2000年問題が懸念されていました。当時はあらゆるシステムの誤作動や機能停止による大規模混乱が起こり、生活レベルで影響があるかもしれないなんて話もありました。どこかモヤッとした不安がありましたが、結局いつもと何も変わらない新年を迎えられてホッとしたことを覚えています。
映画に話を戻すと、2000年代の1月1日に公開された映画は14本ありました。
2007年の『ムシ・ワンダーランド 昆虫たちの不思議な世界』は、ボルネオのジャングルに生息する昆虫たちの生態を立体映像で映し出したドキュメンタリー作品です。この作品の公開時は、ちょうどアーケードゲーム『ムシキング』が大ヒットしていて、小学生を中心に昆虫ブーム真っ只中でした。まあ、いつの時代も昆虫は子どもの興味の対象ですけどね。
私は今でも緑のあるところを散歩していると、つい何かいないか探してしまいます。最近はカマキリさえ、なかなかお目にかかれないので、先日道端でハラビロカマキリを見つけて思わず童心に返りました。
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■1990年~1999年公開の映画
1990年代は1月1日に公開された映画がありません。
■1980年~1989年公開の映画
1980年代は1月1日に公開された映画がありません。
■1970年~1979年公開の映画
【1970年】
ブラボー!若大将(1970年製作 / 日本)
■1960年~1969年公開の映画
【1962年】
椿三十郎(1962年製作 / 日本)
【1963年】
海女の怪真珠(1963年製作 / 日本)
底抜け棚ボタ成金(1961年製作 / アメリカ)
売春姉妹の告白(1956年製作 / アメリカ)
【1964年】
続 拝啓天皇陛下様(1964年製作 / 日本)
東京ギャング対香港ギャング(1964年製作 / 日本)
宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年製作 / 日本)
モンローのような女(1964年製作 / 日本)
【1966年】
若親分喧嘩状(1966年製作 / 日本)
【1967年】
社長千一夜(1967年製作 / 日本)
レッツゴー!若大将(1967年製作 / 日本)
【1969年】
クレージーのぶちゃむくれ大発見(1969年製作 / 日本)
フレッシュマン若大将(1969年製作 / 日本)
1963年1月1日は、フジテレビで日本初のテレビアニメである『鉄腕アトム』が放送開始され、多くの関心を集めました。ちょうど一般家庭へのテレビの普及が急速に進み、日本映画の黄金期が衰退し始めた頃でしょうか。
そんな1960年代の1月1日に公開された作品は13本あり、そのうち11本が邦画でした。タイトルを見ると、加山雄三主演の青春映画『若大将』シリーズが2作品公開されています(1970年代の1月1日に唯一公開された映画も若大将ものでした)。このシリーズが当時人気の正月映画だったことが窺えます。
■1950年~1959年公開の映画
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【1951年】
死せる恋人に捧ぐる悲歌(1949年製作 / イギリス)
【1952年】
ひばりの 陽氣な渡り鳥(1952年製作 / 日本)
【1954年】
アーン(1950年製作 / インド)
【1956年】
宮本武蔵 完結篇 決闘巖流島(1956年製作 / 日本)
【1957年】
お転婆三人姉妹 踊る太陽(1957年製作 / 日本)
川上哲治物語 背番号16(1957年製作 / 日本)
【1959年】
空かける花嫁(1959年製作 / 日本)
1950年代の1月1日に公開された映画は7本ありました。1954年の『アーン』は、インド初のカラー映画であり、日本で初めて公開されたインド映画でもある記念碑的作品です。モノクロが主流の当時に、インドの映像技術が先端を行っていたことが分かります。
物語はタンバ国の王位を狙う王弟シャムシャーの陰謀に巻き込まれたハダ族の農夫ジェイが、許嫁を失い、仇であるシャムシャーに立ち向かう姿を描いたミュージカルです。ボリウッド映画では歌とダンスが盛りだくさんですが、すでにこの頃から取り入れられていたんですね。
350万ルピー(2017年の換算で2億6000万ルピーに相当、2024年現在の日本円でおよそ4億7200万円)という、当時としては巨額の製作費が投じられたこの映画は、日本をはじめ、世界各国で注目された作品だったようです。
■1940年~1949年公開の映画
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【1942年】
マー坊の鉄血陸戦隊(1942年製作 / 日本)
【1949年】
笑う姫君(1947年製作 / イギリス)
1941年1月1日に、映画館でニュース映画の上映が義務化されました。第二次世界大戦中の日本は、国家がニュース映画の重要性を認識し、長編映画と合わせて半ば強制的に上映していた時代です。
そんな状況下、1940年代の1月1日に公開された映画は2本ありました。1942年の『マー坊の鉄血陸戦隊』は、アニメーション制作スタジオ・佐藤線映画制作所が製作した『マー坊』シリーズの1本です。内容は少年マー坊が敵国の陣地に潜入し、重要書類を持ち帰る様子を描いているそう。
当時の海軍省後援のもと、少年たちの愛国心を奮い立たせるために制作され、シリーズの中でも特に軍国主義的な傾向が強い作品と言われています。