![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12257336/rectangle_large_type_2_6ec975af6e199a27cf155f9342af081c.jpeg?width=1200)
俺のカレー
今日は大きな地震があった。地震速報もならないのに何故かと思ったら3軒先の更地に基礎工事の準備で重機が思いのたけを地面にぶつけていた。
さすがに前回の東京オリンピックは経験していないもののモスクワオリンピックは間違いなく経験していそうな我が家のアパート。耐震もくそもない。工事で揺れるんだからそれはそれはヤバイ。果たしてそんな我が家の危機にすぐさま石原プロが助けに来てくれるかと言えばそんなわけもないし、自分の胃袋は自分達で守らないといけないのである。カレーを作ろう。
うちはだいたい1週間から10日に1度はカレーを作り、消費し終わるとまた作る。たまに飽きるとミートソースだったりラタトゥイユだったりモツ煮だったり。とにかく朝夜問わずにおかずの一品として大量に作り置きをしているのだ。そんな生活も5年を過ぎてくるとそれぞれの品に磨きがかかり輝きを増してくる。食べるのは我々2人だけだからとことん2人の好みに寄せて作る。気が付くとやきとり屋でモツ煮を頼むことはなくなり、カレー屋に行くこともほとんどなくなった。特にカレーの出来は凄まじい。
そんな俺のカレーはTwitterにも書いたのだが、インド人の友達に教えてもらったアルー(じゃがいも)カレーと東京の友達に教わったシャレオツカリーにマイマムのカリーを足して3で割った後にタイへ行き、赤いきつねが緑の顔して黄色い油揚げを食っているのを横目にパンガン島のビーチでグラグラになりながら夢見心地に朝を迎えた俺のインスピレーションてんこ盛りなミーのカリーだ。
カレー魔人ことラビット関根やカレーの元祖横須賀海軍将校などに引けを取らないレベルのカレー愛好家2号にも大変好評で、すでに大手コンビニ3社が俺のカレーを商品化しようとしているとかしてないとか。
とにかく俺の、俺の、俺の話を聞けってんで5分以上は掛かっちゃうんだけど、ちょっと時間も欲しいし、貸した金は今すぐにでも返して欲しいんだけど、まずはカレーだよね。
今日は近所のスーパーで半額になっていたお勤め品の豚バラブロックをキルザプアースタイルにカットして食べる豚バラカレーにしようと思う。
材料
豚バラ肉 好きなだけ(うちはこれしか買えませんでした。)
タマネギ 大1
じゃがいも 多めに4個
3本でも人参
ひよこ豆(乾燥豆を水で戻したもの) 好きなだけ
にんにく 2かけ
小麦粉 好みで
生姜 好みで
スパイス
たくさん使うと美味しいよ!
まずはにんにくをスライスして大き目のフライパンに入れる。
次に大切なのはマスタードシード。これは大久保のネパーリーショップに行けば大抵買える。
シードを入れたら写真を早くも撮り忘れたが唐辛子の粉をいれる。
で、そのあとはクミンパウダーをドバっとフライパンへ。
クミンの香りが強いとインド感出てきていい感じだから多く入れる。ちなみにゴキブリが嫌いな匂い10年連続トップ5入りの殿堂調味料なのでガンガンいれたいところ。面倒くさかったらクミンを床にバラまいてもよいが、撒きすぎると家がスパイシーな外国人の胸の中に抱かれているのと同じになるのでボリウッドダンディ好き以外はほどほどにしておいた方が賢明。
できればクミンシードが良いんだけど面倒だしパウダーでオッケー。もちろん大久保のネパーリーショップで買えるぞ!
ネクスト!ターメリックいっとこう。これがカレーの色を作ってくれている。どんどん特攻(ぶっこ)む。
!?
ここまで投入したら↓みたいになる。既に本格派の雰囲気出てきてターリー屋やココイチくらいなら近所になくても自分の料理でカバーできてしまう。
ここに大量のオリーブ油を投入する。
大切なのは超弱火で時間を掛けて火を入れていく。間違っても中火なんかにしてはいけない。焦げるから。
ここまでくると部屋中素晴らしい香辛料の香りになる。この時点で茶わん一杯は食べてもいい気がする。ここへ玉ねぎと肉を入れる。どうせ煮込むんだしまとめて入れていい。
少しだけ火を強くしてスパイスを全体に馴染ませるようにフライパンを振って振って振りまくる。中華一番に米を入れて夜な夜な鉄鍋を振り回していたシーンがあるけどあれくらいの気構えで。
適当に切った人参とジャガイモを入れて塩と胡椒を少々。少々って本当に難しいんだけど少々入れる。そして炒める。
ここで投入するのがこのワイン。お義母さんのご兄弟、つまり2号の叔父さんがから頂いたワイン。もちろん飲めるんだけど、ちょっと我々には甘口だったのでカレーに入れる事にした。ありがとうメルシャン。
ワインの次にひよこ豆を入れる。これが美味しい。
ガラムマサラ、肉用マサラを配合したものを入れる。
2分くらい炒めたら水、ワインを更に加える。
とろみが出てきたら小麦粉を少し入れてルー感を出し、スティアでフラーイする。こっからハイドするテイストのオンパレードになってくる。ファーストはジンジャーをグレートしていく。
瓶に騙されてはいけない。これはグリーンタコソースではない。カスリメティなのだ。ティと言うけどもちろんお茶ではない。これが入ることにより、口当たりが爽やかになり後引く味にビシッと締まる感じがする。当然の如く大久保シティーネパールハードコアショップで購入可能。
ジンジャーもティもこれくらい入れる。
水を500ミリ入れて良くかき混ぜて弱火で30分。
美味しいぜ。ただ個人的には豚よりも鳥の方が好きかな。
どうも長い事読んでくれてありがとうございます。
励みになるのでいいねやフォローをお願いしまっす。
いいなと思ったら応援しよう!
![𝕋ℝ𝕖ℂ𝟙号](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8738246/profile_e6c85bf03e9e5c8414d6ea18a4b8dfee.png?width=600&crop=1:1,smart)