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18 自動車評論、について

 自動車雑誌やバイク雑誌、最近元気ありませんね。消費者のクルマ離れも影響し情報はスマホで受け取る人も増えたからでしょうね。

 ネットに掲載される情報も溺れてしまうほどあり過ぎて、どれにつかまったら溺死しないで済むのかわかりません。なかにはまるで芸能界のゴシップネタとたいして変わらないレベルの情報もありますしね。

 動画サイトを見ていてもテレビや著書等で名前が知られているかたから、一般のかた?の投稿まで、そのクルマの本質を語るというよりもいかに再生数を伸ばすこと、に注力しているような気がしてなりません。

 考えてみればあたりまえです。雑誌の多くは読者の購買料のほかに広告収入が大きなウェィトを占めるのです。裏表紙に掲載されているスポンサーのクルマの悪口を書けるわけありません。  5段階評価で「 1 」は付けられないでしょう。持ちつ持たれつの世界でしょうから。
 「自動車評論家」と言われる人たちもメーカーの広報車を借用してレビューを書くわけですから忖度が働くのも当然でしょう。
 その構造において、いわゆる「プロ」の評論家も副業として動画投稿をされているかたも内容の大きなレベルのちがいは一購読者・視聴者としては感じなくなってきました。
 新車レビューもいいですが、環境問題や税制、燃料価格の高騰などもっと役目として伝えなきゃいけないこともあるとは思うのですが。

 「本当のこと」がわからない世界で私たち消費者は何を基準に高額な買い物であるクルマ選びをすればいいのでしょうか。
 たくさん売れているが良いクルマ?
 「良い」って何? 

 「本当のこと」なんて虚像なのかもしれません。
 クルマ選びを例にとりましたが、ほかの物事、生き方だったり。あれもこれも。

 と、むずかしいことは横において今日もコンビニで立ち読みするのです。

 

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